帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展 (感想前編)【千葉市美術館】
先週の日曜日に千葉に遠征して千葉市美術館で「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」を観てきました。見所が多く、メモも多めにとってきましたので、前編・後編に分けてご紹介しようと思います。

【展覧名】
帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展
【公式サイト】
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2010/1214/1214.html
【会場】
千葉市美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】
千葉駅(JR・京成)京成千葉中央駅(京成) 葭川公園駅(千葉都市モノレール)など
【会期】2010年12月14日(火)~2011年1月23日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
会場は結構な賑わいで、場所によって(特に最初の方)は混み合っていました。1つの絵に1~2人ついてるくらいかな。中盤以降はそんなに混んでいなかったので、一時的なものだったのかもしれません。
さて、この展示はアメリカの日本美術のコレクターである眼科医のギッター博士と奥さんの2人で40年間かけて集めたコレクションを展示しています。(110点程度)ギッター博士は在日米軍の医師として日本に滞在していたことをきっかけに日本美術のコレクションを始めたそうで、その内容は江戸時代を代表する絵師を網羅する素晴らしいものでした。(最近、満足⑤の頻度が高い気がしますが、若冲や琳派は好みのど真ん中なので、自然と満足度も高くなりますw)
今回の展示は同時開催の企画は無く、2フロアに渡って広々と展示されていました。全6章構成となっていたのですが、特に前半に好みの作品が集中していたので、今日は1~2章、後編は3~6章をご紹介しようと思います。なお、似たような作品名が多いので、一応作品番号もつけておこうと思います。
<第1章 若冲と奇想の画家たち>
まずは若冲や蕭白といった最近注目度の上がっている奇想の絵師を取り上げたコーナーでした。最初から見所が多くて驚きますw
1 伊藤若冲/無染浄善 「達磨図」 ★こちらで観られます
今回のポスターになっている達磨図です。ぎょろっとした目、濃い眉、大きな髭など少しコミカルな雰囲気のある水墨で、若干うつろな顔をしているかな。 ダイナミックな筆遣いに思える一方で、緩急をつけた表現となっているようでした。初っ端からインパクト大です。
2 伊藤若冲/無染浄善 「寒山拾得図」
子供のような寒山と拾得の姿を描いた作品です。寒山は後姿で眠っているのかな? 拾得はうつ伏せで眠そうな顔で箒を眺めています。何とものんびりした雰囲気で、可愛らしい無邪気な印象を受けました。こんな可愛い寒山拾得は観たことが無いw 解説によるとこの2人の姿勢が三角形を描いているそうで、確かにそうなっていました。可愛いだけじゃないんですねw
ちなみに、寒山と拾得はよく主題とされますが、その見分け方は、寒山は巻物を持っていることが多く、拾得は箒を持っていることが多いようです。
この隣も若冲の寒山拾得図だったのですが、以前ここで観た作品と同様の特徴がありました。
参考記事:
伊藤若冲 アナザーワールド (千葉市美術館)
伊藤若冲 アナザーワールド 2回目(千葉市美術館)
7 伊東若冲 「白象図」 ★こちらで観られます
これも今回の大きな見所じゃないかな。正面を向いた白い象が描かれた作品で、単純化されていてキャラクターのような愛嬌があります。体が丸く、その両脇は画面からはみ出しているのが迫ってくるような感じを生み出していました。なお、白くなっているところは地を塗り残しているようで、黒と白を反転させるような表現となっているのも面白かったです。
この隣には卵型の胴をした若冲が得意とする鶴の図もありました。
9 曾我蕭白 「二老人図」
