関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~

NHK大河ドラマ特別展 天地人—直江兼続とその時代— 【サントリー美術館】

上野で尼門跡展を観た後、日比谷線で六本木まで移動して、サントリー美術館で「NHK大河ドラマ特別展 天地人—直江兼続とその時代—」を観てきました。(日記を書くのが遅かったですが、実は初日に行ってきました。)
先月、薩摩切子展の際に入会したメンバーズクラブの会員証を使って入場。何ともお得な感じです。

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【展覧名】
 NHK大河ドラマ特別展 天地人—直江兼続とその時代—

【公式サイト】
 http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/09vol03/index.html
 出品リストはこちら

【会場】サントリー美術館(ミッドタウン3F)
【最寄】千代田線乃木坂駅/日比谷線・大江戸線 六本木駅
【会期】2009年5月30日(土)~7月12日(日)
 ※展覧内容の入れ替えが6回あります。詳細は公式サイトでご確認下さい。
 ※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
 ※写真はコンパクトデジカメで撮影しました。


【鑑賞所要時間(私のペースです)】
 2時間00分程度

【混み具合・混雑状況(土曜日18時頃です)】
 混雑_1_2_3_④_5_快適

【作品充実度】
 不足_1_2_3_④_5_充実

【理解しやすさ】
 難解_1_2_3_4_⑤_明解

【総合満足度】
 不満_1_2_3_④_5_満足

【感想】
実は私は大河ドラマは全くみていないので、直江兼次がどういう人だったのかほとんど知らず、「愛」の兜だけは観たことがあるというくらいの知識でした。しかし、この展覧会では全く知らない人にもわかるように、直江兼次自身の一生とその時代を詳しく説明してくれるので、分かりやすかったです。 途中から、直江兼次というより豊臣秀吉の展覧では?って思うようなところもあったかなw

部ごとにざっくりとご紹介。初日だったせいか結構空いていてじっくり鑑賞できました。

<第1部 直江兼続の生涯>
4Fです。タイトルどおり、直江兼続の生涯を紹介しながら作品が展示されています。最初に有名な「愛」の兜が置いてありますが、これは大河ドラマの撮影に使ったレプリカでした。結構精巧かな。それと目を引いた兜がもうひとつ、「三宝荒神形兜」という真っ赤な三面の顔がついている兜。ちょっとひょうきんな感じもしますが、かっと見開いた目が迫力ありました。
 参考リンク1 参考リンク2

また、ここには刀剣や書状などもあるのですが、「直江状」という歴史上でも重要な書状があります。(これはその写本だったと記憶しています) 内容は、家康から謀反の疑いをかけられた上杉家の弁明?なのですが、その弁明が凄い。「武器を集めてるというけど、あなた達が人にあげるために茶器集めてるようなものです」とか「言いがかりつけて攻めてくる気なら、やってみろ」ってな意味合いです。隣に訳文があるのでよくわかります。これに激怒した家康が上杉討伐で兵を挙げ、さらにそれに乗じて家康を挟み撃ちしようと石田光成が挙兵し、関ヶ原の戦いに発展しました。直江状がなければ時代は大きく違っていたかもと思うとその重みを感じます。そして、天下人になりかけていた家康にこれだけの啖呵をきった直江状は、その後その爽快さから何度も写本されたとのことでした。他にも色々書かれていましたので、読んでみると面白いと思います。

こんな感じで1部は資料が多めな感じですが、大変興味深いものでした。
時期によっては狩野派の作品などもあるようですので、公式サイトで確認したほうが良いかもしれません。
出品リストはこちら

<第2部 直江兼続の時代と文化>
こちらは3Fの展示になります。4Fであっさり生涯が終わってしまい、どうするんだろ??と思ったら、「・・・の時代と文化」って言葉で丸っと戦国時代~江戸初期までの展示になっていましたw 美術品的にはこっちのほうが充実している気がしますので、これはこれで良い感じです。茶器のコーナーなどは利休と秀吉の話になったりして、秀吉が主人公みたいになっていましたが、所々で兼次はこんな関わりですというのを説明していました。
ここで見逃せないのが、「洛中洛外図屏風(歴博乙本)」です。雲が大部分を覆っていて、隙間から町並みを楽しめます。何やら楽しげな人がいたりしたので、じっくり観てきました。このコーナーも会期によっては国宝「上杉本洛中洛外図屏風」などが展示されます。私はこれを目当てにもう一度行こうかと考えています。
他にも能や茶器、蒔絵など様々な展示品があって当時の豪放な文化を堪能できます。中には中国から伝わった本もあるのですが、逆に中国では失われてしまい、日本にしかないという貴重なものもありました。若干、多岐にわたりすぎている気もしますが、渋い作品が多く楽しめました。

ということで、「直江兼次展」というよりはタイトルどおり「直江兼続とその時代」という趣の展示でした。歴史好きの人は特に楽しめるかと思います。


関係ないですが、最近毎晩のようにFC2がサーバー落ちして日記を編集できない状態になりがちです。。。
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