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【新宿】 美術館巡りルート

今日は新宿駅近辺の美術館巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした2箇所となります。また、aomaru.pngkiiromaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

この辺は意外と大きな美術館は少なく、プライベートでは<東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(SOMPO美術館)>の展示を観るために行く感じです。合わせて東口の<中村屋サロン美術館>を観ることが多いかな。他には文化学園服飾博物館なども近くにあります。また、この辺りには東京都庁展望室 北展望室もあって人気の観光スポットとなっています。




まずはゴッホの「ひまわり」で有名な東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館です(SOMPO美術館)についてです。

<東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(SOMPO美術館)>

32182412_100653573.jpg

【公式サイト】
 https://www.sjnk-museum.org/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
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【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による

【特徴】
こちらは今まさに変化しようとしている美術館で、2020年5月28日から現在のビル42階→隣接する敷地へと移転し、名前も「SOMPO美術館」へと変更されます。ここと新橋のパナソニック汐留美術館は名前がコロコロ変わるので覚えるのが面倒なくらいでしたが、今度は覚えやすくなったかなw(1つ前は 損保ジャパン東郷青児美術館でした。企業の合併などで変わるのが厄介だった) 館名から東郷青児の名前が消えるのは残念ですが、東郷青児をはじめ日本人の洋画家を中心としたコレクションがあり、FACE展という公募展も毎年行われています。また、ここのコレクションで特に有名なのは1987年に世間を騒がせたゴッホの「ひまわり」です。当時のレートで58億円で落札されジャパンマネーの象徴として大きな話題となりましたが、最近のオークションでゴッホは80億近い値がついているので 結果的にはかなりお得な買い物だったと考えて良いんじゃないかとw 他にもセザンヌ、ゴーギャンの名作があり3点合わせて常設されていました。常設では東郷青児に加え、素朴なグランマ・モーゼスの作品も少数ながら入れ替えを行って展示されていて、企画展の後に1部屋だけ設けられている感じでした(移転後はどうなるかまだ分かりません)
企画展の傾向としては、年初は公募展があり 4月以降あたりから絵画展が多いように思います。特に近代洋画に強いかな。良質な展示が多く首都圏でも主要な美術館の1つだと言えます。ミュージアムショップはあまり広くなかったけど、移転後は2階の大半のスペースを割くようなので期待できそうです。一方、42階の頃は眺望の良い場所に休憩スペースがあって 東側の様子がよく見えたので これが観られなくなるのはちょっと残念。もう既に移転前の展示は終了しているので、5月末のリニューアルオープンが楽しみな美術館です。




続いては損保ジャパンからは線路を挟んで東口にある中村屋サロン美術館についてです。

<中村屋サロン美術館>

DSC01499.jpg

【公式サイト】
 https://www.nakamuraya.co.jp/museum/

【鑑賞時間目安】
 0時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展のみ

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし(販売コーナーがあったかも?)

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可

【特徴】
こちらは新宿のアルタの近くにある小さな美術館で、この地で明治末から大正、昭和初期にかけて多くの芸術家・文化人たちが集った「中村屋サロン」のメンバーに関する展示をよく行っています。2014年に中村屋の建て替えで出来た美術館なので まだそれほど知られていないのか新宿の駅前にありながら空いていることが多いです。外見は普通の雑居ビルみたいところのエレベーターで昇っていくので、見つけづらいというのもあるかなw 荻原守衛、中村彝、會津八一、高村光太郎などのコレクションがあり折々のコレクション展で観ることができます。また、企画展では現代の作家を紹介することもあり展示によってガラッと雰囲気が変わるように思います。部屋は大きく分けて2部屋程度なので30分くらいでさっくり観られるので、気軽に寄ることができます。開館時間も19時までの日が多いので、何かの用事の帰りや飲み会までの時間調整に寄ってみるのも良いかもしれません。

ちなみにこのすぐ近くにコニカミノルタプラザというギャラリーがありましたが2017年に閉鎖してしまいました…。残念。



新宿で他に見所になりそうなのはaomaru.pngkiiromaru.pngで示したスポットです。

まず青で示した「文化学園服飾博物館」は服飾に関する展示を行う博物館で、服飾の歴史や最新のモードなど様々な企画展が開催されます。私はかなり長いこと行っていませんが、ここはぐるっとパスの提示で企画展も観られるのでお得です。ファッションに興味がある方には面白いと思います。

この辺で最も多くの観光客が訪れるのは「東京都庁展望室 北展望室」でしょうか。何せ無料で登れる展望室なので外国人にはスカイツリーよりも人気かもw また、都庁のすぐ近くでちょっと通好みなアートスポット?としては京王プラザホテルがあります。ここは剣持勇が全体デザインの指揮を取ったホテルで、加山又造や造園家の深谷光軌なども関わっていてあちこちにアートの要素があります。特に41階のインペリアルスイート・ルームはその粋を集めた部屋らしいですが、流石にそこは入ったことがないので私も未知ですw まあ、宿泊しないでも観られる場所はあるので、食事などとともに楽しむのも良いかと思います。

あと、オマケとして損保ジャパン美術館から都庁に向かう途中に「LOVEオブジェ」があります。ロバート・インディアナの有名作品で この辺りのシンボル的な場所なので、一度は観ておきたいオブジェです。


ということで、主に新宿西口から都庁方面に点在している感じかな。東口・南口には新宿御苑があるので、そちらもルートに入れてみるのも良いかと思います。買い物などとも組み合わせることのできるルートです。 

おまけ:
他に損保ジャパン美術館の北側辺りには昔はロック関連のCD屋さんが沢山ありました。私はメタラーなのでそこでジャケ買いしたりするのも楽しみだったんですが… 今は昔ほどの勢いはないかも。東口のユニオンとかもたまに行く程度になりました。 また、新宿駅南口から新宿御苑に向かう途中には世界堂とか競馬のWINSもあって、私としてはアートとメタルと競馬を満たしてくれる街ですw
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