セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅 (感想前編) 【ブリヂストン美術館】
ここ数日、新橋→銀座と美術めぐりをご紹介していますが、前回ご紹介したHIGASHIYA GINZAでお茶した後、さらに京橋に進んでブリヂストン美術館で「セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅」を観てきました。非常に見所の多い展覧会でしたので、前編・後編に分けてご紹介しようと思います。

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
この美術館はいつも空いているのですが、こんなにお客さんがいるのは初めて見ました。場所によっては混みあって、軽く人だかりも出来るくらいかな。めちゃくちゃ混んでいるわけでは無いですが、ちょっと驚きました。 …それもそのはずで、いつもここの企画展はここのコレクションを中心とした内容ですが、今回は日本各地の素晴らしい作品が並んでいて充実していました。 章分けはセーヌ川の上流から河口にかけて地域別に5章構成となっていて、19~20世紀に活躍した画家の作品が多岐に渡って並んでいます。 詳しくは章ごとに気に入った作品と共にご紹介しようと思います。 なお、作品名の隣に★マークをつけた作品は公式サイトで観ることができます。直接リンクが出来ないので、気になるものは公式サイトでチェックしてみてください^^;
<第1章 セーヌ上流とロワン河畔>
まずはセーヌ上流のロワン川と合流するサン=マメス付近を題材にしたコーナーです。サン=マメスはフォンテーヌブローの東端に位置していて、近くにはバルビゾンやグレー、モレもあります。この辺の地名はバルビゾン派~印象派以降の作品でよく見かける名前なので、地図で位置関係も知ることができてかなり参考になります。 ここにはそうした郊外の風景が広がる作品が並んでいました。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメス」 ★
河岸から見た川と、その奥の町並みを描いた作品です。丁度、ロワン川が合流してきている地点で、最近似た作品を観た覚えがあります。明るく淡い色使いが何とも爽やかで開放的な雰囲気がありました。 解説によると遠近感があり、軽快なタッチがそれを強調しているとのことでした。
高田力蔵 「雨後のサン=マメス」
俯瞰するような視点で描かれた川とその両脇の家々、対岸には森なども見えます。どっしりとした色使いで、結構好みでした。
浅井忠 「グレーの橋」
古い橋とそこを渡る2人の人、背景には大きな建物も描かれた作品です。淡い色彩で光の加減が素晴らしい1枚でした。
この隣にはほぼ同じ場所を描いたと思われる黒田清輝の作品もありました。黒田と浅井はグレーに留学していたのを思い出しました。
参考記事;黒田清輝のフランス留学 (東京国立博物館)
児島虎次郎 「岸の森」
河畔の森の中にいる山羊と杖をもった女性が描かれた作品です。明るい色彩で光が降り注いでいる感じがします。背景に見える家や川の反射も繊細でかなり好みの作品でした。
この作品は児島虎次郎にゆかりある大原美術館の所蔵で、児島虎次郎は2点並んでいました。
参考記事:大原美術館名品展 (宇都宮美術館)
梅原龍三郎 「モレー」
河岸のこんもりした木と、左の方に家々が描かれた作品です。空の青、屋根のオレンジ、木の緑など色彩が目に鮮やかでした。これを師事したルノワールに見せたところ、とても良い絵だと激励してくれたそうです。ルノワールの影響も感じるように思えました。
この辺には結構知らない日本人画家の作品もあったのですが、どれも素晴らしく好みの作品ばかりでした。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメスの平原、2月」
左右にセーヌ河が流れている風景で、両脇に木が立ち水平と垂直が多いように思います。 枯れた木などのせいか少し寂しげな風景となっていました。2月なので冬なのかな。
<第2章 セーヌと都市風景-パリ>
続いて2章はパリ付近のセーヌの流れを題材にしていました。パリはセーヌの中洲のシテ島が発祥の地らしく、セーヌと深く関わってきた街だそうです。ここにはシテ島にかかるポン=ヌフ(橋)や、隣のサン=ルイ島なども含めたパリのセーヌの風景が並んでいました。
カミーユ・ピサロ 「ポン=ヌフ」
大きな橋を上から見下ろすような視点で描いた作品です。向こう岸にも高い建物があり、橋には沢山に人や馬車が行きかっているなど活気に溢れています。解説によるとこれは雨後の風景のようでした。 また、この作品もどこかで観た記憶があるぞ?と思ったら、この風景は連作で13枚あるとのことでした。似ている絵だったのかも。
