関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

目黒寄生虫館の案内

先日ご紹介した山種美術館の後、隣の目黒駅に移動して、「目黒寄生虫館」に行ってきました。ここは世界で唯一の寄生虫をテーマとした博物館となります。

※ご注意
ここは館内の写真を撮れるので、今回の記事は寄生虫の写真なども交えてご紹介します。一応、なるべく遠目の写真を使っていますが、虫が嫌い・怖い方は今回の記事は観ないことをお勧めします。 (概要以降で警告の上、追記+空白行送りの形とします。)

P1140571.jpg

【公式サイト】
 http://kiseichu.org/default.aspx

【会場】目黒寄生虫館
【最寄】目黒駅


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日16時頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
ここは無料で観られるディープスポットとして有名なためか、子供から大人まで幅広いお客さんで賑わっていました。(そんなに混んでいる感じはしません)
広さは普通の雑居ビルの1~2階と言った程度で、30分もあれば十分に周ることが出来ます。

さて、ここからは館内で撮った写真と共に振り返ろうと思います。
寄生虫の写真を観ても大丈夫という方は「続きを読む」のボタンを押して追記をご覧下さい
(単独記事形式で表示している場合はボタンがありません)


































**************** 寄生虫の写真あり感想 ここから ***********************

まず1Fでは寄生虫とは?という説明がありました。宿主から食物を得るのが寄生虫ですが、「外部寄生」「内部寄生」「共生」という3種類が紹介されていました。外部寄生はシラミのように体の外で血をすったりする寄生、内部寄生は体内に入る寄生、共生はイソギンチャクとヤドカリのようにお互いを必要とする関係のようです、
また、内部寄生にはいくつかの寄生経路があるようで、「中間宿主」という食物連鎖を利用した経路などが紹介されていました。例えば、魚を食べた人に寄生虫が付くのは中間宿主が魚で終宿主が人間となるのですが、さらに「待機宿主」などを介する複雑な経路もあるようでした。

右が前述の説明ボート。右下段は寄生虫の標本 左は人につく代表的な寄生虫の標本です。
P1140593.jpg
白いひも状の寄生虫が多いかもw 回虫は特に気持ち悪いです(><)

1Fにはこれ以外にも、沢山の寄生虫の標本、寄生虫の拡大模型、日本の風土病的寄生虫マップ、寄生動物の進化ツリーのような説明ボードもありました。寄生生物は回虫のようなものだけでなく全動物の6%(7万種)にも及ぶ沢山の種類がいるそうです。


続いて2F。2Fはさらに刺激的ですw
ちょっと怖すぎて写真は自粛しますが、ここには「寄生虫病のあれこれ」というコーナーがありました。病状の写真が並び、
 ・陰嚢水腫…男性性器が胴体と同じくらいに膨れ上がる病気。写真は特に衝撃。
 ・回旋糸状虫症…目の網膜や視神経に入って視力障害を起こす。これもかなり怖い…。
 ・水田症皮膚炎…足に炎症が起きている写真。気持ち悪いけど、まだ何とかw
 ・マラリア…腹部が膨れ上がった人々が並んだ写真がありました。
などが紹介されています。他にも鼻が欠けている写真や眠り続けて死ぬ病気の写真などなど、ショッキングな写真が並んでいますw

また、この辺には寄生虫の予防方法も展示されていて、
 ・牛肉/豚肉はよく焼くかよく煮る
 ・生野菜はよく洗う
 ・ペットと遊んだら手を良く洗う
 ・流行地では水や土、昆虫などに注意する
などを注意すると良いようです。

他には代表的な寄生虫の生態や感染経路も紹介されていました。
P1140623.jpg

これはここの目玉とも言える8.8mもの寄生虫(日本海裂頭条虫)の標本です。
P1140642.jpg
マス寿司を食べた人の中で育ったそうで、3ヵ月後に便に虫の体の一部が出てくるまで自覚症状もなかったそうです。自覚症状が無くてもこれはキツイw
隣にある白い紐でどれくらいの長さか体験してみることもできます。

