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村内美術館の案内

※当記事は2010年時点のもので、2013年7月のリニューアル以前の情報となります。

もう2ヶ月ほど前のことですが、八王子の村内美術館に行って常設展示を観てきました。ここは常設作品のみで、特に入れ替えも無いようなので、ネタが尽きたらご紹介しようと思って溜め込んでいたらこんなに遅くなってしまった^^; 

P1130276.jpg P1130279.jpg

【公式サイト】
 http://www.murauchi.net/museum/

【会場】村内美術館
【最寄】八王子駅

 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日15時半頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【アクセス詳細】
この美術館は家具屋さんの「村内ファニチャーアクセス八王子本店」の中にあります。最初に載せた写真は裏口で、↓こちらが正面です。
P1130283.jpg

駅からちょっと離れているのですが、家具を買いに来るお客さんのために八王子駅から無料の送迎バスが出ているのが嬉しいです。
P1130285.jpg
30~40分おきに出ていて、15分ほどで着きます。(似たような送迎バスもあるらしいので、乗る時に運転手さんに確認すると良いかもしれません。)
 参考リンク:送迎バスの時刻表

余談ですが、村内の前にニトリが建つらしいです…。↑の写真の右の方にもちらっと写っています。

【感想】
館内はかなり空いて、自分のペースで見ることが出来ました。この美術館は村内の会長である村内道昌氏が集めた作品を展示している美術館で、バルビゾン派のディアズ・ド・ラ・ペニャの「マルグリット(ひな菊占い)」という作品を手に入れて以来、バルビゾン派に関心を持って集めていったそうです。その為、特にバルビゾン派の作品が充実しています。また、バルビゾン派以外にも印象派やエコール・ド・パリなども展示されていて、この作品は○○展で観たぞ!?という物もしばしばあり、素晴らしい内容となっていました。(私が行った時は三菱一号館美術館のマネ展に「スペインの舞踏家」という作品を出しているようでした。)
詳しくは気に入った作品と共に章ごとにご紹介しようと思います。 なお、作品リストはありませんので、メモを元に作品名などを書いていきます。メモを忘れたり間違っていたりすることもあるかもしれませんので、予めご了承ください。 また、この美術館には、たまに作品名のところに解説や子供向けのクイズが書かれているボードがあるのですが、そのクイズの選択肢が読んでて噴き出してしまうような面白いものが多かったですw


<第1章 大自然に降り立つ旅人>
最初のコーナーは自然を舞台にしたバルビゾン派の作品を紹介していました。

シャルル=フランソワ・ドービニー  「ヴァルモンドワ地方の砂掘場」
船の上から観た川の風景を描いた作品です。岸では動物(牛か馬?)が水を飲み、川ではボートを漕ぐ人が見えます。夕暮れのようで、太陽は背景の木に隠れていますが空が赤くなっていて郷愁を誘われました。農村の美しさが伝わります。
入口あたりはドービニーが5点くらいあったかな。弟子の作品などもありました。

ピエール=エティエンヌ・テオドール・ルソー タイトル失念…
広々とした平原と、日が沈んでいく様子を描いた作品です。雲の縁がオレンジ色に染まり、幻想的な色合いとなっています。農作業する人たちの姿も描かれ、のどかで自然と人が共存しているような雰囲気がありました。

ピエール=エティエンヌ・テオドール・ルソー 「フォンテーヌブローの森(バ・ブレオーの樫の木)」
森の中で薪を背負って休んでいる女性を描いた作品です。うっそうとした森の中は暗いですが、奥の方から光が差していて明暗が目立ちました。森に明暗、T・ルソーらしい作品だと思います。

この辺にはテオドール・ルソーの作品も4点くらいありました。(このブログは美術館賞初心者の方も多いので念のためですが、テオドール・ルソーはオルセー展に出ていたアンリ・ルソーとは別人です)


