オルセー美術館展2010 ポスト印象派(2回目感想後編) 【国立新美術館】
昨日に引き続き、先週の金曜日にオルセー美術館展2010に再度行ってきた時の感想です。その時の混み具合などについては前編に書いておりますので、お読みでない方は前編から読んで頂けると嬉しいです。
2回目前編
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 2回目感想後編 (国立新美術館)
前回の記事:
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想前編 (国立新美術館)
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想後編 (国立新美術館)

【展覧名】
オルセー美術館展2010 ポスト印象派
【公式サイト】
http://orsay.exhn.jp/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/orsay/index.html
【会場】国立新美術館 企画展示室2E
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2010年5月26日(水)~8月16日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(金曜日18時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
昨日は1~4章をご紹介しましたが、今日は5~10章をご紹介します。各章の趣旨や代表的な作品については以前の1回目に行った際の記事で書きましたので、今回は補足的な感じで、私の簡単な感想のみとなります。
<第5章 ゴッホとゴーギャン>
ポール・ゴーギャン 「雪のブルターニュの村」
長い二等辺三角形の形で壁が茶色い家がいくつかある村に、雪が積もっている様子を描いた作品です。雪と言っても青や茶色も混じっていて、所々で微妙な色彩をしています。ゴーギャンにしてはまだそんなに色が強烈な訳ではありませんが、色遣いがさすがだと思いました。
ポール・ゴーギャン 「黄色い積みわら(黄金の収穫)」
ぺったりとした感じの色で描かれた積み藁と、その周りで作業する女性達を描いた作品です。黄色や緑が力強く、いかにもゴーギャンという色彩の強さを感じました。この平面的で強い色彩が次の章の画家達に繋がっていくのがよくわかります。
ポール・ゴーギャン 「ブルターニュの農婦たち」
手前で2人の農婦が立ち話をしていて、背景には畑で作業している男性や、腰掛けている人?なども見られる作品です。どこか幾何学性と単純化された平面的な構成に思います。また、色も輪郭線で区切られたブロックに分かれているような塗り方でした。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「ウジェーヌ・ボック(詩人)」
星空?を背景にした黄色い服を着た男性の肖像です。恐らく背景は夜だと思うのですが、黄色い服は光でも当たっているように明るく鮮やかで、紺と黄色の対比で存在感が強まっているように思いました。また、背景の所々に描かれた白い星も本当に輝いているようで、青がそれ引き立てていました。 描かれた人は優しそうな目に見えたかな。
この辺の混み具合は本当にヤバイw 4列くらい並んでいたような…。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「銅の花器のフリティラリア(オウカンユリ)」
オレンジ色の花が金色の壺に入っていて、緑の葉っぱもうねるように伸び、非常に力強い静物です。また、青い背景には細かく描かれた白い点があり、何かは分かりませんが、炎の揺らめきのようなオーラのような雰囲気が出ていました。
<第6章 ポン=タヴェン派>
エミール・ベルナール 「収穫(ブルターニュの風景)」
黄色い草原で作業をする人々を描いた作品で、白黒の服を着た人たちが粛々と作業をしているように見えます。非常に平坦で面のような色遣いがこの流派の特徴そのものに思えました。
ポール・セリュジエ 「花ざかりの柵、ル・プルデュ」
家の前で話す老婆と、後ろ向きの女性を描いた作品で、老婆の前には波打つような柵があり、その後ろには垂直に伸びる木が等間隔に並んでいます。道の茶色、草の緑、家の屋根の赤、というように色のブロックとなっていて、平面的な感じもしますが水平垂直の多い構成が面白かったです。
<第7章 ナビ派>
モーリス・ドニ 「テラスの陽光」
