ラファエル前派からウィリアム・モリスへ 【横須賀美術館】
横須賀美術館の館内のレストランでランチを済ませた後、特別展の「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」を観てきました。
【展覧名】
ラファエル前派からウィリアム・モリスへ 英国ヴィクトリア朝芸術の精華
【公式サイト】
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/882.html
【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅、浦賀駅、JR横須賀駅など
【会期】2010年10月30日(土)~2010年12月26日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
そこそこお客さんが入っているようでしたが、自分のペースでゆっくり観ることが出来ました。 この展示はイギリスの「ラファエル前派」と「アーツ・アンド・クラフツ」という2つの美術運動を題材としていて、どのように変遷していったか観ることができました。 結構、点数もあってリストで見ると120点くらいあります。(公式サイトに作品リストも載っています)
一応、ごく簡単にご説明すると、「ラファエル前派」というのは1848年に美術学校の学生だったダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントの3人によって結成された集団で、その後ロセッティの弟(批評家)など4人を加えた7人が初期メンバーとなっています。 その活動方針は、イタリアの巨匠、ラファエロよりも前の時代(初期ルネサンス)に範をとり、自然の入念な観察に立ち返るという理念を持っていて、中世の文学を題材にした作品や、聖書・聖人を主題とした作品が多く、細密な描写と鮮やかな色彩に特徴があります。純粋美術と応用美術の一体性に強い信念を持っていたようなので、アーツ・アンド・クラフツとも繋がっていったようです。
参考リンク:
ラファエル前派のwikipedia
アーツ・アンド・クラフツは、ウィリアム・モリスが中心となった運動で、当時、安価で粗悪な工業製品が蔓延していたことに異を唱え、中世のギルドのような手仕事の良さを見直しました。その運動の範囲は広範囲で、家具・インテリア、書籍、ステンドグラス等、生活の中にある様々な品に芸術性を与えるものでした。 アール・ヌーヴォーや日本の「民藝」もこの運動から影響を受けているなど、世界各国に大きな影響を与えた運動です。
参考リンク:
アーツ・アンド・クラフツのwikipedia
参考記事:
ウィリアム・モリス ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン展 (うらわ美術館)
生活と芸術 アーツ&クラフツ展 ウイリアム・モリスから民芸まで(東京都美術館)
2つの運動の概要はこんな感じなので、あとはいつもどおり気に入った作品をご紹介しようと思うのですが、章分けが作品リストにもメモに残っていないので、ずらずらと書く感じになります^^;
ウィリアム・ダイス 「タウトンのヘンリー6世」
瓦礫の煉瓦の塀の前で立ち、本を持って目をつぶっている中世風の男性が描かれています。なにか悩んでいるような感じがしたかな。 一方、周りの瓦礫や草は繊細かつ精密に描かれ、色も鮮やかです。この画家はラファエル前派の3人よりも年上で、彼らに大きな影響を与えた人だそうで、そのせいか画風はラファエル前派のような趣がありました。
ウィリアム・ダイス 「聖母子」
本を持ち、キリストを抱く横顔のマリアを描いた作品です。キリストも覗きこんでいるのが微笑ましい感じでした。この作品はルネサンス期のような感じを受けたのですが、解説によると、「ナザレ派」(同じくルネサンスに回帰したドイツの一派)からの影響のようでした。
最初の方にはジョン・ラスキンの本や版画が3点ほど並んでいました。精密な版画で目を見張りました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「ルネ王のハネムーン:音楽」
パイプオルガン越しにキスをしている男女が描かれた作品で、これはモリス・マーシャル・フォークナー商会(ウィリアム・モリスの会社)の初期の代表作「キャビネット:ルネ王のハネムーン」の素描だそうです。画面いっぱいに収まる感じで、装飾的な雰囲気がありました。オルガン越しにキスというのも面白い主題です。
この辺はロセッティの下絵みたいなのが数点あり、どれも素晴らしかったです。
フォード・マドックス・ブラウン 「トリスタン卿の死」