<第2章 田園のロマンを求めて バルビゾンの巨匠たち>
続いて2章。このコーナーも1章と趣旨はあまり変わらないかも。1章とは違った画家が紹介されていました。確かこのコーナーにこの美術館の最初のコレクションもあったと思います。

ナルシス=ヴィルジル・ディアズ・デ・ラ・ペニヤ 「秋」
縦3mくらいある大きな作品です。花を持った女性が立っていて、どこかロココ風な優美さを感じたかな。
この辺はペニヤの作品が6点くらいありました。

ジュル・デュプレ 「農家の傍らの牛」
大きな木の下の水辺で草を食べる2頭の牛と、画面左半分に大きな木が描かれた作品です。水面には家が映っていて、のんびりとした光景が広がっていました。静かに流れる時間を感じる作品でした。

コンスタン・トロワイヨン 「帰りの道」
牧草地からこちらに向かってくる羊の群れが描かれ、その後ろには羊飼いや走っている犬なども見えます。タイトルにもあるように家に帰る様子のようです。 光の強弱もついていてドラマ性がありました。 そう言えば、ここに行った前の週に、千葉でトロワイヨンの羊飼いの絵を観ていました。トロワイヨンは羊飼いの帰り道の主題が好きだったのかな?
 参考記事:浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派 (千葉県立美術館)


<第3章 三大巨匠の共演 ミレーの農民賛歌 コローの詩情 クールベのリアリズム>
私はこのコーナーが一番面白く感じました。ミレー、コロー、クールベの作品が7~8点ずつあって非常に見応えのある内容となっていました。

ジャン=フランソワ・ミレー 「鏡の前のアントワネット・エベール」 ★こちらで観られます
後ろ向きの少女が鏡を覗きこんでいて、そこに映る顔が反射して見えている様子を描いた絵です。あどけなく笑っている顔は非常に楽しそうです。 解説によると、ミレーの父親のような優しい眼差しを読み取れるそうです。可愛らしい仕草で微笑ましい光景でした。

ジャン=フランソワ・ミレー 「パンを焼く人」
半裸の男が釜にパンを入れている様子を描いた絵で、後ろにはパンを練っている男も描かれています。男の体はゴツゴツした筋肉をしていて、力強く見えました。労働を賛歌するミレーの眼差しを感じる作品でした。

ギュスターヴ・クールベ 「雪の中の傷を負った鹿」
雪の谷間になっている所で、猟師が鉄砲で鹿を撃っているところを描いた絵です。鹿は撃たれて身をよじっていて、決定的瞬間を捉えた作品となっていました。このリアリズムは流石です。

ギュスターヴ・クールベ 「フラジェの樫の木」 ★こちらで観られます
中央に大きく描かれた樫の木の絵です。枝は画面の外にはみ出ていて、絵に収まりきらない迫力と存在感がありました。クールベは自然に畏敬の念を抱いていた画家ですが、この作品からもそういった姿勢が感じられました。

ギュスターヴ・クールベ 「ボート遊び(ポドスカーフに乗る女)」
結構大きな作品で、よく観るクールベの作品とはちょっと違う作風で驚きました。この作品は白い小さな船で海を行く女性が大きく描かれています。髪が振り乱れ、波が上がり、鳥が舞っているなど、一瞬を捉えた写真のような感じですが、不思議とダイナミックな感じはしなかったかな。斜めに横切るオールも目を引きました。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「少年と山羊」
海が見える山の森の中、木の下で山羊の頭を抱く裸の少年を描いた作品です。どこか神話を感じさせる光景に思いました。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「小さな水門のある草原」
草原の上で2人の女性が座っていて、右のほうには水門らしきものも描かれています。背景には木々が生え、ぼんやりとした空気感がコローらしい詩情を醸し出しているように思います。平和な雰囲気が漂っていました。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「ヴィル・ダヴレーのカバスュ邸」 ★こちらで観られます
坂の上から坂の下にある屋敷を見おろすような視点で描かれた作品です。両脇には背の高い木があるのですが、縦長で開放感があるように思います。景色は全体的に明るく、木々の影との対比がそう感じさせるのかもしれないと考えながら観ていました。
そういえば、これは2年くらい前のコロー展で観た記憶がありました。(「少年と山羊」もあった気がします)