もはや抽象画のような作品ですw オレンジに染まった人のような物や、木なども見えますが、遠近感も無くだいぶ単純化が進んでいるように思います。赤、オレンジ、茶、緑と、色数も少なかったかな。とにかく目に強烈な色彩でした。
モーリス・ドニ 「ペロス=ギレックのレガッタ」
船着場に立つ黒衣の3人の人たちが描かれ、足元には船が留まり、背景には何隻かの帆船が海を航行しています。特徴的なのは海に描かれた波で、渦巻きというか唐草模様というか、装飾的な模様で描かれています。さらに、画面のやや右側に立つ船のマストにもそうした渦があり、これはちょっときもいw 後ろの帆船の帆の曲線など、単純化と装飾性を感じる作品でした。的外れかもしれませんが、こうしたことから日本の琳派を想起しました。
モーリス・ドニ 「カルヴァリオの丘への道」
十字架を持つキリストとキリストに抱きつく人物、その後ろにいる何人かの黒衣の人々を描いた作品です。かなり単純化が進み、細部はぼんやりとしています。斜めになった十字架や丸くなった丘など構成が計算されてそうでした。黒衣の人は形もくっついて流れのようになってました。
<第8章 内面への眼差し>
フェリックス・ヴァロットン 「夕食、ランプの光」
夕食を囲っている人々を描いた作品です。目の前に黒い人物の影があり、その奥に丸いテーブルに乗った食事や人々が見えます。人の後ろから食卓を覗いた視点なのかな? 真正面にいる女の子と目が合ってしまったのですが、ちょっと人形のような目で怖かったですw それにしても、手前の人物のせいか光の明暗がくっきりしているように思う作品でしたが、普通の人なら影を目の前に描いたりしないでしょうねw
モーリス・ドニ 「ランプの傍らの娘たち」
ランプの側で顔を寄せ合っている娘達を描いた作品です。何をしているのかはわかりませんが思慮深そうな娘の顔が印象的でした。
ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ 「貧しき漁夫」 ★こちらで観られます
前編でご紹介したスーラ絵の中にも描かれていたシャヴァンヌの「貧しき漁夫」です。岸に着いた舟の上で、漁夫が頭を垂れて静かに祈っているように見えます。後ろには子供?と赤ん坊がいますが、どうやら妻を失って悲しんでいるそうです。 静かで厳かな雰囲気が漂っていました。 解説によると、そうした内面まで表現したことが、前述のスーラやゴーギャン、ドニ、ピカソなどにも大きく影響を与えたそうです。
この作品とそっくりの作品が上野の西洋美術館にあるので、見比べると面白いです。
参考記事:国立西洋美術館の案内 【常設 2010年06月】
エドゥアール・ヴュイヤール 「ベッドにて」 ★こちらで観られます
ベッドに横たわる人の姿が単純化された絵です。全体的に白っぽいのですが、黄色がかった白や青っぽい白など、色の面が微妙に違って面白いです。また、寝ている人は褐色の肌をしているので白を引き立てているように思いました。 形も、水平や流れるような曲線が多く興味深かったです。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 「休息」
椅子に腰掛けて座る女性を描いた作品ですが、女性は後ろ姿となっています。というか、この人の人物画は奥さんの後姿ばかり描いていた人ですw 柔らかい陰影の表現で、時が止ったような静けさと神秘性を感じました。女性の隣にある皿は質感豊かに描かれていますが不思議とこの雰囲気に馴染んでいるように思いました。
参考記事:国立西洋美術館の案内 【常設 2009年10月】
フェルナン・クノップフ 「マリー・モノン」
横向きで椅子に腰掛ける女性を描いた作品です。背景はカーテンとなっていて、女性の姿が引き立っています。また、壁にかけられた円形のものや、カーテン、柱、家具などの直線が多いような気がしました。この女性もどこか神秘的でした。
クノップフの参考記事:
ベルギー幻想美術館 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
ベルギー王立美術館コレクション『ベルギー近代絵画のあゆみ』 (損保ジャパン東郷青児美術館)
アンリ=エドモン・クロス 「髪」
エドモン・クロスって新印象主義じゃないのかな? これは点描の絵で、髪をとかす女性の後姿を描いています。流れるような髪が非常に美しくて好みでした。
<第9章 アンリ・ルソー>
このコーナーは以前の記事で全部ご紹介したので今回は感想は割愛します。この部屋(特に「蛇使いの女」の前)は混雑というよりは満員電車みたいなことになってましたw
