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ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション ~描かれた名所・名物・名産展~ 【北区飛鳥山博物館】

前回ご紹介した紙の博物館の展示を観た後、すぐ隣にある北区飛鳥山博物館で「ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション ~描かれた名所・名物・名産展~」という展示を観てきました。この展示は無料で観られました。

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【展覧名】
 ノスタルジア・駅弁掛け紙コレクション ~描かれた名所・名物・名産展~

【公式サイト】
 http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/history/museum/aind03.php

【会場】北区飛鳥山博物館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】JR・東京メトロ 王子駅


【会期】2011年3月19日(土)~5月8日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 0時間20分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日14時半頃です)】
 混雑_1_2_③_4_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_③_4_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_③_4_5_満足

【感想】
飛鳥山が桜が満開の日曜日だったのに加えて無料だったせいか、結構お客さんが入っていました。(多分、年間でも特に混んでいるタイミングだと思います。)

今回の展示は駅弁掛け紙コレクションということで、駅弁の包みを集めた内容となっていました。以前もこの時期にお弁当に関する展示をやってたので恒例なのかも?? 展示室は2部屋あり、それぞれに弁当の包みが沢山並んでいました。

まず1部屋目は駅弁の歴史や価格リストなどがあり、その後に包み紙が並んでいました。 この博物館の近くの赤羽の駅弁売りの再現などもあって、地元色があります。赤羽のみやこやというお店の上等弁当やサンドイッチの包みがあったのですが、時代によって絵が変遷していく様子がわかります。 戦前のは2~3色刷りのシンプルな版画みたいな感じです。
その他にも全国の駅弁の包みがあり、梅やスキー遊びを描いた行楽を思わせるもの、蟹や鯛が大きく描かれた素材を思わせるものなどもありました。錦絵風のもあればモダンなデザインもあり、当時のセンスが伺えます。
展示室の中央付近には土瓶やプラスチックのお茶容器などもあり、プラスチックのは私も見覚えがありましたw

次の部屋に行く前にロビー的なスペースには現代の駅弁も並んでいて、こちらは流石に多色刷りで形も包装も多種多様となっていました。

続いて2部屋目は30年~40年くらい前の駅弁の包みが並んだコーナーでした。この辺は年配の方にはノスタルジーを感じるらしく、何組かの老夫婦が熱心にあれはどうだったとか話しているのを見ました。先ほどの戦前のものと比べると色鮮やかで、センスもより商業的な感じがします。値段が100~150円くらいなので物価は現在とちょっと違うかなw 
特に揃えが多かったのが「東華軒」というお店(現在でも小田原や熱海で駅弁を販売しています)の包みのシリーズで、お楽しみ弁当というお正月のお弁当の包みを1963年~1979年くらいまで展示していました(歯抜けの年もあり)

ということで、観ているだけでお腹が空いてくる展示でした。 どうせなら駅弁を実際に売ってくれれば良いのにw 無料だし、お堅い内容でもないので飛鳥山に行く機会があったらさらっと観ると面白いかと思います。
なお、この博物館は地下にも常設展示がある(こちらは有料)のですが以前行ったことがあるので、今回は行きませんでした。

この後、さらに渋沢史料館にもハシゴしました。旧渋沢邸の写真も撮ってきたので、次回はそれをご紹介しようと思います。
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