滝の畔で鬼のような形相の人物と、穏やかな顔をした老人(仙人みたいな)が巻物を広げていて、鬼の顔の人が何かを教えているような場面を描いた作品です。これは呂洞賓に仙術を教えているところではないか?とのことでしたが定かではないようです。蕭白には鬼気迫る作品がありますが、これは穏やかな雰囲気を感じました。
参考リンク:呂洞賓のWikipedia
11 曾我蕭白 「蘭亭曲水図」
川の畔に立つ建物(蘭亭)に42人の名士が集い、曲水の宴をした故事に主題した作品です。立派な川が流れ、奥には山々が見えているのですが、墨の濃淡がくっきりしていて力強い印象を受けました。
18 徴翁文徳 「龍虎図」
6曲1双の屏風です。右が2頭の虎、左が龍となっていて、お互いに向き合うように対峙しています。右隻は背景が白っぽく、左から強い風が吹いているような感じがしました。虎の毛並みはふわっとしているのが繊細で、目はぎょろっとしているのは逆に大胆な感じです。 左隻はダイナミックに渦巻く波(雲?)が力強かったです。こちらは背景が黒っぽく、右隻とコントラストになっているようでした。 ギッターさんも一押しの作品です。
14 長澤蘆雪 「月に竹図」
これもかなり気に入った風情ある作品で、右下から左上に向かって伸びる竹と、ぼんやり浮かぶ満月が描かれています。この絵は輪郭線をとらない技法で描かれているらしく、月はしっとりした雰囲気を出していました。また、この月は白く塗り残しているそうで、こうした技法は師匠の円山応挙を思わせるとのことでした。(そう言えば応挙は雪を塗り残してたりします。)
参考記事:円山応挙-空間の創造 (三井記念美術館)
16 長澤蘆雪 「赤壁図」
中国の絶壁を主題にした作品です。崖の下の川を行く舟が描かれ、もやが立ち込めるような雰囲気です。絶壁は大きく雄大で、岩山と岩山の合間に月が浮かんでいるのが風流な感じでした。
<第2章 琳派の多彩>
続いては琳派のコーナーでした。尾形光琳の作品こそありませんでしたが、光琳に絶大な影響を与えた宗達や、光琳に影響を受けた抱一や其一の作品などがあり、煌びやかなコーナーとなっていました。
20 俵屋宗達 「四睡図」
虎、豊干禅師、寒山、拾得の1匹+3人が寝ている様子を描いた水墨画です。丸っこい虎に寄りかかって寝ている顔が気持ち良さそうw 簡略化されていますが、丁寧な筆を感じる作品でした。 それにしても個人で宗達の作品を持ってるって凄いですね。
21 俵屋宗達 「鴨に菖蒲図」
翼を広げて飛び立つ鴨と、左下に白いあやめが描かれた作品です。鴨は首や羽にはにじみを利用した「たらしこみ」の技法が見られるかな。黒い頭と白い腹の色合いなども含めて濃淡が素晴らしい作品でした。
この辺りで約8分の映像コーナーがありました。最初はギッター博士は最初にハニワに興味を持ち、次に焼き物、その次に江戸絵画というように興味を広げて行ったようです。最初の絵画コレクションは白隠の達磨図だったそうで、これは後ほど展示されています。 インタビューを聞いているとギッター博士は中途半端に日本語を覚えようとせず、感覚で作品を集めているようでした。ニューオリンズの自宅に集めた作品を並べているのですが、2005年にカトリーナが来た際、ギリギリで作品は生き残ったようです(確か5点くらいは駄目になってしまったそうですが…) もうちょっと被害があったらここの作品は消えていたのか…と考えると、個人蔵は危なっかしい気もしますw
26 酒井抱一 「秋冬草花図」
「ぬるで」という赤く紅葉した木や桔梗、葛など秋冬の草花が色鮮やかに描かれた作品です。優美な曲線を描いた姿や、たらしこみを使ったような葉っぱの表現など、非常に好みの作品でした。
27 鈴木其一 「蓬莱山図」
様式化された波間の中、そびえるように立つ岩山(蓬莱山)が描かれた作品です。岩山には松や桜、山の上には赤い太陽と2羽の鶴の姿もあり、お目出度い雰囲気があるかな。緻密な描写と様式化が共存しているところや、鮮やかな色彩から雅なものを感じました。
25 酒井抱一/花山院愛徳 「朝陽に四季草花図」 ★こちらで観られます
今回の展示で最も気に入った作品です。3枚セットの掛け軸で、中央は赤い太陽が描かれ、将軍家を讃える歌も書かれています。右幅の上部には桜、下部には様式化された流水に杜若と河骨、左幅の上部は紅葉、下部には笹に水仙が描かれていました。色彩感覚に気品があり、草花からは軽やかな印象を受けました。素晴らしい!