<第10章 装飾の勝利>
ピエール・ボナール 「装飾パネル、水の戯れ(旅)」「装飾パネル、悦び」 ★こちらで観られます
自分の家の食堂を飾るために作った4点のパネルのうちの2点です。2点とも非常に大きくて水がテーマになっています。左は海の上を行く船が描かれ、下の方では岩に掴まっている裸婦などもいて、伝説のワンシーンみたいな雰囲気です。右は噴水の周りで水浴びする女の子や、水色の衣を着た女性達を描いていて、これも神話の世界のような雰囲気でした。どちらのパネルも、作品の周りを水色とオレンジの縁が囲っていて、その縁には猿が木にぶら下がっている様子などが描かれていました。これは調度品に合うように縁取りしたそうですが、何とも可愛らしい縁ですw
ということで、今回も存分に楽しんできました。まだ観てませんが図録も買ってきたので、2~3年経って忘れた頃にでも見返そうと思います。 なお、この展示は日本では六本木のみとなります。もうすぐ終わってしまいますので、興味があるけどまだ行ってない!という方は迷わずすぐに行くことをお勧めします。
おまけ:
オルセーの次は10月からゴッホ展! これまた大変なことになりそうな気配がw 展覧会はとにかく先手必勝です。
参考記事:展覧会年間スケジュール 1都3県 (2010年7月号)
2回目前編
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 2回目感想後編 (国立新美術館)
前回の記事:
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想前編 (国立新美術館)
オルセー美術館展2010 ポスト印象派 感想後編 (国立新美術館)

【展覧名】
オルセー美術館展2010 ポスト印象派
【公式サイト】
http://orsay.exhn.jp/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2010/orsay/index.html
【会場】国立新美術館 企画展示室2E
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2010年5月26日(水)~8月16日(月)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(金曜日18時頃です)】
混雑_①_2_3_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_③_4_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
昨日は1~4章をご紹介しましたが、今日は5~10章をご紹介します。各章の趣旨や代表的な作品については以前の1回目に行った際の記事で書きましたので、今回は補足的な感じで、私の簡単な感想のみとなります。
<第5章 ゴッホとゴーギャン>
ポール・ゴーギャン 「雪のブルターニュの村」
長い二等辺三角形の形で壁が茶色い家がいくつかある村に、雪が積もっている様子を描いた作品です。雪と言っても青や茶色も混じっていて、所々で微妙な色彩をしています。ゴーギャンにしてはまだそんなに色が強烈な訳ではありませんが、色遣いがさすがだと思いました。
ポール・ゴーギャン 「黄色い積みわら(黄金の収穫)」
ぺったりとした感じの色で描かれた積み藁と、その周りで作業する女性達を描いた作品です。黄色や緑が力強く、いかにもゴーギャンという色彩の強さを感じました。この平面的で強い色彩が次の章の画家達に繋がっていくのがよくわかります。
ポール・ゴーギャン 「ブルターニュの農婦たち」
手前で2人の農婦が立ち話をしていて、背景には畑で作業している男性や、腰掛けている人?なども見られる作品です。どこか幾何学性と単純化された平面的な構成に思います。また、色も輪郭線で区切られたブロックに分かれているような塗り方でした。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「ウジェーヌ・ボック(詩人)」
星空?を背景にした黄色い服を着た男性の肖像です。恐らく背景は夜だと思うのですが、黄色い服は光でも当たっているように明るく鮮やかで、紺と黄色の対比で存在感が強まっているように思いました。また、背景の所々に描かれた白い星も本当に輝いているようで、青がそれ引き立てていました。 描かれた人は優しそうな目に見えたかな。
この辺の混み具合は本当にヤバイw 4列くらい並んでいたような…。
