HOME   »  写真  »  アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】

アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】

今回も写真多めで、タイ編の最終回です。前回に引き続きオプショナルツアーで行ったアユタヤの6大遺跡の残りや旧日本人町などについてご紹介していこうと思います。

5番目に訪れた遺跡はワット・ラチャブラナという寺院跡でした。
 公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-rajaburana/

立派な門が残った寺院となっています。
DSC_0255_enc_20191126002737b8a.jpg
ここは兄弟で王位継承で殺し合い、1424年に王となった弟が2人の兄の遺骨を収めるために建てた寺院です。

門をくぐるとこんな感じ。壁に囲まれた建物となっています。
DSC_0283_enc_201911260027469c1.jpg
ここはほとんど日本人観光客しかいなかったのですが、どうやらここを訪れる王は不幸になるといった感じの伝承があるようです。まあ建立の理由が理由だけにタイ人には人気はないかもw

少し進んだ所はこんな感じ。
DSC_0261_enc.jpg
1958年に修復したそうで、塔の形がしっかりしています。しかし直してしまったが故に世界遺産に登録されないといった話も聞きました。

塔に登って振り返るとこんな感じ。
DSC_0268_enc_20191126002741a8d.jpg
立派な建物の形を留めています。

塔の奥側にも廃墟がありました。
DSC_0267_enc_2019112600274011c.jpg
周りにも塔らしき跡もあります。

塔の中に入ることもできました。
DSC_0272_enc_20191126002743280.jpg DSC_0274_enc_20191126002744070.jpg
石室のような場所で少し展示物がありました。ここでも修復の際に多くの宝物類が発見され、今は国立博物館の所蔵となったそうです。

ここまで巡ってきた所でお昼になり、川沿いのレストランに行きました。
DSC08772_20191126003716dc0.jpg
タイ料理のバイキングをオプショナルツアーで選んだので、この日は食べ放題。早めに着いたので他のグループもいなくて快適でした。

こんな感じで色々なものが並んでいます。
DSC08773_201911260037183b0.jpg
スープとかは見た目で予測がつくのですが、デザートとかはどうやって食べるのか分からないものもいくつかありましたw

いきなり辛いのから行くと味がわからなくなりそうなので最初は安牌で辛く無さそうなものから攻めました。
DSC08781.jpg
思った通りそれほど辛く無かったので、これなら辛いのが苦手な人も十分食べられると思います。

この後、撮り忘れましたがパッタイやトムヤムクンなど定番のタイ料理も食べました。トムヤムクンはやはり辛かったですw

ここで一番美味しかったのはこちらの きしめんみたいな食べ物
DSC08782.jpg
名前は忘れましたが、肉の出汁が効いたスープが平打ち麺に絡まって非常に美味しかったです。

と、お腹いっぱいになって満足していた訳ですが、ここで思わぬ落とし穴が…。ドリンクは別料金で、炭酸水2本で140バーツ(500円程度)も取られましたw コンビニで1本9バーツなのでおよそ8倍! メニューちゃんと観ておけば良かった…w

食事の後は象乗り体験の乗り場に向かいました。
DSC_0287_enc.jpg
私は食後で酔いそうだったのでやめておきましたw 確か200バーツぐらいだったかな。

こちらが乗り場。約10分くらいの体験となります。
DSC_0293_enc_20191126002749bf8.jpg
象に乗っても象に触れる訳ではなさそうですが、仔象も一緒に付いてきたりして記念にはなりそうでした。かつてタイでは象は戦いにも使われていたそうで、現在でも野生の象も存在するようです。

その後は再び遺跡めぐりとなり、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンという寺院を訪れました。
 公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/wat-yai-chai-mongkon/

ここは1357年に初代の王がセイロンに留学中の修行僧たちの瞑想のために建てた寺院だそうです。
DSC_0305_enc_20191126002750d18.jpg DSC_0307_enc_20191126003243674.jpg
この塔は72mもあり登ることが出来ます。王様が象に乗ってビルマの王子と一騎打ちして勝ったのを記念してたてた塔なのだとか。

塔の中には仏像がありました。
DSC_0311_enc.jpg
こちらも修復されたのかな? 完全な姿で頭もちゃんとついています。

こちらは塔から降りる時の光景。
DSC_0312_enc.jpg
ここは日本人だけでなく現地のタイ人の方も多くいました。現役のお寺があるのでタイ人も訪れるようです。(廃墟のお寺は外国人ばかりです。)

そして最後にチャオプラヤー川沿いの日本人町の跡地を訪れました。
 公式サイト:https://www.thailandtravel.or.jp/japanese-settlement/

ここは16世紀始め頃に朱印船貿易で訪れた日本人が作った村の跡地で、今は記念館が建っています。
DSC_0338_enc_20191126003240068.jpg
中は展示室になっていて、撮影可能となっていました。

映像ルームでは日本語の映像を観ることができました。
DSC08818.jpg
南北に約1km、東西に200mくらいの広さで、他の外国人村と並んでいたようです。まさに国際都市ですね。

川沿いにあって、朱印船貿易の拠点となりました。海からは80kmくらい川を遡って来た所となります。
DSC08819_20191126003713336.jpg
最盛期には2000~3000人以上もの日本人が住んでいて、一大勢力だったようです。特に戦国時代末期あたりに渡った山田長政が有名で、スペインとの戦いで活躍したことが認められ王女と結婚し(※記録がないので伝説とも言われています) 大きな権力を得ました。しかし王が亡くなると後継者争いの政争で左遷され、後に毒殺されました。山田長政の死後には日本人は反乱の恐れがあるとされ日本人町は焼きうちされています。本国も鎖国してしまい日本人町の歴史も終わってしまいました。

日本に関する品も展示されていました。
DSC_0331_enc_201911260032376fa.jpg
たまに当時の品とは思えないものもあったかなw 

これは恐らく当時の町を描いたもの。
DSC_0334_enc_201911260032391a6.jpg
アユタヤの繁栄ぶりも伺えます。

外には山田長政の立像もありました。ちょっと逆光で撮影失敗w
DSC08838_2019112600371576d.jpg
オークヤー・セーナーピムックという最も高位な軍人に任命され、日本人町の頭領にも任命されました。日タイ友好の象徴とのことですが、最期は割と悲惨で酷い話に思うのは私だけでしょうか…

日本人町の直ぐ側にはチャオプラヤー川が流れていました。
DSC_0343_enc.jpg
向かいはポルトガル人村があったようです。今はいずれも影も形もありません。


ということで、タイの古都を一気に見て回ってきました。私は展示などを通じて ある程度タイの歴史を知っていたので、目の当たりにすることが出来て面白かったです。もしアユタヤに行くのであれば、簡単にでも歴史を知っておくと一層楽しめるのではないかと思います。
これにてタイ編は終了です。次回からは通常通り関東の美術館めぐりに戻ります。


タイ編(2019年11月)
 バンコク
  ワット・ポーとワット・プラ・ケオ 【タイ編 バンコク】
  ジム・トンプソン・ハウス 【タイ編 バンコク】
  バンコク・アート&カルチャー・センター 【タイ編 バンコク】
  バンコクの写真と案内 【タイ編 バンコク】
  
 アユタヤ
  アユタヤ6大遺跡めぐり 前編【タイ編 アユタヤ】
  アユタヤ6大遺跡めぐり 後編【タイ編 アユタヤ】

関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
13位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
2位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。