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日本科学未来館の案内

前回ご紹介した、「お化け屋敷で科学する!2 ~恐怖の実験~」を観た後、日本科学未来館の常設展示を観てきました。ここはルールを守れば館内の写真撮影が可能でした(一部撮影不可)ので、撮ってきた写真で軽くご紹介しようかと思います。

 公式サイト:http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/

昨今、民主党の人気取りパフォーマンスの一環で、日本科学未来館も事業仕分けの対象になっていたようですが、予算の縮減努力を行うということで決着がついたようです。
 参考リンク;行政刷新会議ワーキンググループ「事業仕分け」の結果について

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さて、この日は1Fで無料で観られる特別展「予感研究所3」が開催されていました。(すでに終了しています)
 会期:2010年5月1日~5月5日
 公色サイト;http://openspiral.jp/

20近くのブースがあり、それぞれ体験できる展示となっていて、未来を生み出す素を楽しむことができました。これはバーチャル画面と実際のフライパンを合成した料理のシミュレーター。小学生くらいの女の子がチャレンジしていましたが難しそうでした。
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他にも指揮棒を振ってドラクエのオープニング曲を指揮するような機械や、テレビカメラを回してバーチャルな映像と合わすセット、食べログやライフログをつけるもの等、生活の様々なシーンにおいての「こんなことができたら」を作っている作品ばかりで面白い展示でした。

続いて3Fへ。3Fは「技術革新と未来」「情報科学技術と社会」がテーマの常設です。

この日、3Fでは何時間おきかでアシモによるショーをやっていました。混んでいたのであまり観ていませんが、面白い動きをしていました。
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こちらは後ろにマイクがあるロボット。マイクで話すとロボットの表情や仕草が変わって相手に何かを伝えようとしていました。
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これはこの日は動いていませんでしたが、インターネットを視覚化して説明するモデルのようです。
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このフロアには他にも光学迷彩を体験できるコーナーなどもあり、面白いです。

ここのシンボル的な地球儀を見ながら螺旋状の通路を通って5Fへ向かいます。途中で色が変わってサーモグラフィのようになっていました。
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5Fは「生命の科学と人間」「地球環境とフロンティア」のコーナーになります。
5Fに上がるとこれは国際宇宙ステーション(ISS)の内部を観られる模型があるのですが、行列ができ大人気でした。胴体の横にあちこちサインされているのは古今東西の宇宙飛行士たちのサインです。かなり多くの宇宙飛行士がここを訪れているようです。
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これが内部です。左がトイレで、右の写真の左側に見えるのが寝るところのようです。狭いですが、縦横の制限が無いので空間の使い方も宇宙的でした。
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続いてこちらは医療のコーナー。ロボットアームによる手術の体験コーナーなどもありました。
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この辺はゲノムのコーナーがあり、テレビモニタで詳細な説明を受けることができるのが面白かったです。通路もこんな感じでゲノムに関連した展示があります。これはゲノムハープというもので、どの機能がどの塩基に関連しているかわかるようになっています。
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続いて宇宙関連のコーナー。ここもかなり面白いコーナーです。左はH-ⅡAロケット本体の模型です。右は宇宙計画の図。
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フロンティアは宇宙だけでなく地球にもあります。こちらは地球深部探査船「ちきゅう」の模型。
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こちらは深海探査船「しんかい6500」 かなり人が並んでいたので入りませんでしたが、コックピットで潜行体験ができるようです。近くではしんかいが撮った深海の生物の映像が流れていました。
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この近くにはスーパーカミオカンデの模型部屋などもあり、日本科学未来館は上野の国立科学博物館と比べると、先端技術や日本の科学技術への取り組みについてより深く知ることができそうです。
 参考記事:国立科学博物館の案内 (地球館)

ということで、ご紹介したのはほんの一部となり、全部観るのに2時間以上かかりました。さらにシアタールームのようなところもあるのですが、この日は全部予約でうまっていました。それでも常設はかなり勉強になる内容で好奇心を満たしてくれました。一度は訪れておきたい科学館だと思います。

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