29 鈴木其一 「秋草図」
赤く染まる秋草と桔梗を描いた作品です。解説によると後方は墨の濃淡でシルエットのように描き、手前は鮮やかな色で際立たせているそうです。描きなれている主題のようで、流麗な雰囲気がありました。
30 酒井鶯蒲 「紅楓図」
たらしこみで描かれた木に、様々な赤色に染まる楓を描いた作品です。1枚1枚の色合いが異なっているのが面白く、華やかな印象を受けました。
と言うことで、1~2章は好みの絵師の作品ばかりで目移りしてしまうほどでしたw ギッター博士は全米でも指折りの眼科医のようですが、個人でこれだけのコレクションを集めるとは…と、感心するばかりの内容です。 個人蔵であることも考えると非常に貴重な機会だと思いますので、おすすめです。
次回は残りの3~6章をご紹介します。


【展覧名】
帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展
【公式サイト】
http://www.ccma-net.jp/exhibition_end/2010/1214/1214.html
【会場】
千葉市美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】
千葉駅(JR・京成)京成千葉中央駅(京成) 葭川公園駅(千葉都市モノレール)など
【会期】2010年12月14日(火)~2011年1月23日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
2時間00分程度
【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
混雑_1_2_③_4_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_4_⑤_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_4_⑤_満足
【感想】
会場は結構な賑わいで、場所によって(特に最初の方)は混み合っていました。1つの絵に1~2人ついてるくらいかな。中盤以降はそんなに混んでいなかったので、一時的なものだったのかもしれません。
さて、この展示はアメリカの日本美術のコレクターである眼科医のギッター博士と奥さんの2人で40年間かけて集めたコレクションを展示しています。(110点程度)ギッター博士は在日米軍の医師として日本に滞在していたことをきっかけに日本美術のコレクションを始めたそうで、その内容は江戸時代を代表する絵師を網羅する素晴らしいものでした。(最近、満足⑤の頻度が高い気がしますが、若冲や琳派は好みのど真ん中なので、自然と満足度も高くなりますw)
今回の展示は同時開催の企画は無く、2フロアに渡って広々と展示されていました。全6章構成となっていたのですが、特に前半に好みの作品が集中していたので、今日は1~2章、後編は3~6章をご紹介しようと思います。なお、似たような作品名が多いので、一応作品番号もつけておこうと思います。
<第1章 若冲と奇想の画家たち>
まずは若冲や蕭白といった最近注目度の上がっている奇想の絵師を取り上げたコーナーでした。最初から見所が多くて驚きますw
1 伊藤若冲/無染浄善 「達磨図」 ★こちらで観られます
今回のポスターになっている達磨図です。ぎょろっとした目、濃い眉、大きな髭など少しコミカルな雰囲気のある水墨で、若干うつろな顔をしているかな。 ダイナミックな筆遣いに思える一方で、緩急をつけた表現となっているようでした。初っ端からインパクト大です。
2 伊藤若冲/無染浄善 「寒山拾得図」
子供のような寒山と拾得の姿を描いた作品です。寒山は後姿で眠っているのかな? 拾得はうつ伏せで眠そうな顔で箒を眺めています。何とものんびりした雰囲気で、可愛らしい無邪気な印象を受けました。こんな可愛い寒山拾得は観たことが無いw 解説によるとこの2人の姿勢が三角形を描いているそうで、確かにそうなっていました。可愛いだけじゃないんですねw
ちなみに、寒山と拾得はよく主題とされますが、その見分け方は、寒山は巻物を持っていることが多く、拾得は箒を持っていることが多いようです。
この隣も若冲の寒山拾得図だったのですが、以前ここで観た作品と同様の特徴がありました。
参考記事:
伊藤若冲 アナザーワールド (千葉市美術館)
伊藤若冲 アナザーワールド 2回目(千葉市美術館)
7 伊東若冲 「白象図」 ★こちらで観られます
これも今回の大きな見所じゃないかな。正面を向いた白い象が描かれた作品で、単純化されていてキャラクターのような愛嬌があります。体が丸く、その両脇は画面からはみ出しているのが迫ってくるような感じを生み出していました。なお、白くなっているところは地を塗り残しているようで、黒と白を反転させるような表現となっているのも面白かったです。
この隣には卵型の胴をした若冲が得意とする鶴の図もありました。
9 曾我蕭白 「二老人図」
滝の畔で鬼のような形相の人物と、穏やかな顔をした老人(仙人みたいな)が巻物を広げていて、鬼の顔の人が何かを教えているような場面を描いた作品です。これは呂洞賓に仙術を教えているところではないか?とのことでしたが定かではないようです。蕭白には鬼気迫る作品がありますが、これは穏やかな雰囲気を感じました。