フィンセント・ファン・ゴッホ 「銅の花器のフリティラリア(オウカンユリ)」
オレンジ色の花が金色の壺に入っていて、緑の葉っぱもうねるように伸び、非常に力強い静物です。また、青い背景には細かく描かれた白い点があり、何かは分かりませんが、炎の揺らめきのようなオーラのような雰囲気が出ていました。
<第6章 ポン=タヴェン派>
エミール・ベルナール 「収穫(ブルターニュの風景)」
黄色い草原で作業をする人々を描いた作品で、白黒の服を着た人たちが粛々と作業をしているように見えます。非常に平坦で面のような色遣いがこの流派の特徴そのものに思えました。
ポール・セリュジエ 「花ざかりの柵、ル・プルデュ」
家の前で話す老婆と、後ろ向きの女性を描いた作品で、老婆の前には波打つような柵があり、その後ろには垂直に伸びる木が等間隔に並んでいます。道の茶色、草の緑、家の屋根の赤、というように色のブロックとなっていて、平面的な感じもしますが水平垂直の多い構成が面白かったです。
<第7章 ナビ派>
モーリス・ドニ 「テラスの陽光」
もはや抽象画のような作品ですw オレンジに染まった人のような物や、木なども見えますが、遠近感も無くだいぶ単純化が進んでいるように思います。赤、オレンジ、茶、緑と、色数も少なかったかな。とにかく目に強烈な色彩でした。
モーリス・ドニ 「ペロス=ギレックのレガッタ」
船着場に立つ黒衣の3人の人たちが描かれ、足元には船が留まり、背景には何隻かの帆船が海を航行しています。特徴的なのは海に描かれた波で、渦巻きというか唐草模様というか、装飾的な模様で描かれています。さらに、画面のやや右側に立つ船のマストにもそうした渦があり、これはちょっときもいw 後ろの帆船の帆の曲線など、単純化と装飾性を感じる作品でした。的外れかもしれませんが、こうしたことから日本の琳派を想起しました。
モーリス・ドニ 「カルヴァリオの丘への道」
十字架を持つキリストとキリストに抱きつく人物、その後ろにいる何人かの黒衣の人々を描いた作品です。かなり単純化が進み、細部はぼんやりとしています。斜めになった十字架や丸くなった丘など構成が計算されてそうでした。黒衣の人は形もくっついて流れのようになってました。
<第8章 内面への眼差し>
フェリックス・ヴァロットン 「夕食、ランプの光」
夕食を囲っている人々を描いた作品です。目の前に黒い人物の影があり、その奥に丸いテーブルに乗った食事や人々が見えます。人の後ろから食卓を覗いた視点なのかな? 真正面にいる女の子と目が合ってしまったのですが、ちょっと人形のような目で怖かったですw それにしても、手前の人物のせいか光の明暗がくっきりしているように思う作品でしたが、普通の人なら影を目の前に描いたりしないでしょうねw
モーリス・ドニ 「ランプの傍らの娘たち」
ランプの側で顔を寄せ合っている娘達を描いた作品です。何をしているのかはわかりませんが思慮深そうな娘の顔が印象的でした。
ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ 「貧しき漁夫」 ★こちらで観られます
前編でご紹介したスーラ絵の中にも描かれていたシャヴァンヌの「貧しき漁夫」です。岸に着いた舟の上で、漁夫が頭を垂れて静かに祈っているように見えます。後ろには子供?と赤ん坊がいますが、どうやら妻を失って悲しんでいるそうです。 静かで厳かな雰囲気が漂っていました。 解説によると、そうした内面まで表現したことが、前述のスーラやゴーギャン、ドニ、ピカソなどにも大きく影響を与えたそうです。
この作品とそっくりの作品が上野の西洋美術館にあるので、見比べると面白いです。
参考記事:国立西洋美術館の案内 【常設 2010年06月】
エドゥアール・ヴュイヤール 「ベッドにて」 ★こちらで観られます
ベッドに横たわる人の姿が単純化された絵です。全体的に白っぽいのですが、黄色がかった白や青っぽい白など、色の面が微妙に違って面白いです。また、寝ている人は褐色の肌をしているので白を引き立てているように思いました。 形も、水平や流れるような曲線が多く興味深かったです。
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 「休息」
椅子に腰掛けて座る女性を描いた作品ですが、女性は後ろ姿となっています。というか、この人の人物画は奥さんの後姿ばかり描いていた人ですw 柔らかい陰影の表現で、時が止ったような静けさと神秘性を感じました。女性の隣にある皿は質感豊かに描かれていますが不思議とこの雰囲気に馴染んでいるように思いました。
参考記事:国立西洋美術館の案内 【常設 2009年10月】