床で眼をうつろにして倒れている男性(トリスタン)、それに必死に抱きついている女性(イゾルデ)、その背後に血の着いた槍のようなものと冠を持った男性(マルク)が描かれた作品です。近くには犬の姿や窓の外から覗き見る人々の姿も見られます。 これは「トリスタンとイゾルデ」のワンシーンで、イゾルデが政略結婚させられたコーンウォール王マーク(マルク)の手によってイゾルデの恋人トリスタンが絶命した瞬間となっています。ドラマチックな雰囲気があり、主題といい、色鮮やかで細密といい、ラファエル前派の特徴のように思えました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「聖ゲオルギウス物語:ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」
ステンドグラスのための下絵です。多分どこかで観た記憶が…。 大きく口を開ける竜の首元に剣を突き刺す若い騎士が描かれています。その背後には縄で縛られた女性が描かれているのですが、上手いことみんな枠の中に納まっていました。装飾的でステンドグラスに相応しいデザインとなっていました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「愛の杯」 ★こちらで観られます
この作品は国立西洋美術館にある同名の作品を水彩で描いたレプリカ3作のうち、3番目の作品だそうです。西洋美術館の作品は大好きなのですが、レプリカがあるとは知りませんでした。 赤い服の女性が金のカップを口元に近づけていて、そこにはいない騎士への愛を誓っているとのことです。西洋美術館の作品と比べるとちょっと色が薄いように思えたのは水彩だからかな。
参考記事:
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年10月 絵画編)
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「レディ・リリス」
手鏡を観て櫛でブロンドの髪をとかしている白いドレスの女性が描かれ、周りには花が飾られています。服は白いのですが爽やかさというよりはどこか妖艶な感じがあったかな。この部屋にはロセッティの作品が結構ありました。油彩は少ないですが…。
ジョン・ウィリアム・インチボルド 「スペインの春」
空を背景に、緑の畑の前で農夫らしき男女が座り、男性が球体のようなものを持ち上げている様子が描かれています。のんびりした雰囲気もある作品なのですが、細部まで精密に描かれていて、色はちょっと暗めに感じました。
この画家はロイヤルアカデミー展で風景画を絶賛され、ラファエル前派の風景画家と言える人の中で恐らく最高と評価されたそうです。
ウィリアム・ホルマン・ハント 「ビアンカ」
マンドリンかリュートのような楽器を持ち、こちらをちらっと見る女性が描かれた作品です。「ビアンカ」という名前はシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」に登場する女性の名前にちなんでいるそうです。また、着ているドレスはルネサンス風だそうで、光沢を感じ、レースなどは緻密な描写となっていました。
解説にはハントの興味深い考えが書かれていました。それによると、ロセッティの作風は普遍化しすぎるので、特定のモデルの美しさを讃えている点で、自分(ハント)はラファエル前派の理念に忠実であると思っていたようです。
ウィリアム・ホルマン・ハント 「キリストと二人のマリア」 ★こちらで観られます(pdf)
両手をあげて背後に円形の虹をかざすキリスト、キリストの足に跪くような人、その背後の女性の3人が描かれた作品です。これはキリストの復活のシーンのようで、2人の人物は2人のマリアとなっています。ちょっと神話的な感じで色彩が綺麗な作品でした。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「プシュケを救い出すクピド」
最初の写真の絵です。床に座って?ちょっと目が泳いでいる感じの女性と、それに抱きついていく赤い衣のクピドを描いた作品です。周りは暗い感じですが、衣が女性を覆いこむようになっていて、花も舞っているなど色彩が綺麗な作品でした。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」 ★こちらで観られます
恐竜みたいな竜の口に剣を入れて、踏みつけんばかりの勢いの黒い鎧の騎士を描いた作品です。赤いマントがなびいていて、力強くて威厳すら感じました。この作品も色彩が強くて好みでした。
この辺はバーン=ジョーンズの作品が多かったです。水彩とかもあったかな。
ジョン・エヴァレット・ミレイ 「めざめ」
ベッドの上で天井の方を見つめている女の子を描いた作品で、タイトルから察するに起きたばかりなのかな? 手前の布団のレースの表現や衣のヒダが写真のように精密で質感がありました。全体的に白が多く鮮やかな印象で、同じ白でもちょっとずつ違うのも面白かったです。 今回の展覧作品の中でもかなり気に入りました。 …まあ、ミレイの作品は何でも好きですがw
それにしてもミレイが1点だったのは残念。いかに2年位前のbunkamuraのミレイ展が神がかってたかと思い知りますね…。
参考リンク:
