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スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~ 【森アーツセンターギャラリー】

先週の土曜日に六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで、「スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~」を観てきました。これ以前に観てきた展示もいくつか溜め込んでいるのですが、人気がありそうなので先にご紹介しておこうと思います。

DSC_6159.jpg

【展覧名】
 スカイ プラネタリウム~一千光年の宇宙を旅する~

【公式サイト】
 http://www.sky-planetarium.com/

【会場】森アーツセンターギャラリー  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】六本木駅
【会期】2010年11月26日(金)~2011年2月13日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間30分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日17時半頃です)】
 混雑_1_②_3_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_④_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
チケットで3~5分程度並んだ後、会場にはすんなり入れたのですが、最初のコーナーで5分程度待つくらいの混み具合でした。後から後からお客さんがくるので、結構人でぎっしりした感じの中での鑑賞となりました。

さて、今回の展示はプラネタリウムと言うことで、特に美術品があるわけではありませんw 会場内には天体に関する簡単な解説がありましたが、あまり目新しいものも無かったので、簡単に中の雰囲気をご紹介していこうかと思います。中は3部に分かれていて、それぞれ大掛かりな仕掛けとなっていました。


<1 きらめく街の光と夜空の星>
最初の部屋は東京の模型が並べられた大部屋で、2段に分かれた台から鑑賞する形式でした。夕方になり夜になっていく様子が映し出され、それに連れて模型の街も光が灯っていくというものです。ここはどちらかというと模型を楽しむ感じだったかな。


<2 一千光年の立体宇宙散歩 ~3D SKY WALK~>
続いてこちらは1千光年を20mに凝縮したコーナーで、主にオリオン座などの冬の星座を見ることのできる3Dのプラネタリウム回廊となっています。この1千光年には100万もの星があるそうですが、どれくらい再現されているのかは数え切れませんw メガネも要らない3Dのプラネタリウムとはどんなものか?と色々想像してましたが、なるほどというリアクションになりました(仕掛けのネタバレを知りたい方はこの記事の最後の方を読んでください) 星座といってもそれは我々の住む地球からの視点であって、他の視点から見ると全く違った配置に見えるということがよく分かります。理屈は分かっていても、これを見られる機会って中々無いんじゃないかな?
ちなみにここは通路が狭いので激混みでした。反対側を見るのは至難の技w 真ん中に地球儀があって、そこが地球視点となるのですが、その辺りは大人気スポットでした。


<3 地球から宇宙の果てまで宇宙空間シミュレーターで宇宙の旅へ>
最後はユニスターという4分の映像と、メガスターという回転するプラネタリウムのコーナーでした。ユニスターは以前ご紹介したPOWERS OF TENのように、短時間でどんどんスピードをあげて宇宙の果てを目指すという映像です。最後はグレートウォールまで大きくなって終わります。
 参考リンク:POWERS OF TEN の動画検索結果
一方、メガスターは地球から見える400万の星を部屋に映すものです。…これは部屋が明るすぎるのと部屋が四角いので、プラネタリウムという感じじゃないかもw 近くには家庭用のプラネタリウムを試すコーナーなどもあり、雰囲気としてはそっちに近い気がしました。

出口付近にはプラネタリウムグッズコーナーがあり、こちらは見ているだけでも楽しくなるようなグッズが売っていました。宇宙食のアイス?なんかもあって面白いです。


ということで、結構手が込んでいて、歩きながら観るというのは斬新だとは思いましたが、混んでいると逆にそれが仇になって興が殺がれるという弱点があるように思います。(上を向きながら歩いている人が多いので、たまにぶつかりましたw) また、暗すぎると歩けないせいだと思うのですが、少々明るくて、部屋の奥行きの無さを感じてしまうのもちょっと気が乗らなかったかな。 発想は面白いと思いましたが、エンターテインメントに徹するのか、学術的にするのか、ハッキリ色分けした方が良いのではないかと思いました。 混んでいなければ結構良いんでしょうけどね…。

さて、ここからの追記は3Dの仕組みのネタバレOKな人向けの記事になります。 個別記事表示にすると追記も出てしまうので、しばらく空白行を入れます。画面をスクロールしていってください。













































**************** ネタバレあり感想 ここから ***********************
3Dプラネタリウムの正体、それは光る電球を糸で吊るしたものを星の配置に従って無数に並べているものでした。確かに見る場所によって配置が変わるし、3Dですねw 原理は単純だけど並べるのはメチャクチャ大変そう…。

**************** ネタバレあり感想 ここまで ***********************

空白行送り












































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