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2023年の振り返り

今年も残す所あと数時間となりましたので、毎年恒例の年間の展覧会の振り返りで終わりにしようと思います。今年はフルに展覧会を観て回ることが出来ましたが、事前予約などが面倒でコロナ禍前ほどは回ってなかったかな。その分、観たい展示や大型展に絞っている感じです。今年は久々にベスト10をカウントダウンで振り返ろうと思います。

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傾向としては
 ・個展が好きで、テーマ展は相対的に順位が下がる
 ・過去に似た展示を観たことがあるものも順位は下がる
 ・観てしばらく経ってからもすぐに思い出せるものは順位を上げて評価を変えている
と言った感じです。なお以下は去年の展覧会ということで入れませんでした
 「マン・レイと女性たち」 (神奈川県立近代美術館 葉山館)


10位:ソール・ライターの原点 ニューヨークの色(Bunkamuraザ・ミュージアム ヒカリエ)
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ソール・ライター大好きなので毎年のように開催されるようになって嬉しい限りです。今回はヒカリエならではの展示方法ということもあって満足度高めでした。もう少しカラーの新発見作があると上位だったと思います。

9位:生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ
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こちらは決定版とも言える個展で良かったです。初期から晩年までエネルギーに溢れる作品に囲まれて感動しました。版画が中心なのでやや下位に。

8位:ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築 (東京シティビュー)
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最近、麻布台ヒルズがオープンしましたが実物を観た後にこの展示を振り返ると感慨深いものがあります。有機的なデザインが非常に魅力で、この展示で一気にファンが増えたのではないでしょうか。もっと実際の建物を見て回りたくなりました。

7位:山下清展ー百年目の大回想(SOMPO美術館)
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こちらも傑作揃いの大回顧展で素晴らしかったです。もうこの辺になると単に作風の好みの問題になってる気がしますが、人柄も含めて好感が持てる内容だったと思います。もうちょっと観られる機会が増えて欲しい。

6位:レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才 (東京都美術館)
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これを観た時は今年のナンバーワンはこれかな?と思ったくらい素晴らしかったです。ただシーレは出品作の半分くらいだったのでちょっと順位を下げました。生きる痛みを感じさせるような画風は唯一無二ですね。

5位:マティス展(東京都美術館)
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こちらも150点もの作品が並んでいて驚くべき展示でした。私は洋画ではマティスが一番好きなので期待通りの内容でした。一方でごく個人的な事情でポンピドゥー・センターで観たことがある作品が多かったということで少し順位を下げました。勿論、内容としてはこれを1位にしても問題ないくらい良かったです。

4位:デイヴィッド・ホックニー展(東京都現代美術館)
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こちらは有名画家でありながら観たことがない作品だらけの個展だったので非常に目新しくて満足度高めでした。鮮やかな色彩や軽やかな筆致はマティスにも通じるかも? これは今後も観られる機会が少なそうなので貴重な体験だったと思います。

3位:生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー(大阪中之島美術館)
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こちらは大阪に行った際に観たもの。芦雪の描く作品はどれも素晴らしいですが、やはり動物画は誰もが好きになってしまうような愛嬌があると思います。狗子図などには心を癒やされますね。揃えも良くて、これまた貴重な展示でした。

2位:佐伯祐三 自画像としての風景 (東京ステーションギャラリー)
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これは佐伯の作品だけでなく東京ステーションギャラリーという会場との組み合わせも抜群でした。レンガを背景にした佐伯の作品はよく映える。そのドラマチックな生涯も含めて個性と色彩に魅力を感じます。これも1位でも問題ないくらい素晴らしかったんですが、やはり国内のコレクションなので見覚えがあるものが多かったので2位となりました。

1位:大巻伸嗣—地平線のゆくえ(弘前れんが倉庫美術館)

今年は現代アートのこちらを1位にしました。神秘的な空間の数々を体験することができ、予想を遥かに上回る感動を覚えました。国立新美術館でも個展が行われて大人気になったように、小難しい感じではなく感覚的に凄味を感じる明解さも魅力です。今後の活躍も非常に期待されますね。


ということで、今年は上位は選ぶのに難儀するくらい素晴らしい展示が多かったです。来年も面白そうな展示が多いので楽しみにしたいと思います。皆様、良いお年を。


参考記事:
 2021年の振り返り
 2021年の振り返り
 2020年の振り返り
 2019年の振り返り
 2018年の振り返り
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