bunkamuraのミレイ展 (この頃はブログをやっていませんでした。)
参考記事: ミレイの作品は中々見かけないんですよね…。
「華麗なる花鳥画の世界展」と「ヴィクトリア朝絵画展」 (松岡美術館)
ターナーから印象派へ 光の中の自然 (府中市美術館)
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「東方三博士の礼拝」
西洋画でお馴染みの題材で、キリストを抱くマリアと3人の博士たちが描かれた作品です。太い輪郭線で優美な感じがありました。バーン=ジョーンズも好みです。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ/モリス商会 「ステンドグラス:アベル」
東洋的な草花文様を使った絨毯です。緑や赤が美しく、シンメトリーでパターン化されているような感じでした。ここら辺からアーツ・アンド・クラフツらしき作品が増えてきます。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ/ジョン・ヘンリー・ダール/モリス商会 「タペストリー:東方三博士の礼拝」
巨大で色鮮やかなタペストリーです。細かく描かれた絵のようにすら見えます。緑を背景に青や赤が映えていました。その大きさや鮮やかさが圧巻です。
この辺りには椅子や机、テキスタイルなども展示されていました。
ウィリアム・ド・モーガン 「ラスター彩花器:コウノトリ」
可愛らしいコウノトリが彩色された花器です。赤く金属的な光沢のあるラスター彩で描かれていて、落ち着きと煌びやかな雰囲気が同居しているような感じです。このコウノトリもマスコットキャラクターみたいにデフォルメされているのも親しみやすくて好みでした。
他にも鳥やレイヨウ、白鳥、鹿などをあしらったラスター彩もありました。ラスター彩は本当に美しい…。
参考記事
ウィリアム・ド・モーガン 艶と色彩 -19世紀 タイル・アートの巨匠-(パナソニック電工汐留ミュージアム)
ウィリアム・モリス/モリス・マーシャル・フォークナー商会 「壁紙:柘榴あるいは果実」 ★こちらで観られます(pdf)
柘榴っぽい果物が沢山描かれた壁紙です。よく見るとこの壁紙はパターン化されて、同じ絵が繰り返しになっているのですが、ぱっとみると分かりません。この発想が面白いです。
この辺にはウィリアム・モリスのタイルなどもありました。もう少し進むとモリスのステンドグラスなどもあります。
フレデリック・サンズ 「ベレニケ、エジプト女王」
深いワイン色の衣をまとった女性が、金の髪?の束を持って立っている様子が描かれています。非常に細やかな描写で色も濃く、見栄えの良い作品でした。
なお、この画家は後にロセッティと喧嘩別れしたそうです。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 「南の国のマリアナ」
暗い室内で鏡を前にして自分を観ている女性を描いた作品です。これはテニスンの詩集の中に出てくるシーンらしく、自分の変わりようを嘆いている様子とのことですが… そんなに嘆いているようには見えないかもw ちょっとうらぶれた感じはしますが、自分には分かりませんでしたw
シメオン・ソロモン 「バッハの前奏曲」
絨毯の上で倒れるように女性にもたれかかっている男性や、ピアノを弾く女性、花の咲いた木の枝を持つ女性、よりそう男女、抱き合う女性たち などなど、部屋の中の多くの人物が描かれている作品です。細かく描かれているのですが、水彩ですっきりした色彩となっていて、華やかな雰囲気がありました。
解説によると、この作品にはストーリー性や教訓は無く唯美的とのことでした。…ストーリーありそうなんだけどなあw
イーヴリン・ド・モーガン 「フローラ」
すみれ模様の服を着て、赤い衣を方から下げた女性が描かれています。脇に薔薇を持ち、足元にも薔薇があります。名前からして花の女神かな。 背景の沢山の実を付けた木々も鮮やかで生き生きとした生命感を感じました。
ということで、元々好みのジャンルなので楽しめましたが、油彩が思ったより少なかった気がします。(というか鮮明な色彩の作品がもっと欲しかったというのが正直なところです。) 中々面白い展示でしたが、もうワンパンチあればなあといった感じでした。
この後、常設も観てきました。


【展覧名】
ラファエル前派からウィリアム・モリスへ 英国ヴィクトリア朝芸術の精華
【公式サイト】
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/882.html
【会場】横須賀美術館
【最寄】馬堀海岸駅、浦賀駅、JR横須賀駅など
【会期】2010年10月30日(土)~2010年12月26日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
