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Blank Space 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】

出光美術館でユートピア展を観た後、ポーラミュージアムアネックスで、「Blank Space」を鑑賞してきました。どんな内容かも予習せず行ったら、ミュージアム内にシアタールームのような部屋が出来ていて驚きました。この前までギャラリー風だったのに素早い改装です。

P1090687.jpg P1090691.jpg


【展覧名】
Blank Space

【公式サイト】
 http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/
 http://www.pola.co.jp/m-annex/exhibition/detail.html

【会場】ポーラミュージアム アネックス (POLA MUSEUM ANNEX)
【最寄】東京メトロ 銀座駅・銀座一丁目駅 JR有楽町駅
【会期】2009年11月7日(土) - 11月29日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間10分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_②_3_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
パンフレットによるとポーラ銀座ビルのファサード(ビル表面)の設計を手がけたライティング・アーキテクトの豊久将三氏による、光を使ったインスタレーション作品らしく、中の部屋で流されるという内容でした。
まず、その部屋をぐるっと周っていくと椅子があり、ここで次の上映を待つことになります。といっても、他にお客さんは1組しかいなかったので待ったのは1分くらいで、靴を脱いですぐに中に入りました。中はがらんとしていて、仕切りで区切られたブース状の席が4~5席くらいあり、その先10mくらいのところに光が映し出されます。

実際にインスタレーションが始まると、英語の説明とともに赤、緑、青の3原色が映され、部屋中にその色が広がるように見えます。その後、赤と緑を混ぜると黄色、緑と青を混ぜると空色(cyan)、赤と青を混ぜると赤紫(magenta)という説明と投射がありました。テレビの原理と同じような話ですが、全部英語で言われるとマジェンダって何色?って感じでしたw 場所柄かもしれないけど日本語で良かったのでは…? 

さて、こんな感じで3原色を紹介した後、青をずっと映した後に白(白=赤+緑+青)を見ると黄色にみえます。これは網膜が青に麻痺してしまっていて、赤+緑=黄色に見えるためです。また、同じように赤をずっと見てから白を見ると空色、緑をずっと見てから白を見ると赤紫に見えると説明され、ちょっとアナウンスしたと思ったらそこで終了します。え、もう終わり?w

ということで、理屈は知らなかったけど誰もが経験したことがある現象を取り入れた内容で興味深かったですが、5分くらいで終わりました。(体感では結構早いです。さらっと見られます。) しかし短時間でも今まで意識しなかった補色効果について実体験できるのは面白いと思います。公式サイトにはこの視覚のマジックの説明が詳しく書いてあるので、それを読んでから行くとより楽しめるかもしれません。
それと、この前オープン展示の際に行ったときもそうでしたが、ここの係員さんはフレンドリーでとても親切です。終わった後に日本語訳もいただけました。
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