関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ 【東京国立近代美術館】 (前編)

工芸館の後、休憩してから東京国立近代美術館に移動して、「ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ」を鑑賞。思った以上に面白かった。

1145893742_207.jpg

1145893742_128.jpg


【展覧名】
ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ

【公式サイト】
http://www.momat.go.jp/Honkan/waiting_for_video/index.html

【会場】東京国立近代美術館 企画展ギャラリー (1F)
【最寄】東京メトロ東西線 竹橋駅
【会期】2009年3月31日~2009年6月7日
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はNikon D60で撮影しました。

【鑑賞所要時間 ※結構早いペースです。】
1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
私は現代アートがよくわからないのですが、この展覧会はかなり楽しめました。というのも、各映像作品に解説がついていて、作者の意図するところや、評価されている点がわかるようになっていたので、そういう視点で観る事ができ、納得できました。(映像だけみると何のことかわかりませんw)
それと、この展覧会はたっぷり時間の余裕を持っていったほうが良いです。映像作品の展覧なので1つ1つを観ていくと非常に時間が必要になります。要点がわかったらサクっと次に移っていっても1時間半以上かかりました。(というか最後から2つめくらいで閉館になりました。)

印象深い作品をいくつか紹介。作品名を忘れているのもあります^^;
若い人(特に女性)が多くて、みんなじっくり観ていました。

ジョン・バルデッサリ「I am making art」
恐らく本人が、ちょこっとずつポーズを変えながら「I am making art」を連呼する作品。18分もありますが、1分で飽きますw いきなり現代アートの洗礼を受けた感じで、これのどこがアートなんだよ!?と思いましたが、それこそが作者の狙いです。「アートとは何か?」鑑賞者に問うのが意図となっています。そう言われると急に深遠な作品に思えるのが不思議ですw

ジョン・バルデッサリ「もう二度と退屈な芸術は作りません」
これも恐らく本人が、「もう二度と退屈な芸術は作りません」という短文を延々とノートに書いていくという作品。 退屈なものは作らないと書いている行為が退屈になっているという罠ですw この人は突っ込まざるを得ない作品ばかりでお笑いのボケに向いてるかもしれません。

ヴィト・アコンチ
作品名は多分、「適応についての3つの研究」だったかな。目隠しをされた人にボールを放るという内容です。これは観るものが観られるものに向ける視線を表現したもので、時には暴力的なまでの一方性を示しているのだとか。なるほどーって感心しまくってきましたw この人の作品は解説を読むと説得力を感じました。

デニス・オッペンハイム「二段階の伝達ドローイング」
これは2つ同じような作品があります。1つは作者が息子の背中に絵を描いて、息子が、背中で感じたものを紙に描いていくというもの。もう1つは親子の役割が逆になったもの。それぞれの作品が過去(幼少)から未来(成人)、未来から過去を現しています。 そして、ビデオ内の「感覚」の伝わりを視覚で観ることができるという作品です。結構伝わっていたり、もどかしかったり、意思の伝達の奥深さが凝縮されていました。

ブルース・ナウマン 「コーナーで跳ねる」
カメラを横に倒して写した作品で、直覚的なポーズでコートの周りを歩いているような感じの作品。カメラが横になっているせいか、ロボットか機械のように観えてくる不思議な感覚が味わえます。

野村仁 「カメラを手に持ち腕を回す:人物、風景」
タイトルそのまんまの内容です。まず、カメラを持ってクロールのように腕をぐるぐる回している本人が写されます。そして、その後にそのカメラで撮影した映像を観るのですが・・・酔いそうw ジェットコースターから観る景色みたいな感じかな。カメラは人間の視線と違ったこんな視線の持ち方ができるんだなと感じる作品でした。

と、まだまだ印象に残っている作品が多いので、今日はここまで。
また後編を書きます。

後編はこちらに書きました(><)

関連記事


記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。

 

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

21世紀のxxx者

Author:21世紀のxxx者
 
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。

関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。

画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。

↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。





【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。

【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)

更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter

ピックアップ
オランジュリー美術館展
 前編 後編

コートールド美術館展
 前編 後編

ゴッホ展
 前編 後編

ハプスブルク展
 前編 後編
展覧スケジュール
現時点で分かる限り、大きな展示のスケジュールを一覧にしました。

展展会年間スケジュール (1都3県)
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト

全記事の一覧リンク

カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する

日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。

<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~ 
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション

<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス

<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
メディア掲載
■2012/1/27
NHK BSプレミアム 熱中スタジアム「博物館ナイト」の収録に参加してきました
  → 詳細

■2011/11/21
海の見える杜美術館の公式紹介サイトに掲載されました
  → 詳細

■2011/9/29
「週刊文春 10月6日号」に掲載されました
  → 詳細

■2009/10/28
Yahoo!カテゴリーに登録されました
  → 絵画
  → 関東 > 絵画

記事の共有
この記事をツイートする
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
32位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
デザイン・アート
4位
アクセスランキングを見る>>
twitter
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。