そこそこお客さんが入っているようでしたが、自分のペースでゆっくり観ることが出来ました。 この展示はイギリスの「ラファエル前派」と「アーツ・アンド・クラフツ」という2つの美術運動を題材としていて、どのように変遷していったか観ることができました。 結構、点数もあってリストで見ると120点くらいあります。(公式サイトに作品リストも載っています)
一応、ごく簡単にご説明すると、「ラファエル前派」というのは1848年に美術学校の学生だったダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントの3人によって結成された集団で、その後ロセッティの弟(批評家)など4人を加えた7人が初期メンバーとなっています。 その活動方針は、イタリアの巨匠、ラファエロよりも前の時代(初期ルネサンス)に範をとり、自然の入念な観察に立ち返るという理念を持っていて、中世の文学を題材にした作品や、聖書・聖人を主題とした作品が多く、細密な描写と鮮やかな色彩に特徴があります。純粋美術と応用美術の一体性に強い信念を持っていたようなので、アーツ・アンド・クラフツとも繋がっていったようです。
参考リンク:
ラファエル前派のwikipedia
アーツ・アンド・クラフツは、ウィリアム・モリスが中心となった運動で、当時、安価で粗悪な工業製品が蔓延していたことに異を唱え、中世のギルドのような手仕事の良さを見直しました。その運動の範囲は広範囲で、家具・インテリア、書籍、ステンドグラス等、生活の中にある様々な品に芸術性を与えるものでした。 アール・ヌーヴォーや日本の「民藝」もこの運動から影響を受けているなど、世界各国に大きな影響を与えた運動です。
参考リンク:
アーツ・アンド・クラフツのwikipedia
参考記事:
ウィリアム・モリス ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン展 (うらわ美術館)
生活と芸術 アーツ&クラフツ展 ウイリアム・モリスから民芸まで(東京都美術館)
2つの運動の概要はこんな感じなので、あとはいつもどおり気に入った作品をご紹介しようと思うのですが、章分けが作品リストにもメモに残っていないので、ずらずらと書く感じになります^^;
ウィリアム・ダイス 「タウトンのヘンリー6世」
瓦礫の煉瓦の塀の前で立ち、本を持って目をつぶっている中世風の男性が描かれています。なにか悩んでいるような感じがしたかな。 一方、周りの瓦礫や草は繊細かつ精密に描かれ、色も鮮やかです。この画家はラファエル前派の3人よりも年上で、彼らに大きな影響を与えた人だそうで、そのせいか画風はラファエル前派のような趣がありました。
ウィリアム・ダイス 「聖母子」
本を持ち、キリストを抱く横顔のマリアを描いた作品です。キリストも覗きこんでいるのが微笑ましい感じでした。この作品はルネサンス期のような感じを受けたのですが、解説によると、「ナザレ派」(同じくルネサンスに回帰したドイツの一派)からの影響のようでした。
最初の方にはジョン・ラスキンの本や版画が3点ほど並んでいました。精密な版画で目を見張りました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「ルネ王のハネムーン:音楽」
パイプオルガン越しにキスをしている男女が描かれた作品で、これはモリス・マーシャル・フォークナー商会(ウィリアム・モリスの会社)の初期の代表作「キャビネット:ルネ王のハネムーン」の素描だそうです。画面いっぱいに収まる感じで、装飾的な雰囲気がありました。オルガン越しにキスというのも面白い主題です。
この辺はロセッティの下絵みたいなのが数点あり、どれも素晴らしかったです。
フォード・マドックス・ブラウン 「トリスタン卿の死」
床で眼をうつろにして倒れている男性(トリスタン)、それに必死に抱きついている女性(イゾルデ)、その背後に血の着いた槍のようなものと冠を持った男性(マルク)が描かれた作品です。近くには犬の姿や窓の外から覗き見る人々の姿も見られます。 これは「トリスタンとイゾルデ」のワンシーンで、イゾルデが政略結婚させられたコーンウォール王マーク(マルク)の手によってイゾルデの恋人トリスタンが絶命した瞬間となっています。ドラマチックな雰囲気があり、主題といい、色鮮やかで細密といい、ラファエル前派の特徴のように思えました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「聖ゲオルギウス物語:ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」
ステンドグラスのための下絵です。多分どこかで観た記憶が…。 大きく口を開ける竜の首元に剣を突き刺す若い騎士が描かれています。その背後には縄で縛られた女性が描かれているのですが、上手いことみんな枠の中に納まっていました。装飾的でステンドグラスに相応しいデザインとなっていました。
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「愛の杯」 ★こちらで観られます