フェルナン・クノップフ 「マリー・モノン」
横向きで椅子に腰掛ける女性を描いた作品です。背景はカーテンとなっていて、女性の姿が引き立っています。また、壁にかけられた円形のものや、カーテン、柱、家具などの直線が多いような気がしました。この女性もどこか神秘的でした。
クノップフの参考記事:
ベルギー幻想美術館 (Bunkamuraザ・ミュージアム)
ベルギー王立美術館コレクション『ベルギー近代絵画のあゆみ』 (損保ジャパン東郷青児美術館)
アンリ=エドモン・クロス 「髪」
エドモン・クロスって新印象主義じゃないのかな? これは点描の絵で、髪をとかす女性の後姿を描いています。流れるような髪が非常に美しくて好みでした。
<第9章 アンリ・ルソー>
このコーナーは以前の記事で全部ご紹介したので今回は感想は割愛します。この部屋(特に「蛇使いの女」の前)は混雑というよりは満員電車みたいなことになってましたw
<第10章 装飾の勝利>
ピエール・ボナール 「装飾パネル、水の戯れ(旅)」「装飾パネル、悦び」 ★こちらで観られます
自分の家の食堂を飾るために作った4点のパネルのうちの2点です。2点とも非常に大きくて水がテーマになっています。左は海の上を行く船が描かれ、下の方では岩に掴まっている裸婦などもいて、伝説のワンシーンみたいな雰囲気です。右は噴水の周りで水浴びする女の子や、水色の衣を着た女性達を描いていて、これも神話の世界のような雰囲気でした。どちらのパネルも、作品の周りを水色とオレンジの縁が囲っていて、その縁には猿が木にぶら下がっている様子などが描かれていました。これは調度品に合うように縁取りしたそうですが、何とも可愛らしい縁ですw
ということで、今回も存分に楽しんできました。まだ観てませんが図録も買ってきたので、2~3年経って忘れた頃にでも見返そうと思います。 なお、この展示は日本では六本木のみとなります。もうすぐ終わってしまいますので、興味があるけどまだ行ってない!という方は迷わずすぐに行くことをお勧めします。
おまけ:
オルセーの次は10月からゴッホ展! これまた大変なことになりそうな気配がw 展覧会はとにかく先手必勝です。
参考記事:展覧会年間スケジュール 1都3県 (2010年7月号)
- 関連記事
-
-
ネイチャー・センス展 【森美術館】 2010/08/16
-
地球最古の恐竜展 【森アーツセンターギャラリー】 2010/08/15
-
誇り高きデザイン 鍋島 【サントリー美術館】 2010/08/14
-
有元利夫展 天空の音楽 【東京都庭園美術館】 2010/08/13
-
和菓子の歴史 【虎屋文庫】 2010/08/11
-
近代日本画にみる東西画壇 -東京・京都・大阪の画家たち- 【泉屋博古館 分館】 2010/08/10
-
村内美術館の案内 2010/08/09
-
オルセー美術館展2010 ポスト印象派(2回目感想後編) 【国立新美術館】 2010/08/07
-
オルセー美術館展2010 ポスト印象派(2回目感想前編) 【国立新美術館】 2010/08/06
-
奈良の古寺と仏像 ~會津八一のうたにのせて~ 【三井記念美術館】 2010/08/05
-
桐島洋子 骨董物語 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】 2010/08/04
-
ブリューゲル版画の世界 (感想後編)【Bunkamuraザ・ミュージアム】 2010/08/03
-
ブリューゲル版画の世界 (感想前編)【Bunkamuraザ・ミュージアム】 2010/08/02
-
ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ (感想後編)【横浜美術館】 2010/07/31
-
ポーラ美術館コレクション展 印象派とエコール・ド・パリ (感想前編)【横浜美術館】 2010/07/30
-
記事が参考になったらブログランキングをポチポチっとお願いします(><) これがモチベーションの源です。


更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter
プロフィール
Author:21世紀のxxx者
多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
関東の方には休日のガイドやデートスポット探し、関東以外の方には東京観光のサイトとしてご覧頂ければと思います。
画像を大きめにしているので、解像度は1280×1024以上が推奨です。
