関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

【王子~西ヶ原~駒込】 美術館巡りルート

今日は王子~西ヶ原~駒込 周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした3箇所となります。また、kiiromaru.pngaomaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

王子駅前にある飛鳥山公園には<紙の博物館><北区飛鳥山博物館><渋沢史料館>の3つの美術館が並んでいて、渋沢史料館には庭園もあります。また、王子駅の北側にはお札と切手の博物館もあって、意外と美術館・博物館の多い地区です。さらに南北線で隣の西ヶ原駅の周辺には旧古河邸 大谷美術館があり、さらに駒込まで行くと六義園や東洋文庫ミュージアムがあります。このルート上の王子~飛鳥山~旧古河庭園~駒込駅はバスも走っていて、距離は長めですが巡りやすいコースです。




まずは飛鳥山の3つの博物館の中から紙の博物館をご紹介。

<紙の博物館>

P4073498.jpg

【公式サイト】
 https://papermuseum.jp/ja/

【鑑賞時間目安】
 0時間40分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 2020年参加 恐らく入館できる券種

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可

【特徴】
王子は王子製紙王子工場があった地で「洋紙発祥の地」でもあることから、ここでは紙に関する様々なことが学べるようになっています。常設展では紙の歴史や製造工程を学べる他、紙漉き体験などもあるようです。企画展に関しても紙をテーマにしたものが大半で、和紙/洋紙の他に金唐革紙のような貴重な品まで深く紹介されています。紙というテーマに絞っているだけあってかなり専門的な感じもしますが、紙は身近なものなので予想以上に楽しめる博物館です。




続いて紙の博物館のお隣にある北区飛鳥山博物館についてです。

<北区飛鳥山博物館>

1132500644_2.jpg

【公式サイト】
 https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/

【鑑賞時間目安】
 0時間40分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 あり

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 2020年参加 恐らく入館できる券種

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による。庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
ここは地域に根ざした地元の博物館と言った感じで、1階が常設 2階が企画展、3階にはアートギャラリーとカフェもあります。いずれも北区に関する内容が多いですが、常設ではこの辺の歴史を縄文時代から模型・再現・映像・実物などを使って紹介しているので割と見応えがあります。荒川の生態の展示などは他には無いかも。企画展は北区がらみではあるものの、方向性はかなり幅広く行われています。中でも春は江戸時代の浮世絵や絵巻が展示されることが多く、これはこの飛鳥山の地が江戸時代からの桜の名所であることに由来しています。私は基本的にここに行くのは桜の季節なので、いつも浮世絵を観ている気がしますw 桜の季節に行くとカフェは超満員なので入ったことは無いですが、ランチメニューもあるようです。この辺は食べる所が少ないので飛鳥山の3館を訪れる際にはこの博物館で休憩するのも良いかもしれません。



3館の残り1館は渋沢史料館です。

<渋沢史料館>

1132678818_113.jpg

【公式サイト】
 https://www.shibusawa.or.jp/museum/

【鑑賞時間目安】
 0時間40分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 不可。庭園部分はルールを守れば可能

【特徴】
こちらは2024年度上半期から1万円札の顔となる渋沢栄一が住んでいた地で、旧邸「曖依村荘」の跡に建てられた史料館です。今までは渋沢栄一って誰?って方も多かったと思いますが今まさに注目を集めていて、史料館もリニューアルしているようです。常設と企画展があり、いずれも渋沢栄一の偉業について取り上げていて、かなり詳細な内容となっています。言動やエピソードが沢山紹介されているので、2021年に予定されている渋沢栄一が主人公の大河ドラマ『青天を衝け』の人気次第では聖地的な場所になりそうな予感です。企画展も常設の延長みたいな感じですが、雛人形や五月人形は恒例の展示となっているように思います。(毎年やっているわけではないようですが)

そしてこの史料館に隣接した所に庭園があり、庭園内には青淵文庫と晩香廬という建物があります。

こちらが青淵文庫
1940461_2057506889.jpg
書庫だった場所で、ステンドグラスやタイルにこだわりを感じさせます。

続いて同じ敷地にある晩香廬。
1940461_1799962872.jpg
こちらは内部公開している日もあります。詳しくは公式サイトで確認して頂ければと思いますが、以前は曜日が限られていました。
 参考リンク:晩香廬・青淵文庫公開カレンダー

ということで、今後の人気上昇が予測される史料館です。今年の花見は飛鳥山に行ってついでに3館制覇と考えていたのですが、コロナで行けずじまい…。残念ながらリニューアルオープンも先延ばしになってしまいました。ブームが来る前に行っておきたい所ですw



ちなみに飛鳥山はやはり桜が有名です。近くでモノレールや都電などちょっと変わった鉄道に乗れるのも魅力かなw
 参考記事:飛鳥山公園の桜 2012

王子には他に東口の方に お札と切手の博物館もあります。かなり久しく行っていないので記事はありませんが、ここも常設と特別展があり、珍しいお札や切手が並んでいて楽しめると思います。




飛鳥山から南に向かって1kmほど行くと旧古河庭園があります。


こちらが旧古河邸の外観。戦前の古河財閥の当主の家で、設計は巨匠ジョサイア・コンドルによるものです。
DSC_9001.jpg
ここは洋風の庭と和風の庭があり、特に約バラ園が有名です。100種200株も咲くそうで、バラの季節には音楽会や売店も出るフェスティバルも開催されたりします。 また、以前は内部見学のツアーに参加するのにハガキで応募していましたが2019年からは当日でも入れるようになりました。(ただし撮影禁止でルートもツアーに沿ったもののみ) ガイドさんによっていかにジョサイア・コンドルの設計が素晴らしいかを説明してもらえるので、建築に詳しくない方も楽しめると思います。また、1階の食堂・応接室を喫茶室としているので、カフェとして利用すると贅沢な気分になれるはずw ガイドさんは雪の日も景色が良いと言っていましたが、バラの季節が見頃な施設です。
 参考記事:
  旧古河庭園 外観の写真
  旧古河庭園 内部

旧古河庭園をさらに南下し、駒込駅を越えると六義園もあります。
DSC_0035.jpg
こちらは柳沢吉保が開園した回遊式庭園です。側用人の柳沢吉保と聞くと ろくでもない政治屋のイメージですが、実は文化人だったそうで六義(むくさ)とは中国の「毛詩」に因んだ名前のようです。(詳しくは参考記事をご参照ください) 今でも美しい庭の風情があり、枝垂れ桜や紅葉の時期にはライトアップも行われます。もちろん、その頃が特に見頃となりますので、時期を狙って行くと良いと思います。
 参考記事:
  六義園 庭園内の写真

さらに六義園の隣には東洋文庫ミュージアムもあります。ここは本のミュージアムで、常設と企画展が行われています。小岩井農場と共同のレストランもあって綺麗なので、六義園と併せて訪れるのも良いかと思います。


ということで、専門的な博物館と歴史的建造物が集中しているルートとなります。割と一本道なので、行く場所と順序を決めると効率よく回れるかな。ちょっとマニアックな感じはありますが、奥深く未知の体験ができると思います。

関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト

全記事の一覧リンク

カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。

<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~ 
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション

<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス

<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
32位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
4位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。