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【長泉町井上靖文学館】の案内 (2021年10月)[三島編]

前回ご紹介したベルナール・ビュフェ美術館を観た後、向かいにある長泉町井上靖文学館も観てきました。

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【公式サイト】
 https://www.town.nagaizumi.lg.jp/soshiki/syogai/3/2/inouemuseum/7695.html

【会場】長泉町井上靖文学館
【最寄】三島駅 (無料送迎バスで約25分)

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

長泉町井上靖文学館はベルナール・ビュフェ美術館の正面50mくらいのところにあります。
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ちょっと石段を登っていくのが大変かもw

最近リニューアルしたばかりらしく結構綺麗な外観です。
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ただ、リニューアルで長泉町が運営するようになったらしくクレマチスの丘の共通券には入っていないので別途200円の入場料がかかりました。

館内は入口だけが撮影可能です。
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1階が展示室、2階が図書室となっていて、長泉町の人は無料らしいので一種の図書館のような存在なのかも?
 
私が行った時は企画展「没後30年 井上靖 美をめぐる物語」 2021年7月17日(土)~2022年3月8日(火)をやっていました。
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正直、井上靖の作品を読んだことはありませんが、ここに並んだ画家の豪華なメンツに惹かれてちょっと入ろうという気になりましたw

展示としては井上靖の生涯の作品と、中学時代に沼津中学に通い三島などで過ごしたことが紹介されています。その後は自伝的小説『しろばんば』や『あすなろ物語』と共に子供時代の写真や、毎日新聞社の記者時代に美術・宗教欄を担当したことで様々なアーティストに触れ、それを作品に登場させたことなどが展示されています。ロートレックやデュフィ、上村松篁などの作品のコピーなどと共にそれが紹介されていて、さらにシルクロードをテーマにした『敦煌』や『楼蘭』といった作品もあり、平山郁夫などの名前も挙がっていました。美術批評家でもあり、そう言えば坂本繁二郎が亡くなった際に翌年の追悼展の際に作家の井上靖は坂本繁二郎について「氏の晩年のはなやぎ は美しいと思う」と述べていたという話を思い出しました。
 参考記事:《坂本繁二郎》 作者別紹介
ちょっと変わった所では登山中のザイルの切断事故をテーマにした『氷壁』という作品について、事故を起こしたナイロンのザイルと麻のザイルが展示されているなど作品にまつわる品もいくつかあります。とは言え、それほど広くないので30分もあれば十分な規模かな。 2階には実際の作品を読める図書スペースになっているので、時間に余裕があったらここでゆっくりするのも良いかもしれません。

私はこの後もびっしりと三島のアート旅の予定が詰まっていたので、早々に切り上げて次に向かいましたw クレマチスの丘は2つのエリアから成っていて、この長泉町井上靖文学館とベルナール・ビュフェ美術館のある「ビュフェ・エリア」と、クレマチスガーデン ヴァンジ彫刻庭園美術館とIZU PHOTO MUSEUM(2021年現在休館中)のある「クレマチスガーデンエリア」があります。両者の間はシャトルバスもあるのですが、時間が限られているので徒歩で行くことにしました。

徒歩だと10分程度で、途中に吊橋などがあります。
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結構、本格的な吊橋で歩くと揺れますw 

下には綺麗な川も流れています。
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この日は生憎の天気だったけど、軽いハイキング気分になれます。

吊橋を渡ったら次の吊橋が見えてきましたw
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一旦、階段を下ってから再度登ることになります。

吊橋の乗り換えの場所には休憩小屋もありました。
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天気のいい日はここも気持ちよさそう

2本目の吊橋はこんな感じ。
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季節が微妙な時期だったのでちょっと地味ではありますが、山奥に観えますw

吊橋を抜けると道なき道みたいになってましたw
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これだけ見るとめっちゃ山奥にあるような感じですが、この先には普通の民家が立ち並んで大きな道路もあります。

おまけで山道にいたカニ
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沢が近いので上まできたのかも。自然と触れ合えた気がします


ということで、この後はクレマチスの丘のクレマチスガーデンエリアの美術館などを見て回ってきました。次回も引き続きその様子をご紹介しようと思います。
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