HOME   »  過去の美術展 (2010年)  »  六本木アートナイト2010 (前編)

六本木アートナイト2010 (前編)

FUJIFILM SQUAREで「海中散歩」写真展国立新美術館で「アーティスト・ファイル2010」を観た後、 しばらく休憩していたら、この日のお目当てである六本木アートナイト2010のコアタイムになりました。

DSC_1476.jpg

このイベントは昨年から始まった六本木をあげてのイベントで、1夜限りで六本木の美術館周辺を拠点に現代アートが街に繰り出してくるというものです。
去年は始まる前から美術館巡りで疲れて力尽きたので、今年は体力を温存しておいたのですが、気合を入れれば17時半からの六本木ヒルズのオープニングイベントに間に合ったかも…という悔いもありますw とりあえず、今年はまずは国立新美術館からスタートして、六本木ヒルズ→ミッドタウン→国立新美術館というコースで周ってきました。

六本木アートナイト 公式サイト
http://www.roppongiartnight.com/

期間:
 3/27 10:00 開始
 3/27 17:58 コアタイム開始(日の入り)
 3/27 05:34 コアタイム終了(日の出)
 3/28 18:00 終了

昨年の参考記事:「写真で旅する世界遺産」と「六本木アートナイト」と桜装飾

今年は結構寒い中での開催だったので、2時間半くらいで周ってきましたが、もっと長くいたいと思わす内容で、去年以上に楽しめました。現代アートは小難しい!と思う人でもこれは楽しめるんじゃないかな。あちこちで写真や動画を撮ってきましたので、いくつかご紹介しようと思います。
 掲載に問題があるものが含まれておりましたら、掲載を取り下げますのでお知らせください。

まずは国立新美術館の傘たての前のあたりの作品。
「六本木の猫道」というタイトルで猫の映像がありました。この作品は他にも色々なところにあり、探すのも楽しみとなりました。モニタの前で手を振ると何か反応するらしいんですが…動じずw 猫って気まぐれなものですしねw
DSC_1463.jpg DSC_1472.jpg

コアタイムが始まり、「胞子ボール」を貰いました。裸子植物をイメージした「ビフォア・フラワー」の飛ばす胞子で、ピカピカと電気が点滅します。このイベントの参加者は腕や荷物につけて移動するので、知らない人への興味喚起にも繋がっていそうでした。
DSC_1475.jpg DSC_1489.jpg

国立新美術館では18時から康本雅子×オオルタイチ スペシャルパフォーマンス「☆我苦我苦悶々☆」が開催されていました。メチャクチャ混んでて2Fからしか見えなかったw 仕方ないので諦めて、六本木ヒルズに向かいました。
DSC_1484.jpg

移動してきました六本木ヒルズ。この写真はイベントとは関係ないですw
DSC_1512.jpg

まずは表玄関。 サラ・ドラタバディ「青い宝石」 この岩々は点滅して綺麗なイルミネーションのようでした。
DSC_1507.jpg

ビル入口付近の、「make believeプロジェクト」というもの。パンフレットに載っていないですが、関連イベントじゃないかな。操作すると画面が変わるらしく、並んでいました。
山手線の中で両親にしたい駅…。美術好きとしては上野と有楽町でしょうかw
DSC_1502.jpg

イベントにあわせたお店だって出てます。
DSC_1514.jpg

こちらはペリエとHIBIKIを飲むことのできるコーナー。何故か霧がでていました。
DSC_1536.jpg

体験型の作品です。マリオ・マルティネッリ 「人:影:街」
スクリーンの前を通ると、係員の方がフラッシュを炊き、その影が残像として残ります。たまたま、カッコいいポーズで飛んでくれたお兄さんがいました。
DSC_1625.jpg

こちらも体験型の作品。浅野耕平 「ガーデン」
実際には真っ白な紙吹雪なのですが、上から照らすカラフルなライトに当たって、美しい色模様でヒラヒラと舞い散る姿が綺麗です。みんな楽しそうに巻き上げていました。


六本木通りの方にあった作品です。 市川武史 「オーロラ'10 Roppongi」
幻想的な色合いの布でできたオーロラです。囲まれた中に入ることも出来ました。
DSC_1539.jpg DSC_1545.jpg

こちらもオーロラ。布を垂らしてこんなに綺麗で感動的な作品が出来るとは驚きです。
DSC_1540.jpg

これはスタバの前あたりにあった作品。 クリス・オシェイ 「天からの手」
その場にいる人たちの映像と、大きな手の映像が合成されたもので、手が悪戯しにきますw ちなみに私はこの中には映っていません。
DSC_1554.jpg

天からの手の近くに、猫道を発見!
DSC_1565.jpg

この辺で何やら大きな音が聞こえると思ったら、アリーナでテクノ系のライブをやっていました。
アリーナには今回の主役の1つとも言える、椿昇「マザーナイト」が! これは「ビフォア・フラワー」シリーズのメイン作品です。
DSC_1579.jpg

とにかくでかい! 体長13mもあり圧倒的です。私は観られませんでしたが、オープニングではこの作品が立ち上がり胞子ボールを飛ばす様子を見られたようです。
DSC_1585.jpg DSC_1582.jpg

裸子植物は酸素を作った先駆者ということで二酸化炭素に反応して真ん中の映像が変化するらしいです。しばらく観ていましたがタイミングが悪くあんまり変化しなかったw
DSC_1598.jpg DSC_1600.jpg

続いて隣の毛利庭園へ。ちょうど桜も咲き始めで夜桜見物もできました。
DSC_1615.jpg

これも作品です。Boconcept「ロング・ソファ・インスタレーション」
デンマークのインテリアブランドによる長いソファ。みんな座って池や作品を眺めていました。
DSC_1623.jpg

池にも作品がありました。チェ・ジョン・ファ 「ロータス」
若干不気味な感じもしますが、大きな蓮の花が開く瞬間のような作品でした。動画の背後で聴こえるのはアリーナのライブの音楽です(結構大きな音で入ってしまったw)


ということで、体験型や見るだけで直感的に楽しい作品が多くかなり面白いイベントです。あちこちに作品があるので、見落としてしまったのもいくつかw
そして、この後急ぎ足でミッドタウンに向かい、今回のもう一つの目玉と言えるキダムの「ハーバードの夢」を観てきました。次回はミッドタウン周辺の作品をご紹介しようと思います。
関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



Comment
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
74位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
12位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。