アルベール。マルケ 「ポン=ヌフ夜景」
パリの最も古い橋「ポン=ヌフ」を見下ろすように描いた夜景の絵です。黄色や赤の光が暗闇に浮かび、非常に美しく幻想的な雰囲気がありました。よく見ると橋の上にも人影が見えるなど、暗さの中でも丁寧に描いているようでした。
この隣には同じ橋の冬景色を描いた作品もありました。今回の展示はマルケも素晴らしいです^^ (それにしてもこの展覧会はあまりジャンルや画風で順序を分けていないのが逆に面白かったです。題材ありきですね。)
ポール・シニャック 「パリ、ポン=ヌフ」 ★
シニャックらしく点描で描かれた作品です。ノートルダム大聖堂なども見える風景で、橋の下には煙をあげている船の姿も見られます。点描による色彩も独特で、少し明るめに感じました。
モーリス・ユトリロ 「パリのアンジュー河岸」
河岸の家と木々、石段などを描いた作品です。恋人同士らしい男女の姿も描かれ、木々の緑は明るく爽やかな印象を受けます。…そのせいかぱっと観てユトリロとは気づかなかったw 恐らく色彩の時代かな? 女性も普通に描かれているようでした。
参考記事:モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- (損保ジャパン東郷青児美術館)
荻須高徳 「アンジュ河岸・パリ」
右に川と橋が描かれ、左半分は上り坂?とその脇の家々が濃い色彩で描かれています。友人の佐伯と同じようにヴラマンクから影響があったのかな? この人はかなり好みの画風なので、こういう機会に観られるのが嬉しいです。
この辺には小野竹喬の作品やアンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」などもありました。
参考記事:
生誕120年 小野竹喬展 (東京国立近代美術館)
世田谷美術館の常設 (2010年08月)
日本の美術館名品展 感想前編 (東京都美術館)
カミーユ・ピサロ 「チュイルリー公園の午後」
高いところから見た風景で、円形の噴水と、その周りの公園が描かれています。沢山の人々が集まっていて賑わっている様子で、遠い背景には教会(サント=クロティル教会)の尖塔やオルセー駅を建造するクレーンなども見られます。(1900年のパリ万博に合わせて建設中の頃のようです) また、その上の太陽の光の表現は流石で、近代化しつつある日の午後の穏やかな雰囲気がありました。印象派らしい世相も取り込んだ作品だと思います。
この辺りにはルノワールやドンゲン、ローランサン、いつものゴッホなどもあり幅広い画家の作品があります。
マルク・シャガール 「河のほとり」
セーヌ河と町の上を飛ぶ3人の男女と馬を描いた作品です。全体的に青色で、シャガールの中では淡い感じもしたかな。踊りを踊ったり花束を贈ったりしていて、どこかほっとするような感じも受けます。月光も神秘的な雰囲気でした。
オノレ・ドーミエ 「水浴する人々 19」
ドーミエの版画も4点ほど置かれていました。これは室内でヒモに吊るされて泳ぐポーズをしているオジサンを描いていて、泳ぎの練習でもしているのかな?w どうもシニカルな香りがします。 この作品の隣にはプールサイドのようなところで水を飲んだり物を食べている女性達の絵もあり、あまり行儀が良くない感じがしました。 …やはりいずれも痛烈な皮肉なようですねw ドーミエは意地悪な感じで面白いですw
参考記事:オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画― (国立西洋美術館)
この近くにはボナールなどもありました。
佐伯祐三 「ロカション・ド・ヴォワチュール」
門のような形になっている建物で、どこら辺が川と関係するのかは分かりませんが、どっしりとした風格を感じる絵でした。
この近くには荻須や藤田の作品もありました。
アンリ・ルソー 「要塞の眺め」
灰色の空の下、木々や道、要塞?などを描いた作品です。手前にはぽつんと黒い人影もあり、どこかシュールな感じも受けます。空のせいか少し寂しいのもそう感じる原因なのかも。これも良い作品でした。今回の展示は何気にルソー作品が3点(+後期1点)もあったのが嬉しい。
ということで、前編はここまでです。前半から良い作品ばかりでテンションが上がります。 この調子で最後まで素晴らしい作品が続くので、本当に嬉しくなりました。その上この美術館はぐるっとパスの提示で入れるので、かなりお勧めの展示です。
次回は後半の3章~5章をご紹介しようと思います。モネ好き必見のコーナーもありました。
→後編はこちら

【展覧名】