<第4章 19世紀の保守と革新>
ここは当時主流のアカデミスムの作品や、次の時代に影響を与えた画家の作品が並ぶコーナーでした。この辺から会場のあちこちに家具セットが置いてあって、自分の家でくつろぐように観ることができました。

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「刈り入れ時」
岩に左肘をおいて座っている農家の娘を描いた作品です。右手には鎌を持っていて、刈り入れの途中でしょうか。憩いのひと時を描いた作品のように思いました。

ジャン=ジャック・エンネル 「横たわる裸婦」
横たわっている白い肌の裸婦を描いた作品です。背景の闇と溶け込むようにぼんやりしていますが、解説によると境に1本の細い線が引かれているとのことで、よく観ると本当にうっすらと描かれていました。均整のとれたプロポーションでアカデミスムっぽい感じもしますが、幻想性がありました。

アドルフ=ジョゼフ=トマ・モンティセリ 「森の中の宴(オペラ[ファウスト]より)」
森の中で3人の男女が立っている様子が描かれた作品です。激しく厚塗りされた筆遣いで、ゴッホやセザンヌに影響を与えた画家であるというのがよくわかります。解説によるとアルコール中毒で目が見えなくなってきたので、こういう激しい画風となったそうです(ここの解説ボードがシニカルで笑いましたw 中々お茶目な解説が多かった。)


<第5章 印象派の光と影>
このコーナーは印象派のコーナーです。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「若いギタリスト」 ★こちらで観られます
スペイン風の格好をした少年がギターを持って立っているところを描いた作品です。かなり輪郭がはっきりしているかな。ルノワールにしてはすらっとした印象の作品に思いました。

ピエール・ボナール 「椅子に足をかける裸婦」
ボナールはナビ派ですが、このコーナーにあります。これは裸婦が椅子に足を乗せている様子の絵で、背景は黄色やオレンジで温かみを感じます。明るい雰囲気の作品でした。

ピエール=オーギュスト・ルノワール 「ジャン・ルノワールと一緒のガブリエルと少女」 
女の子のような3歳くらいの次男ジャンが赤い服の女性(ガブリエル)に抱かれ、手を伸ばしています。その手の先では少女が果物を持ち上げてジャンに見せていて、それを取ろうとしているようです。 ガブリエルの赤い服、ジャンの白い服、背景の緑など色が響きあうようで、幸せそうな雰囲気がありました。

このコーナーには他にもドガやピサロ、ブーダン、ラトゥールなどの作品もありました。


<第6章 哀愁のエコール・ド・パリ>
ここもおなじみのエコール・ド・パリの時代のコーナーです。

モイーズ・キスリング 「ブイヤベース」
沢山の魚がぎっしり台の上に乗せられていて、皆同じ方向を向いているように見えます。赤、緑、白なそ様々な色の魚が置かれ、色彩とボリューム感が迫ってくるようでした。
キスリングは4点くらいあったかな。モンパルナスのキキの肖像などもありました。

ベルナール・ビュッフェ 「卓上の静物」
ビュッフェはエコール・ド・パリより後だと思いますがこのコーナーにありました。赤い壁を背景に、直線を多用したテーブルの上に器やさくらんぼなどが置かれている静物画です。幾何学的で、背景の赤と鍋の青などの強い色彩が目に鮮やかでした。

ここには他に、ヴラマンク、マルケ、ユトリロ、ローランサン、パスキンなどもありました。

<第7章>
ここは章の名前は忘れましたが、主にミレーの作品デッサンや水彩、リトグラフ、エッチングなどが並んだコーナーでした。超有名作「種をまく人」のリトグラフや「落穂拾い」のエッチングもありました。芸術家たちの人柄がにじむような作品が多かったように思います。