参考リンク:呂洞賓のWikipedia
11 曾我蕭白 「蘭亭曲水図」
川の畔に立つ建物(蘭亭)に42人の名士が集い、曲水の宴をした故事に主題した作品です。立派な川が流れ、奥には山々が見えているのですが、墨の濃淡がくっきりしていて力強い印象を受けました。
18 徴翁文徳 「龍虎図」
6曲1双の屏風です。右が2頭の虎、左が龍となっていて、お互いに向き合うように対峙しています。右隻は背景が白っぽく、左から強い風が吹いているような感じがしました。虎の毛並みはふわっとしているのが繊細で、目はぎょろっとしているのは逆に大胆な感じです。 左隻はダイナミックに渦巻く波(雲?)が力強かったです。こちらは背景が黒っぽく、右隻とコントラストになっているようでした。 ギッターさんも一押しの作品です。
14 長澤蘆雪 「月に竹図」
これもかなり気に入った風情ある作品で、右下から左上に向かって伸びる竹と、ぼんやり浮かぶ満月が描かれています。この絵は輪郭線をとらない技法で描かれているらしく、月はしっとりした雰囲気を出していました。また、この月は白く塗り残しているそうで、こうした技法は師匠の円山応挙を思わせるとのことでした。(そう言えば応挙は雪を塗り残してたりします。)
参考記事:円山応挙-空間の創造 (三井記念美術館)
16 長澤蘆雪 「赤壁図」
中国の絶壁を主題にした作品です。崖の下の川を行く舟が描かれ、もやが立ち込めるような雰囲気です。絶壁は大きく雄大で、岩山と岩山の合間に月が浮かんでいるのが風流な感じでした。
<第2章 琳派の多彩>
続いては琳派のコーナーでした。尾形光琳の作品こそありませんでしたが、光琳に絶大な影響を与えた宗達や、光琳に影響を受けた抱一や其一の作品などがあり、煌びやかなコーナーとなっていました。
20 俵屋宗達 「四睡図」
虎、豊干禅師、寒山、拾得の1匹+3人が寝ている様子を描いた水墨画です。丸っこい虎に寄りかかって寝ている顔が気持ち良さそうw 簡略化されていますが、丁寧な筆を感じる作品でした。 それにしても個人で宗達の作品を持ってるって凄いですね。
21 俵屋宗達 「鴨に菖蒲図」
翼を広げて飛び立つ鴨と、左下に白いあやめが描かれた作品です。鴨は首や羽にはにじみを利用した「たらしこみ」の技法が見られるかな。黒い頭と白い腹の色合いなども含めて濃淡が素晴らしい作品でした。
この辺りで約8分の映像コーナーがありました。最初はギッター博士は最初にハニワに興味を持ち、次に焼き物、その次に江戸絵画というように興味を広げて行ったようです。最初の絵画コレクションは白隠の達磨図だったそうで、これは後ほど展示されています。 インタビューを聞いているとギッター博士は中途半端に日本語を覚えようとせず、感覚で作品を集めているようでした。ニューオリンズの自宅に集めた作品を並べているのですが、2005年にカトリーナが来た際、ギリギリで作品は生き残ったようです(確か5点くらいは駄目になってしまったそうですが…) もうちょっと被害があったらここの作品は消えていたのか…と考えると、個人蔵は危なっかしい気もしますw
26 酒井抱一 「秋冬草花図」
「ぬるで」という赤く紅葉した木や桔梗、葛など秋冬の草花が色鮮やかに描かれた作品です。優美な曲線を描いた姿や、たらしこみを使ったような葉っぱの表現など、非常に好みの作品でした。
27 鈴木其一 「蓬莱山図」
様式化された波間の中、そびえるように立つ岩山(蓬莱山)が描かれた作品です。岩山には松や桜、山の上には赤い太陽と2羽の鶴の姿もあり、お目出度い雰囲気があるかな。緻密な描写と様式化が共存しているところや、鮮やかな色彩から雅なものを感じました。
25 酒井抱一/花山院愛徳 「朝陽に四季草花図」 ★こちらで観られます
今回の展示で最も気に入った作品です。3枚セットの掛け軸で、中央は赤い太陽が描かれ、将軍家を讃える歌も書かれています。右幅の上部には桜、下部には様式化された流水に杜若と河骨、左幅の上部は紅葉、下部には笹に水仙が描かれていました。色彩感覚に気品があり、草花からは軽やかな印象を受けました。素晴らしい!
29 鈴木其一 「秋草図」
赤く染まる秋草と桔梗を描いた作品です。解説によると後方は墨の濃淡でシルエットのように描き、手前は鮮やかな色で際立たせているそうです。描きなれている主題のようで、流麗な雰囲気がありました。
30 酒井鶯蒲 「紅楓図」
たらしこみで描かれた木に、様々な赤色に染まる楓を描いた作品です。1枚1枚の色合いが異なっているのが面白く、華やかな印象を受けました。
と言うことで、1~2章は好みの絵師の作品ばかりで目移りしてしまうほどでしたw ギッター博士は全米でも指折りの眼科医のようですが、個人でこれだけのコレクションを集めるとは…と、感心するばかりの内容です。 個人蔵であることも考えると非常に貴重な機会だと思いますので、おすすめです。
次回は残りの3~6章をご紹介します。
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