セーヌの流れに沿って-印象派と日本人画家たちの旅
【公式サイト】
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/exhibit/index.php?id=81
【会場】ブリヂストン美術館
【最寄】JR東京駅・銀座線京橋駅・都営浅草線宝町駅
【会期】2010年10月30日(土)~12月23日(木)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間40分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日15時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
この美術館はいつも空いているのですが、こんなにお客さんがいるのは初めて見ました。場所によっては混みあって、軽く人だかりも出来るくらいかな。めちゃくちゃ混んでいるわけでは無いですが、ちょっと驚きました。 …それもそのはずで、いつもここの企画展はここのコレクションを中心とした内容ですが、今回は日本各地の素晴らしい作品が並んでいて充実していました。 章分けはセーヌ川の上流から河口にかけて地域別に5章構成となっていて、19~20世紀に活躍した画家の作品が多岐に渡って並んでいます。 詳しくは章ごとに気に入った作品と共にご紹介しようと思います。 なお、作品名の隣に★マークをつけた作品は公式サイトで観ることができます。直接リンクが出来ないので、気になるものは公式サイトでチェックしてみてください^^;
<第1章 セーヌ上流とロワン河畔>
まずはセーヌ上流のロワン川と合流するサン=マメス付近を題材にしたコーナーです。サン=マメスはフォンテーヌブローの東端に位置していて、近くにはバルビゾンやグレー、モレもあります。この辺の地名はバルビゾン派~印象派以降の作品でよく見かける名前なので、地図で位置関係も知ることができてかなり参考になります。 ここにはそうした郊外の風景が広がる作品が並んでいました。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメス」 ★
河岸から見た川と、その奥の町並みを描いた作品です。丁度、ロワン川が合流してきている地点で、最近似た作品を観た覚えがあります。明るく淡い色使いが何とも爽やかで開放的な雰囲気がありました。 解説によると遠近感があり、軽快なタッチがそれを強調しているとのことでした。
高田力蔵 「雨後のサン=マメス」
俯瞰するような視点で描かれた川とその両脇の家々、対岸には森なども見えます。どっしりとした色使いで、結構好みでした。
浅井忠 「グレーの橋」
古い橋とそこを渡る2人の人、背景には大きな建物も描かれた作品です。淡い色彩で光の加減が素晴らしい1枚でした。
この隣にはほぼ同じ場所を描いたと思われる黒田清輝の作品もありました。黒田と浅井はグレーに留学していたのを思い出しました。
参考記事;黒田清輝のフランス留学 (東京国立博物館)
児島虎次郎 「岸の森」
河畔の森の中にいる山羊と杖をもった女性が描かれた作品です。明るい色彩で光が降り注いでいる感じがします。背景に見える家や川の反射も繊細でかなり好みの作品でした。
この作品は児島虎次郎にゆかりある大原美術館の所蔵で、児島虎次郎は2点並んでいました。
参考記事:大原美術館名品展 (宇都宮美術館)
梅原龍三郎 「モレー」
河岸のこんもりした木と、左の方に家々が描かれた作品です。空の青、屋根のオレンジ、木の緑など色彩が目に鮮やかでした。これを師事したルノワールに見せたところ、とても良い絵だと激励してくれたそうです。ルノワールの影響も感じるように思えました。
この辺には結構知らない日本人画家の作品もあったのですが、どれも素晴らしく好みの作品ばかりでした。
アルフレッド・シスレー 「サン=マメスの平原、2月」
左右にセーヌ河が流れている風景で、両脇に木が立ち水平と垂直が多いように思います。 枯れた木などのせいか少し寂しげな風景となっていました。2月なので冬なのかな。
<第2章 セーヌと都市風景-パリ>
続いて2章はパリ付近のセーヌの流れを題材にしていました。パリはセーヌの中洲のシテ島が発祥の地らしく、セーヌと深く関わってきた街だそうです。ここにはシテ島にかかるポン=ヌフ(橋)や、隣のサン=ルイ島なども含めたパリのセーヌの風景が並んでいました。
カミーユ・ピサロ 「ポン=ヌフ」
大きな橋を上から見下ろすような視点で描いた作品です。向こう岸にも高い建物があり、橋には沢山に人や馬車が行きかっているなど活気に溢れています。解説によるとこれは雨後の風景のようでした。 また、この作品もどこかで観た記憶があるぞ?と思ったら、この風景は連作で13枚あるとのことでした。似ている絵だったのかも。