この作品は国立西洋美術館にある同名の作品を水彩で描いたレプリカ3作のうち、3番目の作品だそうです。西洋美術館の作品は大好きなのですが、レプリカがあるとは知りませんでした。 赤い服の女性が金のカップを口元に近づけていて、そこにはいない騎士への愛を誓っているとのことです。西洋美術館の作品と比べるとちょっと色が薄いように思えたのは水彩だからかな。
参考記事:
国立西洋美術館の案内 (常設 2010年10月 絵画編)
ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ 「レディ・リリス」
手鏡を観て櫛でブロンドの髪をとかしている白いドレスの女性が描かれ、周りには花が飾られています。服は白いのですが爽やかさというよりはどこか妖艶な感じがあったかな。この部屋にはロセッティの作品が結構ありました。油彩は少ないですが…。
ジョン・ウィリアム・インチボルド 「スペインの春」
空を背景に、緑の畑の前で農夫らしき男女が座り、男性が球体のようなものを持ち上げている様子が描かれています。のんびりした雰囲気もある作品なのですが、細部まで精密に描かれていて、色はちょっと暗めに感じました。
この画家はロイヤルアカデミー展で風景画を絶賛され、ラファエル前派の風景画家と言える人の中で恐らく最高と評価されたそうです。
ウィリアム・ホルマン・ハント 「ビアンカ」
マンドリンかリュートのような楽器を持ち、こちらをちらっと見る女性が描かれた作品です。「ビアンカ」という名前はシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」に登場する女性の名前にちなんでいるそうです。また、着ているドレスはルネサンス風だそうで、光沢を感じ、レースなどは緻密な描写となっていました。
解説にはハントの興味深い考えが書かれていました。それによると、ロセッティの作風は普遍化しすぎるので、特定のモデルの美しさを讃えている点で、自分(ハント)はラファエル前派の理念に忠実であると思っていたようです。
ウィリアム・ホルマン・ハント 「キリストと二人のマリア」 ★こちらで観られます(pdf)
両手をあげて背後に円形の虹をかざすキリスト、キリストの足に跪くような人、その背後の女性の3人が描かれた作品です。これはキリストの復活のシーンのようで、2人の人物は2人のマリアとなっています。ちょっと神話的な感じで色彩が綺麗な作品でした。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「プシュケを救い出すクピド」
最初の写真の絵です。床に座って?ちょっと目が泳いでいる感じの女性と、それに抱きついていく赤い衣のクピドを描いた作品です。周りは暗い感じですが、衣が女性を覆いこむようになっていて、花も舞っているなど色彩が綺麗な作品でした。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」 ★こちらで観られます
恐竜みたいな竜の口に剣を入れて、踏みつけんばかりの勢いの黒い鎧の騎士を描いた作品です。赤いマントがなびいていて、力強くて威厳すら感じました。この作品も色彩が強くて好みでした。
この辺はバーン=ジョーンズの作品が多かったです。水彩とかもあったかな。
ジョン・エヴァレット・ミレイ 「めざめ」
ベッドの上で天井の方を見つめている女の子を描いた作品で、タイトルから察するに起きたばかりなのかな? 手前の布団のレースの表現や衣のヒダが写真のように精密で質感がありました。全体的に白が多く鮮やかな印象で、同じ白でもちょっとずつ違うのも面白かったです。 今回の展覧作品の中でもかなり気に入りました。 …まあ、ミレイの作品は何でも好きですがw
それにしてもミレイが1点だったのは残念。いかに2年位前のbunkamuraのミレイ展が神がかってたかと思い知りますね…。
参考リンク:
bunkamuraのミレイ展 (この頃はブログをやっていませんでした。)
参考記事: ミレイの作品は中々見かけないんですよね…。
「華麗なる花鳥画の世界展」と「ヴィクトリア朝絵画展」 (松岡美術館)
ターナーから印象派へ 光の中の自然 (府中市美術館)
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ 「東方三博士の礼拝」
西洋画でお馴染みの題材で、キリストを抱くマリアと3人の博士たちが描かれた作品です。太い輪郭線で優美な感じがありました。バーン=ジョーンズも好みです。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ/モリス商会 「ステンドグラス:アベル」
東洋的な草花文様を使った絨毯です。緑や赤が美しく、シンメトリーでパターン化されているような感じでした。ここら辺からアーツ・アンド・クラフツらしき作品が増えてきます。
エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ/ジョン・ヘンリー・ダール/モリス商会 「タペストリー:東方三博士の礼拝」
