HOME   »  写真  »  【国立科学博物館附属自然教育園】の案内(2019年09月)

【国立科学博物館附属自然教育園】の案内(2019年09月)

今日は写真多めです。先週、東京都庭園美術館の展示を観に行った際、隣にある国立科学博物館附属自然教育園を散策して写真を撮ってきました。

DSC04378_2019090623381208d.jpg

【公式サイト】
 http://www.ins.kahaku.go.jp/

【会場】国立科学博物館附属自然教育園
【最寄】白金台駅・目黒駅

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【感想】
空いていて快適に廻ることができました。

さて、この国立科学博物館附属自然教育園は科博に付属する自然園で、都会の中にあるとは思えないほどの広大な緑地となっています。入口はそれほど広くないのですが、奥に広がっていてゆっくり歩いて廻ると1時間くらいかかります。入口にはロッカーもあるので、荷物を預けてゆっくり回れるのも嬉しい点です。

こちらが園内のマップ。
DSC04394.jpg
池や川もあり様々な植物を観ることができます。その為、季節によって観られる花も違っていて、今回私が行ったのは9月頭の頃でした。

こちらは入口から先程のマップのある場所に向かう道。
DSC04383.jpg
早くも鬱蒼とした雰囲気となっています。大通りが近いので車の音が聞こえるのがちょっと不思議。

こちらは土塁の跡。
DSC04385_201909062338147ee.jpg
400~500年前に作られたもので、その頃この辺りには白金長者という豪族がいて、外敵や野火を防ぐために作ったそうです。

この先に先程のマップがあります。今回は池の周りを反時計回りに行くルートにしました。

こちらは池の近くにある「物語りの松」と呼ばれる巨木
DSC04399.jpg
江戸時代には讃岐守の下屋敷があったそうで、この近くのひょうたん池と共に回遊式庭園だったと考えられるようです。見事な幹で迫力がありました。

こちらがひょうたん池
DSC04403_201909062338183e4.jpg
倒木もあって山奥に来たような感じに見えますが、目黒の光景ですw 鳥の声も聞こえて自然を味わえます

こちらも池の辺り。
DSC04411.jpg
向かいの橋の辺りは水生植物園となっています。(後ほど出てきます) この辺で以前スケッチした記憶があります。

こちらは一番奥の辺りにある武蔵野植物園
DSC04428_201909062338212c9.jpg
植物園と言ってもハウスになっている訳ではなく、様々な植物が集められて立て札が立っている感じです。晩夏とは言え夏なのであまり咲いている花はありませんでしたw

何とか咲いている花を見つけました。こちらは「つりがねにんじん」
DSC04432_20190906233823093.jpg
キキョウ科の花で、8~10月頃に釣り鐘のような花をつけるのでこうした名前になったようです。健気で可愛らしい花です。

こちらは ノコンギク
DSC04440_201909062340563ce.jpg
同じキク科のヒメジオンとコスモスを混ぜたような感じに見えました。こちらも可憐です。

池の辺りをグルっと周って水生植物園の辺りに戻ってきました。
DSC04448.jpg
ここだけ観ると湿原にでも来たような光景ですw

水生植物園も先程と同じように様々な植物が集められています。こちらはミソハギ
DSC04457.jpg
お盆の迎え火をたく前にこの花で周囲に水をまく風習があり、禊(みそぎ)に使ったことから禊萩という名前になったようです。 こう見えて世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれているのだとか

こちらは大蛇の松。
DSC04465.jpg
その名の通り蛇の鱗のような木肌がちょっとキモいw これも讃岐守の下屋敷のかつての姿を偲ばせる松です。

こちらは水鳥の沼。この辺はセミの鳴き声がよく聞こえていました。
DSC04474.jpg
やけに濁っていて澱んでいました。こんな所に水鳥たちが来るのでしょうかw

最後に出入口に戻ってきました。建物内ではちょっとだけ展示物もあります。
DSC04484.jpg
こちらは園内にいる鳥たちを紹介するコーナー。ボタンを押すとそれぞれの鳴き声が再生される仕組みとなっていました。


ということで、都会の真ん中とは思えないほど豊かな自然となっていました。遊歩道をじっくり散歩するだけでも軽くハイキングに行った気分になれます。公園とはまた違った魅力のある自然園です。

関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
74位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
12位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。