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【国立歴史民俗博物館】[れきはく]の案内  (2011年02月前編)

前回前々回とご紹介した川村記念美術館に行った後、国立歴史民俗博物館へとハシゴしてきました。(送迎バスで京成佐倉駅に戻ってからタクシーで移動しました。) ここは非常に広い博物館なので、時代別で前編・後編に分けてご紹介しようと思います。

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【公式サイト】
 http://www.rekihaku.ac.jp/

【会場】国立歴史民俗博物館  ★この美術館の記事
【最寄】京成佐倉駅

 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【感想】
閉館まで1時間ちょっとくらいしかなかったこともあり、空いていました。
ここは国立の博物館ということもあり、ルールを守れば館内での撮影が可能となっています。(だいたい複製品で、実物ではないものが多いかな)
↓ルールはこんな感じ。大体他と一緒で中には撮ってはいけない作品もあります。
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今回も展示品を撮影してきたので、それを使ってご紹介しようと思います。以前もここで写真を撮ったのですが、展示内容はだいぶ変わっていました。
 参考記事:国立歴史民俗博物館(れきはく)の案内


<日本文化のあけぼの>
最初は縄文時代~弥生時代のコーナーです。

こちらは石器。結構小さいです。
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ずらりと並んだ土器。縄文中期には地方によって特色が分かれていったようです。
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日本各地の仮面。面白い顔をしていますw
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こちらは土偶。以前、土偶展で観たのがいくつか並んでいました。これは複製だったかな。面白い形をしています。
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 参考記事:国宝 土偶展 (東京国立博物館 本館特別5室)

この辺から弥生時代かな。高床式倉庫。ネズミ返しとか日本史で習ったなーw
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何ともユーモラスな姿をした人面付土器。
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古墳時代の土器。関東の土器などです。
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こちらは銅鏡。中国製に見えますが、日本に来た工人が作ったものという説もあるのだとか。
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 参考記事:中国青銅鏡 (泉屋博古館 分館)

こちらは東国の埴輪。関東一円だけでも各地域で特徴が異なっているそうです。
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この辺には羅城門の復元などもありました。

こちらは沖ノ島の遺跡のコーナー。福岡の沖合いにある沖ノ島は古代から「神の島」として人びとの信仰を集めたそうで、祭祀が行われたようです。
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<中世>
続いて中世のコーナー。一口に中世といっても平安時代から戦国時代頃まであるので結構長いです。

藤原氏の邸宅の1つである東三条殿の再現。いかにも平安貴族の邸宅といった感じかな。
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こちらは平安貴族の生活の再現。後ろに見えるのは御帳台。
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こちらは様々な書物の文体。テキスタイルみたいに文体によってだいぶ雰囲気が違います。
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こちらは藤原道長が書いた御堂関白記の複製。
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そしてこちらは藤原道長が法華経などを収めて山に埋葬した際の経筒の複製。御堂関白記に詳しく書かれていたそうです。
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一気に時代が進んで、1520年代の洛中洛外図屏風(歴博甲本)の複製。狩野元信の作と考えられているそうです。
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洛中洛外図屏風などを元に作られた戦国末期の京都の町並みの模型。
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こちらは戦国時代の鉄砲。
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この頃の主な日本の輸出品だった漆器。螺鈿の洋櫃です。宝箱みたいですw
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 参考記事:阿蘭陀とNIPPON ~レンブラントからシーボルトまで~ (たばこと塩の博物館)

<近世>
近世のコーナー。主に江戸時代かな。

江戸図屏風の複製。これはちゃちな複製でしたが細かいところは観やすいかも。この部屋には江戸の町の再現模型などもあります。
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万国総図・人物図。地球儀と各国の民俗衣装が描かれています。この時代には意外と国際的な作品もあったりして面白い。
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錦絵を売っているお店の再現。豪華な続絵などもあって、華やかな雰囲気です。
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江戸時代くらいになるとカラクリ仕掛けや時計もあります。これはお茶を運ぶ人形かな。中身はこうなっているんですね。
DSC_16787.jpg


ということで、今日はこの辺までにしておこうと思います。これでもかなり飛ばして紹介していて、じっくり解説を読んで周っていたら1日かかるくらい膨大な展示となっています。模型や再現が多いので楽しく歴史を学ぶことができるので、歴史好きの方や学生さんは観てみると良いかもしれません。
次回は後編で特集展示と近現代をご紹介しようと思います。
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■2011/9/29
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