巨大で色鮮やかなタペストリーです。細かく描かれた絵のようにすら見えます。緑を背景に青や赤が映えていました。その大きさや鮮やかさが圧巻です。
この辺りには椅子や机、テキスタイルなども展示されていました。
ウィリアム・ド・モーガン 「ラスター彩花器:コウノトリ」
可愛らしいコウノトリが彩色された花器です。赤く金属的な光沢のあるラスター彩で描かれていて、落ち着きと煌びやかな雰囲気が同居しているような感じです。このコウノトリもマスコットキャラクターみたいにデフォルメされているのも親しみやすくて好みでした。
他にも鳥やレイヨウ、白鳥、鹿などをあしらったラスター彩もありました。ラスター彩は本当に美しい…。
参考記事
ウィリアム・ド・モーガン 艶と色彩 -19世紀 タイル・アートの巨匠-(パナソニック電工汐留ミュージアム)
ウィリアム・モリス/モリス・マーシャル・フォークナー商会 「壁紙:柘榴あるいは果実」 ★こちらで観られます(pdf)
柘榴っぽい果物が沢山描かれた壁紙です。よく見るとこの壁紙はパターン化されて、同じ絵が繰り返しになっているのですが、ぱっとみると分かりません。この発想が面白いです。
この辺にはウィリアム・モリスのタイルなどもありました。もう少し進むとモリスのステンドグラスなどもあります。
フレデリック・サンズ 「ベレニケ、エジプト女王」
深いワイン色の衣をまとった女性が、金の髪?の束を持って立っている様子が描かれています。非常に細やかな描写で色も濃く、見栄えの良い作品でした。
なお、この画家は後にロセッティと喧嘩別れしたそうです。
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 「南の国のマリアナ」
暗い室内で鏡を前にして自分を観ている女性を描いた作品です。これはテニスンの詩集の中に出てくるシーンらしく、自分の変わりようを嘆いている様子とのことですが… そんなに嘆いているようには見えないかもw ちょっとうらぶれた感じはしますが、自分には分かりませんでしたw
シメオン・ソロモン 「バッハの前奏曲」
絨毯の上で倒れるように女性にもたれかかっている男性や、ピアノを弾く女性、花の咲いた木の枝を持つ女性、よりそう男女、抱き合う女性たち などなど、部屋の中の多くの人物が描かれている作品です。細かく描かれているのですが、水彩ですっきりした色彩となっていて、華やかな雰囲気がありました。
解説によると、この作品にはストーリー性や教訓は無く唯美的とのことでした。…ストーリーありそうなんだけどなあw
イーヴリン・ド・モーガン 「フローラ」
すみれ模様の服を着て、赤い衣を方から下げた女性が描かれています。脇に薔薇を持ち、足元にも薔薇があります。名前からして花の女神かな。 背景の沢山の実を付けた木々も鮮やかで生き生きとした生命感を感じました。
ということで、元々好みのジャンルなので楽しめましたが、油彩が思ったより少なかった気がします。(というか鮮明な色彩の作品がもっと欲しかったというのが正直なところです。) 中々面白い展示でしたが、もうワンパンチあればなあといった感じでした。
この後、常設も観てきました。
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ようこそ
初めまして。横須賀の住人です。美術館にいらして下さってありがとうございます。次回の収蔵品展「藤田修・深遠なるモノローグ」(銅版画)も、おすすめです。また、観音崎京急ホテルのランチバイキング(レストラン浜木綿)のホテル特製カレーも、とてもおいしいので、地元の人たちでいつもいっぱいです。冬は、空気が澄んでいて景色がとてもきれいですよ。是非、またお出掛けください。カスヤの森現代美術館は、ご存知ですか?こころのオアシスですよ。
Re: ようこそ
>yuyuさん
初めまして、コメントありがとうございます^^
横須賀美術館は綺麗で洒落た雰囲気もさることながら、ロケーションも良くて楽しめました。向かいのホテルも美味しいレストランがあるのですね。地元の人に人気ということはかなり期待できますね。
>カスヤの森現代美術館
名前は見たことがありましたが横須賀の美術館というのは初めて知りました。いやー、横須賀は見所が多いですね。今回は時間が無くて観られなかったところもあるのでまた行ってみたいと思います。情報ありがとうございます!
初めまして、コメントありがとうございます^^
横須賀美術館は綺麗で洒落た雰囲気もさることながら、ロケーションも良くて楽しめました。向かいのホテルも美味しいレストランがあるのですね。地元の人に人気ということはかなり期待できますね。
>カスヤの森現代美術館
名前は見たことがありましたが横須賀の美術館というのは初めて知りました。いやー、横須賀は見所が多いですね。今回は時間が無くて観られなかったところもあるのでまた行ってみたいと思います。情報ありがとうございます!
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