↓ブログランキングです。ぽちっと押して頂けると嬉しいです。
【トラックバック・リンク】
基本的にどちらも大歓迎です。アダルトサイト・商材紹介のみのサイトの方はご遠慮ください。
※TB・コメントは公序良俗を判断した上で断り無く削除することがあります。
※相互リンクに関しては一定以上のお付き合いの上で判断させて頂いております。
【記事・画像について】
当ブログコンテンツからの転載は一切お断り致します。(RSSは問題ありません)
更新情報や美術関連の小ネタをtwitterで呟いています。
更新通知用twitter
展覧スケジュール
検索フォーム
ブログ内検索です。
【○○美術館】 というように館名には【】をつけて検索するとみつかりやすいです。
全記事リスト
カテゴリ
リンク
このブログをリンクに追加する
日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。
<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション
<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス
<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
日ごろ参考にしているブログです。こちらにも訪れてみてください。
<美術系サイト>
弐代目・青い日記帳
いづつやの文化記号
あるYoginiの日常
影とシルエットのアート
建築学科生のブログ
彫刻パラダイス
ギャラリークニャ
「 10秒美術館 」 ~元画商がほんのり捧げる3行コメント~
だまけん文化センター
横浜を好きになる100の方法
美術品オークション
<読者サイト>
アスカリーナのいちご日記
Gogorit Mogorit Diary
青い海(沖縄ブログ)
なつの天然生活
月の囁き
桜から四季の花まで、江戸東京散歩日記
うさみさんのお出かけメモ (u_u)
森の家ーイラストのある生活
Croquis
ラクダにひかれてダマスカス
<友人のサイト>
男性に着て欲しいメンズファッション集
Androidタブレット比較
キャンペーン情報をまとめるブログ
最新記事
-
最近観た展示 (202303) (05/26)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2023年04月号】 (04/01)
-
最近観た展示 (202302) (03/10)
-
最近観た展示 (202301) (02/10)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2023年01月号】 (01/01)
-
2022年の振り返り (12/31)
-
最近観た展示 (202212) (12/30)
-
最近観た展示 (202211) (12/29)
-
最近観た展示 (202210) (11/11)
-
最近観た展示 (202209) (10/07)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年10月号】 (10/02)
-
最近観た展示 (202208) (08/30)
-
最近観た展示 (202206~07) (07/28)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年07月号】 (07/07)
-
映画「トップガン マーヴェリック」4DX SCREEN吹替版 (ややネタバレあり) (06/21)
-
映画「シン・ウルトラマン」(ややネタバレあり) (06/20)
-
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 (感想後編)【国立新美術館】 (06/12)
-
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年 (感想前編)【国立新美術館】 (06/06)
-
ダミアン・ハースト 桜 【国立新美術館】 (05/23)
-
最後の印象派、二大巨匠 シダネルとマルタン展 【SOMPO美術館】 (05/16)
-
最近観た展示 (05/09)
-
ミロ展-日本を夢みて (感想後編)【Bunkamura ザ・ミュージアム】 (04/25)
-
ミロ展-日本を夢みて (感想前編)【Bunkamura ザ・ミュージアム】 (04/20)
-
