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東京国立近代美術館の案内 (2010年02月)

前回ご紹介した「ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」を観た後、東京国立近代美術館の常設を観てきました。

P1110469.jpg


ここは事前に受付で写真撮影の許可を貰ってルールを守れば撮影可能です。(中には撮影してはいけない作品もあります。)
 詳しくはこちら

いくつかご紹介しようと思うのですが、掲載に問題がありましたら即刻取りやめますので、ご連絡ください。(広報や商用に使うわけではありません。) また、念のため最近の作品は載せないでおこうと思います。

参考記事:
 東京国立近代美術館の案内 (2009年12月)

尾竹国観 「油断」
カラフルで華やかな屏風。戦の途中でしょうか。油断というタイトルから嫌な予感がw
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パウル・クレー 「花ひらく木をめぐる抽象」
色のタイルのようなものがリズミカルで温かみを感じました。
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 パウル・クレーの参考記事 20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代


吉原治良 「海辺の静物」
幾何学的で擬人化されたかのような静物画に思えました。上のほうとか実際に積むのは不可能では??
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小磯良平 「肩掛けの女」
この斜めの姿勢が目を引きました。
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安井曽太郎 「金蓉」
ここの所蔵品のなかでもかなり好きな作品です。絶妙な構図ですね。
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日本画のコーナーで凄いテンションが上がりました。松園に清方に深水…。いずれも素晴らしい!

(左):上村松園 「雪」
(右):鏑木清方 「初東風」
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伊東深水 「雪の宵」
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(左):横山大観 「満ち来る朝潮」
(右):竹内栖鳳 「海幸」
大観と栖鳳は並んで展示されていました。そういえば山種美術館で開催されている「大観と栖鳳-東西の日本画-」も気になるところです。
 参考リンク:山種美術館「大観と栖鳳-東西の日本画-」展の公式サイト
DSC_0253.jpg DSC_0256.jpg

横山大観 「或る日の太平洋」
こちらも大観。これはちょっと離れたところにあったかな。ダイナミックかつ幻想的な風景です。
DSC_0278.jpg

と、こんな感じでした。特別展で思った以上に時間がかかったので、閉館までわずかな時間しかなく急ぎ足になってしまいました。なお、常設内で「早川良雄-"顔"と"形状"-」展(既に終了 2010年1月2日~2月14日)と、特集コーナー「小林和作 意外と大胆な風景画」も観てきましたが、ご紹介は割愛。特に小林和作氏の作品はかなり好みで写真も撮ったのですが、50年経たないくらいの微妙な時代なので自重しておきます。

この美術館の常設はかなりボリュームがあり、現代の作品まである幅の広さが素晴らしいです。今回ご紹介したのはほんの一部(しかも私の好みのチョイスw)ですので、機会があれば是非お勧めしたい常設です。
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こんにちわ
素晴らしいです!そして、こんなよい作品を見せてもらってありがとうございます。日本画のコーナーでテンションあがると書いておられますが私も美術館でテンションあがります。
私の場合、憧れのスターと目が合ったような感じでしょうか?会いたかったわe-51そんな気持ちになりますe-263危ない人ですねe-454
Re: こんにちわ
MARSさん
コメントありがとうございます。
ここのコレクションも流石、国立!という感じです^^ こういう発見や感動があるから美術館は楽しいですよね。有名作品でなくても、びびっと波長があうとおおお!ってちょっと危ない人みたいになってしたったりw
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