アルベール。マルケ 「ポン=ヌフ夜景」
パリの最も古い橋「ポン=ヌフ」を見下ろすように描いた夜景の絵です。黄色や赤の光が暗闇に浮かび、非常に美しく幻想的な雰囲気がありました。よく見ると橋の上にも人影が見えるなど、暗さの中でも丁寧に描いているようでした。
この隣には同じ橋の冬景色を描いた作品もありました。今回の展示はマルケも素晴らしいです^^ (それにしてもこの展覧会はあまりジャンルや画風で順序を分けていないのが逆に面白かったです。題材ありきですね。)
ポール・シニャック 「パリ、ポン=ヌフ」 ★
シニャックらしく点描で描かれた作品です。ノートルダム大聖堂なども見える風景で、橋の下には煙をあげている船の姿も見られます。点描による色彩も独特で、少し明るめに感じました。
モーリス・ユトリロ 「パリのアンジュー河岸」
河岸の家と木々、石段などを描いた作品です。恋人同士らしい男女の姿も描かれ、木々の緑は明るく爽やかな印象を受けます。…そのせいかぱっと観てユトリロとは気づかなかったw 恐らく色彩の時代かな? 女性も普通に描かれているようでした。
参考記事:モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- (損保ジャパン東郷青児美術館)
荻須高徳 「アンジュ河岸・パリ」
右に川と橋が描かれ、左半分は上り坂?とその脇の家々が濃い色彩で描かれています。友人の佐伯と同じようにヴラマンクから影響があったのかな? この人はかなり好みの画風なので、こういう機会に観られるのが嬉しいです。
この辺には小野竹喬の作品やアンリ・ルソーの「サン=ニコラ河岸から見たサン=ルイ島」などもありました。
参考記事:
生誕120年 小野竹喬展 (東京国立近代美術館)
世田谷美術館の常設 (2010年08月)
日本の美術館名品展 感想前編 (東京都美術館)
カミーユ・ピサロ 「チュイルリー公園の午後」
高いところから見た風景で、円形の噴水と、その周りの公園が描かれています。沢山の人々が集まっていて賑わっている様子で、遠い背景には教会(サント=クロティル教会)の尖塔やオルセー駅を建造するクレーンなども見られます。(1900年のパリ万博に合わせて建設中の頃のようです) また、その上の太陽の光の表現は流石で、近代化しつつある日の午後の穏やかな雰囲気がありました。印象派らしい世相も取り込んだ作品だと思います。
この辺りにはルノワールやドンゲン、ローランサン、いつものゴッホなどもあり幅広い画家の作品があります。
マルク・シャガール 「河のほとり」
セーヌ河と町の上を飛ぶ3人の男女と馬を描いた作品です。全体的に青色で、シャガールの中では淡い感じもしたかな。踊りを踊ったり花束を贈ったりしていて、どこかほっとするような感じも受けます。月光も神秘的な雰囲気でした。
オノレ・ドーミエ 「水浴する人々 19」
ドーミエの版画も4点ほど置かれていました。これは室内でヒモに吊るされて泳ぐポーズをしているオジサンを描いていて、泳ぎの練習でもしているのかな?w どうもシニカルな香りがします。 この作品の隣にはプールサイドのようなところで水を飲んだり物を食べている女性達の絵もあり、あまり行儀が良くない感じがしました。 …やはりいずれも痛烈な皮肉なようですねw ドーミエは意地悪な感じで面白いですw
参考記事:オノレ・ドーミエ版画展―『カリカチュール』と初期の政治諷刺画― (国立西洋美術館)
この近くにはボナールなどもありました。
佐伯祐三 「ロカション・ド・ヴォワチュール」
門のような形になっている建物で、どこら辺が川と関係するのかは分かりませんが、どっしりとした風格を感じる絵でした。
この近くには荻須や藤田の作品もありました。
アンリ・ルソー 「要塞の眺め」
灰色の空の下、木々や道、要塞?などを描いた作品です。手前にはぽつんと黒い人影もあり、どこかシュールな感じも受けます。空のせいか少し寂しいのもそう感じる原因なのかも。これも良い作品でした。今回の展示は何気にルソー作品が3点(+後期1点)もあったのが嬉しい。
ということで、前編はここまでです。前半から良い作品ばかりでテンションが上がります。 この調子で最後まで素晴らしい作品が続くので、本当に嬉しくなりました。その上この美術館はぐるっとパスの提示で入れるので、かなりお勧めの展示です。
次回は後半の3章~5章をご紹介しようと思います。モネ好き必見のコーナーもありました。
→後編はこちら
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