奇想のモード 装うことへの狂気、またはシュルレアリスム 【東京都庭園美術館】 (04/11)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年04月号】 (04/01)
-
【密蔵院】の安行寒桜の写真 (03/27)
-
グランマ・モーゼス展 素敵な100年人生【世田谷美術館】 (03/22)
-
大・タイガー立石展 世界を描きつくせ!【うらわ美術館】 (03/14)
-
大・タイガー立石展 世界を描きつくせ! 【埼玉県立近代美術館】 (03/07)
-
もうすぐ再開予定 (02/28)
-
2021 MOMASコレクション 第3期 【埼玉県立近代美術館】 (01/21)
-
鎌倉の写真 (2021年11月) (01/18)
-
没後70年 吉田博展 【川越市立美術館】 (01/16)
-
今後の更新について (01/14)
-
【山崎美術館】の案内 (2021年11月) (01/11)
-
保岡勝也 「旧山崎家別邸」 (01/09)
-
映画「劇場版 呪術廻戦 0」(ややネタバレあり) (01/07)
-
TERUHISA KITAHARA 鉄道コレクション展 【京橋エドグランタウンミュージアム】 (01/05)
-
展覧会年間スケジュール (1都3県) 【2022年01月号】 (01/01)
-
2021年の振り返り (12/31)
-
ヘラルボニー/ゼロからはじまる 【BAG-Brillia Art Gallery】 (12/29)
-
映画「キングスマン:ファースト・エージェント」(ややネタバレあり) (12/27)
-
横溝美由紀「Landscape やわらかな地平のその先に」 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】 (12/26)
-
第15回 shiseido art egg 【資生堂ギャラリー】 (12/23)
-
映画「マトリックス レザレクションズ」(ややネタバレあり) (12/21)
-
ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ 【パナソニック汐留美術館】 (12/19)
-
鈴木其一・夏秋渓流図屏風 【根津美術館】 (12/16)
-
【根津美術館】の紅葉 2021年11月 (12/14)
-
カフェラヴォワ 【新宿界隈のお店】 (12/12)
-
川瀬巴水 旅と郷愁の風景 【SOMPO美術館】 (12/10)
最新コメント
- 21世紀のxxx者:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン (感想後編)【三菱一号館美術館】 (12/09)
- ゆーき:イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜 ― モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン (感想後編)【三菱一号館美術館】 (12/09)
- 21世紀のxxx者:奇蹟の芸術都市バルセロナ (感想前編)【東京ステーションギャラリー】 (01/03)
- うさぴょん:キヨノサチコ絵本原画の世界 みんな大好き!ノンタン展 【松屋銀座】 (03/21)
- 21世紀のxxx者:川豊 【成田界隈のお店】 (03/04)
- 21世紀のxxx者:劇団四季 「MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)」 (03/04)
- 萌音:川豊 【成田界隈のお店】 (03/03)
最新トラックバック
月別アーカイブ
- 2023/05 (1)
- 2023/04 (1)
- 2023/03 (1)
- 2023/02 (1)
- 2023/01 (1)
- 2022/12 (3)
- 2022/11 (1)
- 2022/10 (2)
- 2022/08 (1)
- 2022/07 (2)
- 2022/06 (4)
- 2022/05 (3)
- 2022/04 (4)
- 2022/03 (4)
- 2022/02 (1)
- 2022/01 (9)
- 2021/12 (12)
- 2021/11 (14)
- 2021/10 (10)
- 2021/09 (6)
- 2021/08 (9)
- 2021/07 (10)
- 2021/06 (9)
- 2021/05 (11)
- 2021/04 (12)
- 2021/03 (12)
- 2021/02 (13)
- 2021/01 (13)
- 2020/12 (13)
