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大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!【うらわ美術館】

前回ご紹介した埼玉県立近代美術館の展示と同時開催されていた うらわ美術館の「大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!」も観てきました。この展示も既に終了していますが、一部の作品が撮影可能となっていましたので、それを使ってご紹介しておこうと思います。

DSC03018.jpg

【展覧名】
 大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!

【公式サイト】
 https://www.city.saitama.jp/urawa-art-museum/exhibition/schedule/p071488.html

【会場】うらわ美術館
【最寄】浦和駅

【会期】2021年11月16日(火)~2022年1月16日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_⑤_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
埼玉県立近代美術館に比べるとやや空いていて快適に鑑賞することができました。

さて、この展示は前回ご紹介した埼玉県立近代美術館と同時開催されたもので、内容に違いがあるのか?と思ったら章立てなども同じで、同じ作品が展示されていたりもしました。埼玉県立近代美術館に比べると油彩作品がやや少ない感じに思えたかな。シルクスクリーンや漫画作品に関してはほぼ同じくらいで、本に関する展示が厚めだったように思えます(本のコレクションが強い美術館のイメージのせいかもしれませんが)

そんな中で特に目を引いたのが冒頭にあったこちらの作品。
DSC02977_20220314013926cfc.jpg
日本の象徴である富士山をポップな感じでデフォルメしたものをネオンにしていました。このあっけらかんとしたポップさは気持ち良いくらいですねw

その後は年代を追って、前回ご紹介したような作品が並んでいました。

こちらは別室(無料エリア)にあった立体作品
DSC02992.jpg
ここにあったのは埼玉県立近代美術館にあった作品とは主題の作家が違っていますが、方向性は同じで作家の肖像とその作品のモチーフを散りばめたものとなっています。

こちらはゴーギャンをモチーフにしたもの。
DSC02988.jpg
下の方にいるのはタヒチ時代の奥さんかな? ノアノアで観た気がします。

こちらはセザンヌ。
DSC02996.jpg
お腹の部分に「カード遊びをする人々」がいますねw この絵はほぼ同じものが3点あって2019年にはコートールド・ギャラリーの作品が来日しました。
 参考記事:コートールド美術館展 魅惑の印象派 感想前編(東京都美術館)

こちらは裏側
DSC02999_20220314013933924.jpg
りんごを始め、セザンヌがよく描いた静物のモチーフが散見されます。

こちらは岡本太郎
DSC03005.jpg
頭の上にリボンがあったり、岡本太郎作品に出てくるモチーフが凝縮されてますw よく研究されてた様子が伺えますね。

裏面はこんな感じ
DSC03007_20220314013935fc3.jpg
「森の掟」の怪獣みたいなやつが鎮座していましたw 


ということで、2館同時開催ということで過去に企画された瑛九の時のように別の内容かと期待したのですが ほぼ被っていたように思えます。とはいえ濃密な内容でじっくり観ると3時間以上かかりそうなほどだったので十分に満足できました。
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