<フィナーレ 20世紀のモダニズム>
最後は20世紀の画家のコーナーでした。特にアンドレ・ブラジリエとベルナール・ビュッフェが多かったかな。

アンドレ・ブラジリエ 「川面に映る馬」
目の前に無数の緑の木立が描かれ、その向こうには緑の草原と川があり、沢山の馬が休んでる様子が描かれています。(川の流れにはその馬が映りこんでいます。) 全体的に緑の濃淡で目に鮮やかです。簡略化された馬も動きを感じ、素晴らしい作品でした。

アンドレ・ブラジリエ 「タルドノフの騎士」
これは大きな絵で、雪の降る木立を背景に馬に乗る人々が描かれています。前足を上げて暴れる馬や、走る馬など躍動感が凄いです。オレンジっぽい色を使うなど、色彩も良かったです。

ベルナール・ビュッフェ 「南瓜」
テーブルに置かれたかぼちゃやナス、皿、びんなどが描かれた静物で、特にかぼちゃのオレンジが目を引きます。幾何学的な要素があるなど、ビュッフェの特徴があるように思いました。
ビュッフェはこの部屋にも4点くらいあったかな。ビュッフェ展でもなければこんなに観られるところは中々無いと思います。
 参考記事:ベルナール・ビュフェ展 (目黒区美術館)

この他、美術館の前や休憩室には彫刻作品もありました。


ということで、近代西洋画(特にバルビゾン派)が好きな方がお勧めできる美術館です。バルビゾン派といえば山梨県立美術館のコレクションも有名ですが、こちらも負けていませんでした。 ついでに解説ボードのシニカルなクイズも面白かったですw これだけのコレクションを静かな環境で見られるのは中々無いと思いますので、八王子まで足を伸ばしてみる価値はあると思います。
 参考記事:山梨県立美術館の常設 (山梨旅行)

おまけ:美術館の入口にいた羊や犬のぬいぐるみ。それぞれにバルビゾン派の画家の名前がついているのですが、何故かコローだけ牧羊犬w 中々可愛いです。
P1130281.jpg
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Comment
No title
お久さです。
村内、2度行きました(2回とも富士とセット)
初めて行った時は、リストが無く大変困りました。
2回目はしっかり下敷き持参でメモしまくり。
Tルソーの失念タイトルは、おそらく「夕暮れのバルビゾン村」かと思います。
ブグローにもいいのがありました。

先月、吉野石膏目当てで山形に行ったのですが、その時寄った山寺後藤がここにそっくりでした。
コレクションの内容、ほぼ貸切状態、リストが無いのも。

ただ、どうも私はバルビゾン派が苦手のようです。
山梨は1度行ってみるつもりではいますが。

では、また。
Re: No title
>ベンゼンさん
こんにちは^^
>Tルソーの失念タイトルは、おそらく「夕暮れのバルビゾン村」かと思います。
補足ありがとうございます。この美術館はバルビゾン七星が揃い踏みでしたね。私はバルビゾン派好きなので村内はかなり満足できました。 リストに関してはこれくらいの美術館はリストが無いことは多いかもしれませんね。あれはサービスみたいなもんだと割り切って、常にB5ノートを持って備えています。 よくタイトルを書き漏らしますがw

>山寺後藤
だいぶ色々なところを周られているようですね。私は東北地方は未踏なのですが、山寺後藤もバルビゾンのコレクションも見てみたいです。羨ましい! バルビゾン派は結構普遍的な良さがあると思いますので、観ていくうちに好きになられるかも?? 山梨も良かったですよ。
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
Re: No title
>無名さん
事情通の方でいらっしゃるようですね。私には真偽が分からないので、私だけに留めさせて頂きます。
そういうこともあるんでしょうね。まあ、日本自体も今後どうなるかわからないので、今のうちに良いものをみておかないとと思ってますw
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