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映画「マトリックス レザレクションズ」(ややネタバレあり)

約2年ぶりの新作映画の記事です。土曜日に映画「マトリックス レザレクションズ」を観てきました。この記事にはネタバレが含まれますので、ネタバレなしで観たい方はご注意ください。

0711_2.jpg

【作品名】
 マトリックス レザレクションズ

【公式サイト】
 https://wwws.warnerbros.co.jp/matrix-movie/

【時間】
 2時間30分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_④_5_名作

【感想】
IMAXのレイトショーだったにも関わらずかなりの席が埋まっていて人気の高さを伺わせましたが、男性(特に30代以降っぽい)が大半でコアなファン層だったかなw

さて、この映画は約20年前に一世を風靡した「マトリックス」シリーズの久々の新作で、当時は驚くほどに斬新な映像と世界観で私が最も好きな映画の1つでした。今回はレザレクション(復活)という名前だけの事前知識で行ったので、リブートなのかリメイクなのか続編なのか…その辺も分からずヤキモキしながら観ていましたw ここからは重大なネタバレがあるのでご注意いただきたいのですが、結論としては正式な続編と言えそうです。過去の3部作とアニメ版を絡めたシーンや設定が多いので、基本的にはそれらを観ていないと全く理解できないと思われます。今回から出てくる専門用語も多いし、1回で全部を把握できたかというと、まだ分かっていない部分もあります。私はこのシリーズをいずれも20回以上は観ているので大方のストーリーや設定に気がつくことができましたが、とにかくメタ的なセルフパロディみたいなのが多いので、そこが分からない奥さんには意味不明なところも多かったようです。(主人公と同じ混乱を感じられる作りとも言えます) 過去の3部作は現在の我々が直面しているAIやメタバースといった世界を舞台にしていたのが斬新だったけど、その先駆者とも言える押井守と同じように複雑化しすぎてマニア以外ついて来れなくなっているような気もするかな…。一方でストーリーは割と単純なので、あまり細かい設定を気にしなければ良いのかもw 映像に関しては20年経って時代が追いついた感があり、昔のように一歩抜けたようなインパクトはありませんでしたが仮想世界ならではのとんでもない戦い方が面白かったです。(脳噛ネウロでこんなの観たような気もしますが…w) たまに過去作の再現みたいなのもあります。 配役については一番中心の2人は続投だったものの、その脇を固める人物に交代があり最初は違和感がありました。しかし、そこは手慣れたもので予言者(オラクル)の交代劇と同じような感じで乗り切ってました。設定的に全く新しい主人公を出しても良かった気もしまするけど、やっぱりキアヌ・リーブスはカッコよかったので、その点は満足です。浦島太郎の気分で色んなキャラが老けてこう変わったんだなあと観てたけど、完全に内向きで若者には受けるのかな…

ということで、基本的には3部作(とアニマトリックス)を観た上で鑑賞するのが良いと思います。完全にファン向けに振り切ってるように感じられ、ある意味ターミネーターの新作と似た雰囲気になっていて、あっちはあまり盛り上がらなかったので本作も新しいファンを獲得できるのか不安ではあります。 今後も継続しそうな終わり方ではあったので、成功を祈りたいところです。 なお、エンドロールのあともちょっとだけオマケがあるので、最後まで席を立たないことをお勧めします。
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