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【銀座~京橋】 美術館巡りルート

今日は銀座~京橋 周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。この辺は無数に見所があるので、前回ご紹介した新橋付近から次回以降にご紹介予定の日本橋や有楽町などのスポットと分割してご紹介して参ります。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした3箇所となります。また、kiiromaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

この辺りは画廊やギャラリーが多いのですが、それらは割愛して企業ギャラリーに絞ると<ポーラ ミュージアム アネックス><LIXILギャラリー>あたりが面白い展示を行っています。LIXILギャラリーの隣には警察博物館、京橋駅辺りには<国立映画アーカイブ>など、専門博物館もいくつかあります。
それ以外のアートスポットとしては最近オープンしたGINZA SIXの中にあるインスタレーションや、アントニン・レーモンドの設計による教文館、銀座のランドマーク的な存在の和光時計台、古い建築が魅力のMUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignなども見所になりそうです。

南から北に向かう順でご紹介していこうと思います。




まずはポーラ美術館の別館となるポーラ ミュージアム アネックスについてです。

<ポーラ ミュージアム アネックス>

P1080490.jpg

【公式サイト】
 https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

【鑑賞時間目安】
 0時間20分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展のみ

【併設のカフェ】
 無し

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加。無料

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による

【特徴】
こちらは化粧品メーカーのポーラのギャラリーで、企画展のみ行われていて無料で観ることができます。ポーラは箱根にもポーラ美術館を持っているので、アネックスと呼んでいるのはその為だと思われます。しかし方向性は箱根とはだいぶ異なっていて、こちらは主に現代アートを中心とした展示が行われます。(ごく稀に箱根のコレクションの一部を展示することもあります) それほど広くない1フロアなので20~30分程度で観ることができますが、個性的な作家の展示になることが多いので予想以上に見応えがあったりします。若手育成の助成を行っているようで、それに関する若手芸術家の展示も行われ、新進気鋭の最前線を観られる感じです。
ここはミュージアムショップはありませんが、展示によってはグッズが売られることもあります。また、カフェも無いけど1つ下の階のHIGASHIYA GINZAなど良いカフェはこの辺は多いと思います。




続いては銀座の北端から少し京橋に向かった所にあるLIXILギャラリーについてです。

<LIXILギャラリー>

DSC02948.jpg

【公式サイト】
 https://www.livingculture.lixil/gallery/

【鑑賞時間目安】
 0時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展のみ

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加。無料

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による

【特徴】
こちらはリクシルが運営しているギャラリーで、企業再編以前はINAXのギャラリーでした。展示室は小さいながらも3つあり、建築や家具、日用品などをテーマにした展示と、陶器に関するミニ個展、現代アートの展示 と言った感じで3つのミニ展示が同時開催されています(会期によっては3つ揃わないこともあります) 特にメインの展示は割とマニアックで博物的な内容になることもあり、ミニ展示と言っても情報量が多いのが特徴かな。テーマの選び方や掘り下げ方が独特で面白いギャラリーです。先程のポーラミュージアムからもほど近いので、毎回合わせて訪れています。

このリクシルギャラリーの目の前には警察博物館もあります。最近リニューアルされて綺麗になって、中も体験型の展示が増えました。警察の活動がよく分かる展示で子供だけでなく大人も楽しめる内容となっていますので、1度は訪れてみても良いかもしれません。




もう1つ、この辺には国立の博物館もあります。

<国立映画アーカイブ>

P1110262.jpg

【公式サイト】
 https://www.nfaj.go.jp/

【鑑賞時間目安】
 2時間00分程度

【過去の展示】
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【企画展・常設】
 企画展・常設ともにあり

【併設のカフェ】
 なし

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり(かなり小規模)

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 2020年参加 券種不明

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 常設は概ね可能。企画展は展示による

【特徴】
こちらは国立の博物館で、2018年3月までは東京国立近代美術館フィルムセンターでしたが独立して新しい組織となりました。その名の通り国内外の映画や映像を扱う施設となっていて、長瀬記念ホール OZUでは映画上映も行われます。勿論、名画ばかりですが映画の歴史に相当詳しくないと知らない作品が多いかも…。ここで古い名画を発見するということも多いのではないかと思います。
7階は展示室になっていて、常設と企画展がくっつくような感じで展示されています。映写機や撮影機材の歴史や、過去の名作に関する品が並び、実際に名場面を映像で観ることもできます。企画展は名優や名画を特集したものが多いかな。当時のパンフレットやポスターなども並んだりしてファンには嬉しい内容だと思います。映像をじっくり観ていると、何時間でも観ていられそうです。
ここもカフェやショップはなく若干のグッズ販売がある程度です。上映当時のグッズの展示を観た後だけに復刻が欲しいのになあ…なんて思ったりするんですけどねw
ということで、ここは映画好き(特に古い映画が好きな方)向けの施設です。



その他にkiiromaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

この辺はいくらでも見所があるのですが、特に有名なのは和光時計台でしょうか。この辺のシンボル的な存在で、1階のショーウィンドウや6階の和光ホールではアート作品が展示されることがあります。また、最近できたGINZA SIXもアートに凝っていて吹き抜けにはインスタレーションが展示されるなど、館内の様々な所に美意識が感じられます。
この辺は建築も面白いものがありますが、意外と知られていない所では教文館はアントニン・レーモンドの設計によるものです。割と普通の外見ですが、内装に時代を感じさせるものがあったりします。 教文館の中でもごく小規模な本の展示なども行われるので、立ち寄ってみるのも良いかもしれません。あとはMUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignはギャラリーにもなっている近代建築で、90年前の佇まいを今に残しています。こちらも現代アートと建築の両面が楽しめるので面白いスポットだと思います。

と、いうことで狭い範囲に多くのスポットが点在しています。これ以外にも杉原千畝 Sempo Museumや私設の美術館など色々ありますが割愛します。前述の通り画廊なども多いので、自分なりにルートを探してみるのも楽しいかもしれません。

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