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【江戸東京博物館】の案内 (2010年03月)

江戸東京博物館で「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」を観た後、いつもどおり常設にも行ってきました。(ここの常設は写真を撮ることができます)
つい2ヶ月くらい前にも館内を紹介していますので、今回は入れ替えが多かった絵の作品だけご紹介しようかと思います。

参考記事:
 江戸東京博物館の案内 (東京編 2009年12月)
 江戸東京博物館の案内 (絵画編 2009年12月)
 江戸東京博物館の案内 (江戸編 2009年12月) 

「江戸図屏風」(複製)
常設の入口の橋を渡るとあります。本物は佐倉の歴博にあるそうです。明暦の大火で燃える前の江戸の様子が描かれています。
DSC_0968.jpg

「江戸名所図屏風」(複製)
これも複製。本物は出光美術館所蔵。細かく描かれた市中の生活の様子が観ていて飽きません。
DSC_0972.jpg

「明暦の大火 罹災市街の図」(複製)
原題は「1657年3月4日火事にあった江戸市街の図」といいオランダ使節団の一員が描いたものと考えられているようです。丸焼けですね…。
DSC_0990.jpg

「江戸火事図巻」(複製)
これも明暦の大火を描いたものと考えられている絵巻です。振袖火事の伝説もある大火で、江戸の大半が焼けて3~10万の住民が死んだ大惨事となりました。
DSC_0993.jpg

(左):歌川芳藤 「新版 主従心得須語録」
(右):歌川芳藤 「おもちゃ絵 子供年中行事絵」
地方から江戸に奉公に出る子供が長者になるまでをすごろくにしたもの。転落すると夜逃げというシビアな人生ゲームみたいなw おもちゃ絵は様々な年中行事が描かれています。
DSC_1014.jpg DSC_1020.jpg

歌川国芳 「源頼光公館土蜘作妖怪図」(複製)
源頼光と家臣の四天王を描いたもの。この絵のことかわかりませんが、国芳は徳川将軍を頼光、四天王に水野忠邦にみたて、天保の改革で処罰された者たちが妖怪となって襲い掛かるという絵を描いたのだとか。その危険な皮肉に、版元は恐れて絵も版木も処分したそうです。過激ですね
DSC_1030.jpg

(左):歌川国芳 「面白くあつまる人」
(右):歌川国芳 「みかけはこはゐがとんだいい人だ」(複製)
昨年、右の絵を観た人も多いのでは? 渋谷のbunkamuraでやっていた「奇想の王国 だまし絵展」にも出品されていた作品です。人が集まって大きな人になっています。キモいけど面白いw
DSC_1040.jpg DSC_1045.jpg

好みの美人画もありました。
(左):落合芳幾 「両国八景之内 新柳街の秋の月」
(中):落合芳幾 「両国八景之内 広小路の夜雨」
(右):落合芳幾 「両国八景之内 両国橋の帰帆」
特に右の作品の色合いが好きです。
DSC_1085.jpg DSC_1088.jpg DSC_1101.jpg

常設展示室5階 第2企画展示室ではえどはくでおさらい!明治・大正時代 ~教科書でみたあの人、この絵~をやっていました。
 会期:2010年2月16日~3月28日
 公式サイト:http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/about/josetsu/dai2/2009/0216/0216.html
DSC_0966.jpg

メモを取らなかったので感想は割愛しますが、小学生にもわかるように説明されているようでした。私の時代とはだいぶ違うのでどの辺が教科書に載ってるのかはわかりませんでしたw

ということで、絵だけ紹介しましたがここの常設は家が丸ごといくつも入っているようなところですので、じっくり観たら2時間くらいかかるかな。結構、外国人にも有名な観光名所みたいです。
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