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【江戸東京博物館】の案内 (江戸編 2009年12月) 

いけばな展を観た後、江戸東京博物館の常設にも行ってきました。ここはバブル時代に計画された博物館であるせいか、金のかかった感じのスケール感ある再現コーナーなどがあって面白いです。また、基本的に写真OKで、場所によってはフラッシュもOKだったりして、太っ腹な博物館です。
 常設展公式サイト:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/index.html

かなり写真を撮ってきたので、今日は江戸東京博物館の江戸っぽい部分をご紹介します。(絵画作品や東京っぽい部分はまた次回以降に分割します。)

地図。常設は6Fからはじまり5Fに下っていきます。だだっぴろくて家が何件も丸ごと入っている豪快さですw
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原寸大の日本橋の再現がお出迎え。
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橋の先では企画展示で、「将軍綱吉と元禄の世 -泰平のなかの転換-」を開催していました。じっくり観たら30分くらいかかるんじゃないかな (ここは写真禁止)
 会期:2009年12月15日~2010年2月7日
 公式サイト http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2009/1215/1215.html
メモを取らなかったので詳しい感想は割愛します。生類憐れみの令で犬公方のイメージしかなかった綱吉ですが、かなりの文化人で、驚くほどに絵画などに長けていました。予想以上に楽しめる特別展です。
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常設に戻ります。 この博物館には体験型の展示品(再現)なども多いです。これは籠に乗ることが出来ます。
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精巧にできたミニチュアが多いのもここの特徴。これは寛永の大名屋敷の模型。
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これは江戸城の門だったかな。京都の二条城で観た唐門みたいな門でした。
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江戸城の本丸御殿 表・中奥のミニチュア。屋根の構造がよく分かります。
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6Fは企画展示とミニチュアくらいで、5Fがメインとなります。5Fは紹介しきれないほど様々なものがあります。

5Fの第2企画展示室では「旗本がみた忠臣蔵 -若狭野浅野家三千石の軌跡-」をやっていました。ここもじっくり観たら30分くらいかと。(ここも撮影禁止です)
 会期:2009年12月12日~2010年2月7日
 公式サイト:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2009/1212/1212.html
ここもメモがない上、閉館5分前にちらっと見ただけなので感想は割愛。忠臣蔵が好きな人にはたまらない展示になっているとは思いました。
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5Fの最初の方は江戸時代の風俗についてのコーナーになっています。
これは実物大の模型を使ったお産についての説明です。横になると頭に血が上るという迷信が合ったようで、妊婦が奥のほうで上半身だけ起きているのが見えます。この体勢で1週間だったそうです。めっちゃきつそう。
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これは長屋の生活を再現したもの。その様子よりもむしろ、実物大で再現してしまう所にバブル時代の豪気さを感じさせますw
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火消しのコーナーの纏(まとい) これを持ち上げる体験コーナーもありました。
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この博物館は当時の様子を伝えるボード説明が結構面白いです。
左は火消しの受け持ち地域の様子、右は江戸町人の人口構成。
他にも職業世帯数や大工の年収の使い道などの説明もあり、興味深いです。
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この辺は当時の風俗がわかる浮世絵などもありましたが、それはまとめて次回以降にご紹介しますので今日は割愛

左は小判、右は足踏み式水車。一言で江戸の風俗といっても多岐に渡って紹介されていて、テーマがよくわからないのはご愛嬌w
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三井越後屋江戸本店のミニチュア。これもかなり精巧にできていて、横から覗くと内部が見られます。
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お御輿
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左は菱垣廻船の1/10サイズの復元。右は日本橋周辺のミニチュアかな。水運もかなり発達していた様子が伺えます。
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吉原のコーナーもありました。これは遊女の平均的な1日のスケジュール。かなりハードです。睡眠時間が3時間くらいしかない。
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遊女の人口と明治時代の写真。ここには遊女の日常に関する展示が並び、その悲惨さもわかる内容となっていました。
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これぞ江戸博の極み! 芝居小屋・中村座の原寸大の再現です。建物の中に街がありますw
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原寸大の舞台で江戸歌舞伎「助六」を演じる人形達。市川団十郎と書いてあるのが見えます。
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ということで、巨大な建物を使った街のような展示ルームになっています。もうこんな博物館作れないんじゃないかなw これ以外にも紹介していないものはかなりありますので、行ったことが無い方は一度観に行くと驚くかと思います。

次回は展示されている浮世絵などの絵画作品をまとめてご紹介しようかと思います。
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