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映画「シン・ウルトラマン」(ややネタバレあり)

先週末に映画「シン・ウルトラマン」の2回目を観てきました。この記事にはネタバレが含まれますので、ネタバレなしで観たい方はご注意ください

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【作品名】
 シン・ウルトラマン

【公式サイト】
 https://shin-ultraman.jp/

【時間】
 1時間50分程度

【ストーリー】
 退屈_1_2_3_④_5_面白

【映像・役者】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【総合満足度】
 駄作_1_2_3_4_⑤_名作

【感想】
公開から1ヶ月程度経ったものの、まだ結構お客さんがいて人気ぶりが伺えました。

さて、この映画はエヴァンゲリオンシリーズで有名な庵野秀明 監督が手掛けた新しいウルトラマンで、シン・ゴジラと同じくタイトルに「シン」がつけられています。昨年に国立新美術館で庵野秀明展が行われ恐らくそこでも触れられていたと思いますが(私はコロナで外出自粛していました)、庵野秀明 氏は元々特撮が大好きで、「帰ってきたウルトラマン」のファンムービーを自主制作してしまったほどなので、ウルトラマンの映画を撮るというのは夢だったのではないかと思われます。その為、ウルトラマンへの愛があちこちに感じられる作りとなっていました。
ストーリーとしては初代ウルトラマンの話をベースにしていて、登場してくる敵キャラクターも同シリーズでお馴染みの宇宙人(この映画では外星人と呼んでます)や怪獣となっています。しかしウルトラマンのデザインは当時の成田亨(なりたとおる)氏の初期デザインを踏襲してカラータイマーが無かったり、登場キャラの中には特撮ファンの間でネタとなっていた誤植?を逆輸入したようなキャラもいて、古いデザイン/設定そのままという訳ではありません。ネロンガやガボラの着ぐるみの使いまわしを生物兵器のアタッチメントの違いとするなど、当時の事情を逆手に取ったような設定も見事で愛を感じます。音楽やSEもウルトラQを始めとして懐かしのものがあり、カメラワークも「実相寺アングル」に寄せているシーンが多いので、TVシリーズが好きな方ほど庵野秀明 氏の思い入れの深さが伝わってくるのではないかと思います。
一方で、庵野秀明 氏の独自の持ち味も十分に発揮されていて、エヴァで観たようなシーンもあったりしますw 官邸や政治を絡めた作りはシン・ゴジラを踏襲していたし、科学的な考証も出てきてこの辺は庵野秀明 氏のファンの期待にも応えていると思います。某キャラの吐く火球のエネルギー量について『空想科学読本』でネタにされていたのもしっかりと逆手に取って吸収されているのも楽しかったですw また、ネタバレになりますが怪獣散歩で司会をやってた某星人が今回の映画でも非常に人気となっていて、独特の語り口調がSNSなどでミームとなっていました。2回目に行ったときには名刺を特典として配布するほどの盛り上がりぶりで、キャラクターの面でも一癖加わって面白くなっていると思います。

と、私としては非常に楽しめたのですが、シン・ゴジラに比べると一般受けするかはややクエスチョンかな。全般的にストーリーが詰め込み気味で早いw シン・ゴジラと同じく口調も専門的な感じなので、置いて行かれる人がいても仕方ないと思います。本来は子供向けのコンテンツだけど、子供には難しいのではw なので、これは元々ウルトラマンが好きな人や大人向けのSFと捉えた方が良いと思います。特撮好き/アニメ好きのクラスターが特に楽しめる作品でした。
それにしても、巨大フジ隊員ネタは会田誠 氏も作品に反映してたりするし、この年代の人たちへの影響は絶大ですw

 参考記事:
  館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技 エヴァの原点は、ウルトラマンと巨神兵。 (東京都現代美術館)
  ウルトラマン・アート! 時代と創造-ウルトラマン&ウルトラセブン- (埼玉県立近代美術館)
  【番外編】青森県立美術館の常設(2012年8月)と「没後10年特集展示:成田亨」 (青森県立美術館)


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