HOME   »  美術館巡りルート  »  【横浜(前編)】 美術館巡りルート

【横浜(前編)】 美術館巡りルート

今日は横浜周辺のアートスポット巡りについてのご紹介です。横浜はアートスポットが無数にあり 紹介しきれないほどなので、前編・後編に分けてご紹介していこうと思います。

ご紹介するのはこちらの地図のakamaru.pngでポイントした2箇所となります。また、kiiromaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

横浜駅以北はあまり見所はないので横浜駅から南下していくと、まずは横浜駅に隣接した そごうの中に<そごう美術館>があります。そこから数百メートル南下すると<原鉄道模型博物館>があり、みなとみらい線の新高島駅の周辺には他にみらい美術館とS/PARK Museumがあります。また、みなとみらい駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設もあり、みなとみらい線でハシゴしやすいルートとなります。(肝心の横浜美術館は後編でご紹介予定です)



まずは横浜駅にほど近い そごう美術館についてです。

<そごう美術館>

【公式サイト】
 https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

【鑑賞時間目安】
 1時間30分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 企画展のみ

【併設のカフェ】
 なし(同じ建物内にカフェあり)

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 あり

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 2020年参加 恐らく割引の券種

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 展示による

【特徴】
こちらはその名の通り そごう の中にある美術館で、企画展のみとなっています。デパートの美術館の中でもクオリティの高い展示が行われる傾向で、巡回展も多いかな。たまに院展などの団体展も行われていて、本格派です。それ以外の展示の傾向はかなりバラバラで、近代が多めというくらいしか特徴はないと思います。公式サイトでスケジュールを観ても2ヶ月先くらいまでしか載っていないので、先々のスケジューリングがしづらいのが難点です。
施設に関しては普通のビルのフロアの一角なのであまり美術館っぽい風情はないけど、その分利便性が良くて横浜駅からずっと屋内を通って訪れることができるのが嬉しいw カフェは無いものの、同じフロアやデパート内にお店があるので特に問題ないかな。ミュージアムショップはそれなりに揃っているので安心です。

ということで、華やかさは無いものの しっかりとした展示を行っている印象の美術館です。横浜駅からも近いので、他のスポットと組み合わせやすいと思います。



続いては新高島駅近くの三井ビルディングの2階にある原鉄道模型博物館についてです。

<原鉄道模型博物館>

DSC04354.jpg

【公式サイト】
 https://www.hara-mrm.com/

【鑑賞時間目安】
 1時間00分程度

【過去の展示】
 記事一覧はこちら

【企画展・常設】
 常設+小規模な企画展あり

【併設のカフェ】
 なし(同じ建物内にカフェあり)

【近くのカフェ】 ※古い記事の場合、閉店/移転していることもあります
 記事一覧はこちら

【ミュージアムショップ】
 なし

【ぐるっとパス】 ※記事にした当時の情報です
 不参加

【館内撮影可否】 ※詳しくは館員さんにご確認ください
 ルールを守れば可能

【特徴】
こちらは原信太郎 氏という鉄道愛好家が自ら収集・制作した鉄道関連のコレクションを展示している博物館で、特に鉄道模型やジオラマが見所となっています。原信太郎 氏は子供の頃から鉄道好きで歴史的な列車の一番切符(新幹線の開業当時の一番切符など)を取得したり、自作で鉄道模型を作ってしまうような人物だったようで、個人で集めたとは思えないような貴重な品々が常設されています。模型に関しても日本だけでなく海外の数少ないものや、美しい名車の1番ゲージ(NゲージやHOゲージより大きい)が展示されていて鉄道好きほど驚きが多いのではないかと思います。

例えばこちらはペンシルバニア鉄道 S1形
DSC04418.jpg
アール・デコ的な美しい流線型が魅力です。素材感もリアルで大きいので見栄えがします。

そして極めつけがこちらのジオラマ
DSC04469.jpg
30m×10mもの広さがあり、1/32スケールとなっています。時間が経つと夜になるなど、細部まで凝りに凝ってます。

これ以外にも横浜駅をテーマにしたジオラマもあり、鉄道模型に関しては鉄博に勝るとも劣らないクオリティとなっています。

ただ、ここにはカフェやショップは無いので、階下のお店などを利用したほうが良いかな。1階に模型屋さんの天賞堂があるので、展示を観た後に寄ってみるとつい欲しくなりますw(ここがミュージアムショップの代わりなのかも)

ということで、鉄道好きや子供に大人気のスポットとなっています。先程のそごう美術館や横浜美術館にも近いので、ついでに寄ってみるというのも良いかと思います。



その他にkiiromaru.pngで示した周辺で見どころになりそうな場所についてもご紹介していきます。

原鉄道模型博物館と同じく新高島駅の近くには みらい美術館とS/PARK Museumがあります。

みらい美術館はガラス作品を主体にしたコレクションを企画展で展示していて、ラリック、ガレ、ドーム兄弟などアール・ヌーヴォーのコレクションが充実しているように思います。優美で可憐な作品ばかりなので、アール・ヌーヴォーが好きな方は是非訪れてみることをお勧めします。

S/PARK Museumは資生堂が運営する体験型のミュージアムで、化粧品やファッションに関するテクノロジーを紹介しているようです。ここには行ったことがない(日曜が定休なので…w)ので詳細は分かりませんが、実験や映像などを通して紹介してくれるようです。先進的な建物でカフェも併設しているようで、入場は無料らしいのでいずれ訪れてみたいと思います。

さらに南下して みなとみらい駅に行くと、駅直結のMARK IS みなとみらい の中にはセガが運営するオービィ横浜という体験型のエンタメ施設があります。こちらは以前は映像や体験機器が主体でしたが2018年にリニューアルして今は動物と触れ合ったりアクアリウムなどのアトラクションもあるようです。強風や極寒の体験部屋などを通じて地球環境を考えるような感じで、子供から大人まで楽しめます。割と遅い時間までやっているのですぐ近くの横浜美術館を観終わった後に寄ることもできるのが良いかな。リニューアル後はまだ行っていないので、私も折を見て再訪してみたいと思っています。


ということで、横浜の中ではそれほどスポットが無さそうなエリアでもこれだけ見所がありますw 明日は横浜美術館から南に向かってご紹介の予定ですが、スポットが多すぎて紹介しきれないと思います…
関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
60位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
7位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。