こちらも様々な病状や生態の紹介。
P1140665.jpg

これは小部屋に展示されていた寄生虫の博士の「虎の巻」だそうです。寄生虫が細かく描かれています。
P1140689.jpg

一応、特別展として、「知られざるゴキブリの世界」というコーナーがありました。
 会期;2010年4月29日~9月26日
P1140575.jpg

特別展といっても、日本や世界のゴキブリの標本と説明ボードのみです。標本だと意外と冷静に見られるかもw 世界には5000種類以上のゴキブリがいるそうで、日本には60種類、家屋にいるのは10種類くらいのようでした。 ゴキブリというと嫌なイメージしかありませんが、漢方薬に使われる種類、爬虫類のペットフードに使われる種類、研究やペットに使われる種類もあるようです。…ペットってw 欧米では「ペットローチ」として古くから盛んらしいですが、想像できませんねw

また、2Fの一番奥にはミュージアムショップ(ここの写真はNG)もありました。ショップには寄生虫のTシャツや、本物の寄生虫入りのキーホルダーなど、面白過ぎるグッズも売っていました。

ということで、怖いもの見たさの気分で行ってみましたが、非常に参考になる情報量の多い博物館でした。寄生虫の生態などを知ることで、単に怖がるのではなくどうすれば防げるかも分かって良かったです。 普段から気をつけないと大変なことになってしまうかも…。かなりの啓蒙になりました。 絶対に南方系の寄生虫にだけは寄生されたくないものです。

おまけ:1Fにある募金箱
P1140691.jpg

無料でこんなに面白い博物館をやっていることへの感謝の気持ちをこめて、募金してきました。今後とも頑張って欲しいです。

**************** 寄生虫の写真あり感想 ここまで ***********************
空白行送り


































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コメント
No title
結構近所?に住んでいるのにまだ入ったことがありません。
友だちは何日間かパスタが食べられなかったと言っていましたw
そろそろ、覗きに行ってみます。
2010/08/25(水) 01:48 | URL | きぼう丸 #skMrwbAU[ 編集]
でた~!
家の女の子の初デートの話し。
男の子に「どこに行きたい?」と聞かれて彼女が選んだのがここでした…。

男の子がかわいそうになりました…。
すぐ終わりました。e-466

女の子とこの記事見てます。
2010/08/25(水) 08:42 | URL | パンピー #-[ 編集]
No title
ここ~!
前から気になってたけど、こわいな~(><)
怖いもの見たさで行ってみたいけど…

特別展がゴキブリっていうのもスゴイ!
ゴキブリの次がなんなのかちょっと気にもなる…ぷぷ。

無料なら一度行ってみようかなー
2010/08/25(水) 16:52 | URL | アスカリーナ #BWgGc7Fk[ 編集]
Re: No title
>きぼう丸さん
実はこの後、地元近くでイタリアンを食べたのですが、パスタの瓶詰めを見てびくっときましたw
私はいい年の男なので結構平気ですが、虫が苦手な人は軽いトラウマになるかもしれませんね^^;
その辺の心配を感じないなら遊びに行ってみると楽しめるんじゃないかと思います。
2010/08/26(木) 01:23 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
Re: でた~!
>パンピーさん
失礼ながらちょっと笑ってしまいました。 確かに初回にはちょっとキツイかな。男の度量を試されたのでしょうか?w
でも、私も含めデートできている人も何組かいましたので、意外とデートスポットになってるかもしれません。
(連れも喜んでたし。) 行くタイミングの問題かも?w
2010/08/26(木) 01:34 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
Re: No title
>アスカリーナ
ここはキモいと分かっていても知的好奇心をつんつんしてきますよねw
標本になると意外と平気で見られましたが、むしろ病気の症状の写真の方がショッキングでした。

ゴキブリは標本だけでしたが、世の中には変わった展示もあるものですw
ちょっと怖いですが、行かれたら話のネタになると思います^^; 無料ですしね!
2010/08/26(木) 01:40 | URL | 21世紀のxxx者 #-[ 編集]
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