- 2020/11 (14)
- 2020/10 (14)
- 2020/09 (14)
- 2020/08 (15)
- 2020/07 (14)
- 2020/06 (15)
- 2020/05 (15)
- 2020/04 (16)
- 2020/03 (24)
- 2020/02 (26)
- 2020/01 (28)
- 2019/12 (28)
- 2019/11 (26)
- 2019/10 (28)
- 2019/09 (28)
- 2019/08 (28)
- 2019/07 (28)
- 2019/06 (28)
- 2019/05 (28)
- 2019/04 (28)
- 2019/03 (28)
- 2019/02 (26)
- 2019/01 (29)
- 2018/12 (29)
- 2018/11 (28)
- 2018/10 (29)
- 2018/09 (27)
- 2018/08 (29)
- 2018/07 (29)
- 2018/06 (28)
- 2018/05 (29)
- 2018/04 (28)
- 2018/03 (29)
- 2018/02 (26)
- 2018/01 (28)
- 2017/12 (30)
- 2017/11 (28)
- 2017/10 (30)
- 2017/09 (27)
- 2017/08 (26)
- 2017/07 (25)
- 2017/06 (9)
- 2017/05 (18)
- 2015/04 (1)
- 2014/12 (1)
- 2014/10 (1)
- 2014/09 (1)
- 2014/08 (1)
- 2014/07 (1)
- 2014/06 (1)
- 2014/05 (1)
- 2014/04 (6)
- 2014/03 (12)
- 2014/02 (11)
- 2014/01 (16)
- 2013/12 (15)
- 2013/11 (17)
- 2013/10 (22)
- 2013/09 (23)
- 2013/08 (22)
- 2013/07 (24)
- 2013/06 (20)
- 2013/05 (25)
- 2013/04 (23)
- 2013/03 (24)
- 2013/02 (23)
- 2013/01 (27)
- 2012/12 (24)
- 2012/11 (27)
- 2012/10 (28)
- 2012/09 (27)
- 2012/08 (28)
- 2012/07 (28)
- 2012/06 (27)
- 2012/05 (22)
- 2012/04 (18)
- 2012/03 (28)
- 2012/02 (26)
- 2012/01 (28)
- 2011/12 (28)
- 2011/11 (27)
- 2011/10 (28)
- 2011/09 (27)
- 2011/08 (27)
- 2011/07 (28)
- 2011/06 (27)
- 2011/05 (28)
- 2011/04 (27)
- 2011/03 (23)
- 2011/02 (26)
- 2011/01 (28)
- 2010/12 (28)
- 2010/11 (28)
- 2010/10 (29)
- 2010/09 (27)
- 2010/08 (29)
- 2010/07 (28)
- 2010/06 (28)
- 2010/05 (27)
- 2010/04 (27)
- 2010/03 (31)
- 2010/02 (27)
- 2010/01 (29)
- 2009/12 (29)
- 2009/11 (28)
- 2009/10 (24)
- 2009/09 (25)
- 2009/08 (27)
- 2009/07 (23)
- 2009/06 (20)
- 2009/05 (29)
- 2009/04 (30)
- 2009/03 (14)
- 2009/02 (5)
- 2009/01 (2)
- 2008/11 (1)
メディア掲載
記事の共有
この記事をツイートする
ツイート
広告
美術鑑賞のお供
細かい美術品を見るのに非常に重宝しています。
愛機紹介
このブログの写真を撮ってます。上は気合入れてる時のカメラ、下は普段使いのカメラです。
RSSリンクの表示
QRコード

アクセスランキング
twitter
メールフォーム
※できるだけコメント欄にお願い致します。(管理人だけに表示機能を活用ください) メールは法人の方で、会社・部署・ドメインなどを確認できる場合のみ返信致します。