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《最果タヒ》 作者別紹介

今日は作者別紹介で、独特なセンスで注目を集める若手の女性詩人 最果タヒ(さいはて たひ)氏を取り上げます。学生時代からブログで詩作を始め、SNSなどで話題となり21歳の最年少で中原中也賞を受賞しました。漫画家やイラストレーターと共作した作品もあり、詩集を発表すると異例の部数を記録しています。2019年には横浜美術館での個展、2020年には さいたま国際芸術祭2020や大都市での個展など今まさに注目を集めるアーティストです。今日も過去の展示で撮った写真とともにご紹介していこうと思います。

最果タヒ 氏は1986年に兵庫県神戸市で生まれました。2004年にインターネット上で詩作を始めブログを開始します。2005年からは現代詩手帖(思潮社)の新人作品欄に投稿を始め、翌年には第44回現代詩手帖賞を受賞しています。そして2007年に第1詩集『グッドモーニング』(思潮社)を出版すると、これが第13回中原中也賞を受賞しました。さらに2009年から別冊少年マガジン(講談社)創刊号から詩の連載『空が分裂する』を開始し、各回で絵を漫画家やイラストレーターが担当しています。2012年からは別冊少年マガジンで連載小説『魔法少女WEB』を開始するなど、活躍の幅を広げています。また、現在でもtwitterや公式サイトで情報発信を続けられていて、独特の詩をwebで楽しむこともできます。
 twitter:https://twitter.com/tt_ss
 公式サイト:http://tahi.jp/

近年では美術館での個展も開催されるようになり、2019年には横浜美術館、2020年には大阪パルコなど4会場で個展が開催されています。今日はその2019年の展示を振り返る形で、当時の記事で使わなかった写真を追加しながらご紹介してまいります。なお、作品名や解説などは特にありませんので私の簡単な感想のみとなります。
 参考記事:氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。 ―― 最果タヒ 詩の展示 (横浜美術館) 

こちらは当時の会場風景
DSC03914.jpg
この時は詩の森のような感じで展示されていました。

最果タヒ氏の詩は読点で終わるものが多くて、他のパネルと繋がっているのかと思ったのですがそうでもなかったかな。

例えばこちら。
DSC03909.jpg
それは過冷却水じゃないだろうかと考えてしまう私には詩を解する心が無いのかもw

中途半端な感じで終わるのは、読み手が詩の空白を埋めることで詩が完成するという意図があるようです。

こちらも気になるところで終わる作品。
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美しくなれないのか、なりたくないのか… 打ち消し語で終わると言葉の背景が気になりますね。

一方でこんな作品も。
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え、そういうこと?w この2つを繋げて考えてはいけないのかもw

ちょっと毒のあるような作風も特徴かな
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サディスティックなのかマゾヒスティックなのか。

一方で生活感のある作品もあります。
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これをやってたらなんか嫌なことでもあったのかと心配しそうw

こちらは生活感がありつつ哲学的な感じ
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牛乳好きなのかな?w やや後ろ向きな雰囲気

こちらは文章になっている長めの詩です
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儚い印象と内向きな雰囲気があるように思えました。

こちらも長めの作品
DSC03915.jpg
ロマンティックで情熱的な印象を受けるかな。2人だけの世界みたいなイメージ?

こちらも長文。当時の会場もこんな感じで明暗が強めであえて読みづらくしているようでした。
DSC03918_20190401231111758.jpg
恋人たちについて詠っているようで、愛が信仰の対象となり余計に孤独になった という部分がなるほどを思ったり。

こちらは気になるパワーワードw
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気分どん底って感じがヒシヒシと伝わってきます。

こちらも何があったのかちょっと心配になるワード
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こういう時あるよな…と共感してしまうのが流石ですね

こちらは深くて胸に来ました
DSC03913.jpg
確かに絆というのはいつも何処かで作られ続けていますよね。

こちらは4つとも気になった作品
DSC03920.jpg
割とストレートで平易な言葉を使っているのも特徴なのかも

これも非常に気になりますw
DSC03923.jpg
言霊的な怖さがありましたw

こちらも意味は分からないけどインパクトのある作品。
DSC03925.jpg
言葉の裏の物語を想像させます。

こちらもドラマチックな雰囲気の作品。
DSC03927_202108050124441cf.jpg
好きな人でも探しているのでしょうか。不安な気持ちも含まれているように思います。

こちらはセットで面白かった作品。
DSC03932.jpg
水族館で魚を観て美味しそうって言う人を思い出しましたw どういう意味でこういう詩を書いたのか気になります。

たまに謎の詩もあったり
DSC03929.jpg
環境問題の話?と思うのは考えすぎでしょうかw この一種変わったセンスが面白い


ということで、独特の世界観の詩を作られています。ネットから生まれたというのも新世代っぽいし、観られる機会も増えてきていますので今後の動向に注目したいアーティストです。
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