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松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと 【松岡美術館】

前回ご紹介した畠山記念館を観た後、ひたすら歩いて松岡美術館に移動して、「松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと ージョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまでー 穏やかな日常」を観てきました。

P1180441.jpg P1180443.jpg

【展覧名】
 松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと ージョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまでー 穏やかな日常

【公式サイト】
 http://www.matsuoka-museum.jp/exhibition/exhibition.html

【会場】松岡美術館  ★この美術館の記事  ☆周辺のお店
【最寄】白金台駅(東京メトロ) または 目黒駅(JR・東京メトロ)


【会期】2011年4月24日(日)~9月25日(日)
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。

【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 1時間00分程度

【混み具合・混雑状況(日曜日15時頃です)】
 混雑_1_2_3_4_⑤_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_③_4_5_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
初日に行ったのですが、いつも通り空いていてゆっくり観ることができました。
今回はこの美術館の西洋画のコレクションを集めた特別展となっています。この美術館はルールさえ守れば作品の写真を撮ることができますので、今回も撮ってきた写真を使ってご紹介しようと思います。あまり写真を載せすぎるのもあれなので、ちょこちょこっとですw

<1.個性あふれる人びと>
まず最初は人物をテーマにした作品が並んだ展示室となっていました。
P1180481.jpg

ポール・デルヴォー 「オルフェウス」
P1180453.jpg
大好きなデルヴォー! ふらふら~っと歩いている裸婦やどこか現実離れした雰囲気がたまりません。

近くには以前ご紹介したジョン・エヴァレット・ミレイ「聖テレジアの少女時代」やウィリアム・アドルフ・ブーグロー「編み物をする少女」、ルノワールなどもありました。
 参考記事:
  「華麗なる花鳥画の世界展」と「ヴィクトリア朝絵画展」 (松岡美術館)
  エコール・ド・パリ展 (松岡美術館)

マルク・シャガール 「婚約者」
P1180499.jpg
シャガールは何点かあったのですが、これが一番好みでした。新郎新婦はよく主題になるし、色合いもシャガールらしいかな。

藤田嗣治 「二人の子供と鳥籠」
P1180521.jpg
藤田の1918年の作品。ちょっと寂しげな雰囲気で晩年の子供の絵とはちょっと印象が違うかな。

近くにはモディリアーニやピカソもありました。

モイーズ・キスリング 「プロヴァンスの少女」
P1180532.jpg
キスリングの肖像画ありました。キスリングなら何でも好きくらいの勢いですw


<2.穏やかな日常>
続いての部屋は風景画が多い内容となっていました。
P1180606.jpg

モーリス・ユトリロ 「モンマルトルのキュスティーヌ通り」
P1180564.jpg
ユトリロの色彩の時代かな。

モーリス・ド・ヴラマンク 「雪の中の村」
P1180623.jpg
ちょっと右のほうに反射があってすみませんw ヴラマンクは大好きですが、特に雪の絵は好みです。スピード感があります。


と言うことで、この美術館の西洋画コレクションを堪能することができました。勿論、これ以外にも作品はあってご紹介したのはほんの一部です。 また、特別以外にも中国磁器、東洋の仏像、西洋近代彫刻、エジプト文明の品など常設の作品もあるので、しっかり観たら1時間以上かかるかも。(私は何度も来ているので比較的早いペースで回りました。)
静かに観ることができるし写真も撮れるし、ぐるっとパスのみで観られるのも嬉しいところです。近くに庭園美術館もあるので、ハシゴのコースを組んで観るのも良いかと思います。 私自身、この後に庭園美術館にもハシゴしました。
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Comment
松岡美術館
落ち着いてゆったりとしたステキな美術館ですね。
空いている?…なんて贅沢な時間!!v-254

藤田嗣治にこんな絵があるなんて知りませんでした。

Re: 松岡美術館
>パンピーさん
コメントありがとうございます^^
そう、ここは穴場なんです。あまり知られていないようで。
周りには洒落たカフェが軒を連ねているし、白金は素晴らしいところですw

藤田は乳白色の頃が一番好みです^^
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