和のよそおい -松園・清方・深水- 【山種美術館】
この前の土曜日に、恵比寿の山種美術館へ行って「和のよそおい -松園・清方・深水-」を観てきました。

【展覧名】
和のよそおい -松園・清方・深水-
【公式サイト】
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
【会場】山種美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】JR・東京メトロ 恵比寿駅
【会期】2012年2月11日(土・祝)~3月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
結構お客さんはいましたが、混んでいるというほどでもなく自分のペースでゆっくり観ることができました。
さて、今回の展覧会は「和のよそおい」というタイトルの通り、主に着物を着た女性を描いた作品が並ぶ展示となっていました。特に上村松園が多めで、後は近代の日本画家の作品といった感じです。詳しくはいつも通り気に入った作品を通してご紹介しようと思います。
<第1章 歴史を彩った人々>まずは歴史上の人物、物語の主人公、江戸庶民などを描いた作品が並ぶコーナーでした。
3 鏑木清方 「伽羅」 ★こちらで観られます
伽羅を髪に炊きこむための蒔絵の枕と、上半身のみ起き上がっている山吹色の和服の女性を描いた作品です。身をくねらせたポーズが色っぽく、薄い水色で菖蒲の模様の打掛?がかけられているのが上品な印象でした。
参考記事:
清方/Kiyokata ノスタルジア (サントリー美術館)
清方/Kiyokata ノスタルジア 2回目(サントリー美術館)
11 森村宜永 「夕顔」
源氏物語の夕顔の帖を描いた掛け軸です。左下に光源氏の牛車の後部と思われるものが描かれ、右上には夕顔を扇子の上に乗せて家の中から出てくる童女(夕顔の君)が描かれています。おたふくのような顔で当時の美人風かな。青く細かい文様の薄い衣をまとっていて、右の御簾越しに袴が見えている表現が見事でした。掛け軸上部には金箔・銀箔が散らされ雅な雰囲気があります。
10 小早川清 「美人詠歌図」
蒔絵の燭台のもと、筆を持って歌を詠むオレンジ色に貝のような模様の着物を着た女性が描かれています。その上の白い着物には扇が散らされていて優美な雰囲気があります。服が織り成す曲線も美しく好みです。解説によると、この画家は清方の弟子だそうで、確かに師匠に通じるものを感じました。
この辺には菱田春草の作品などもありました。
5 荻生天泉・吉村忠夫・松岡映丘 「伊勢物語」
これは合作の巻物作品で、場面ごとに描いている人が違います。特に好みなのは松岡映丘の「河内越」のシーンで、これは夫の身を案じる妻が歌を詠むのを夫がこっそり見て、浮気心をなくすという内容のようです。そう言われると竹垣に隠れている夫がちょっと後悔したような顔に見えるかな。平坦で明るく柔らかい色合いでした。
参考記事:生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナー (練馬区立美術館)
この辺には鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿などの浮世絵なども並んでいました。
7 池田輝方 「夕立」
これはだいぶ前にご紹介しましたが、六曲一双の屏風です。右隻は額堂(絵馬を収めるお堂)の中で雨宿りしている江戸の庶民たちが描かれています。着物の裾を絞っている女性、髪を直す女性、柱に手をおいて外をぼーっと見ている若い男、傘を持った男女など、突然の雨で一時避難といった感じです。左隻は大きな門と壁が描かれ、その上に緑のイチョウ、門の下(画面の左下辺り)には2人の男女が雨宿りしていました。色合いと端正な顔立ちをした人々のせいか、全体的に理想化されたような雰囲気があるように思います。どこか懐かしさも感じました。
参考記事:没後60年記念上村松園/美人画の粋(すい) (山種美術館)
13 北沢映月 「想(樋口一葉)」
原稿用紙の乗った机の前に座り、こちらをじっとみている着物姿の樋口一葉を描いた作品です。その周りは暗い夜に雪が降っているような感じで、3人の人物が白い輪郭で描かれていました。これは樋口一葉の作中人物達で、花を持った『たけくらべ』の美登利(右)、杯を持つ『にごりえ』のお力(中央)、人力車?に乗る『十三夜』のお関(左)だそうです。雪も樋口一葉が想いを寄せた人とのエピソードに関係しているそうで、幻想的かつ樋口一葉の作品や人となりをよく表している作品のようでした。
<第2章 舞妓の美>
続いては舞妓を描いた作品が並んだコーナーでした。
21 小倉遊亀 「舞う(舞妓)」「舞う(芸者)」
金地を背景に、対になって向きあうように(1枚に1人ずつ)2人の舞妓が描かれた作品です。右の女性は黒い着物で、手を上げて舞っています。左の女性は扇子を持って舞っていて、赤い帯に紫の服を着物を着ていました。2人とも煌びやかな刺繍がされて絢爛な雰囲気があり、表情は微笑んでいるように見えて楽しげに思えました。
参考記事:日本美術院の画家たち (山種美術館)
この辺は橋本明治や片岡球子などの作品も並んでいました。
24 伊東深水 「雪中美人」
赤い帯に黄色い着物の女性が傘を差して振り返る様子を描いた作品です。背景には雪の積もった紅梅も描かれていますが、それ以上に女性の着物の桜の文様が華やかで明るく目を惹きました。女性も色っぽくて、気品があります。
参考記事:伊東深水-時代の目撃者 (平塚市美術館)
<第3章 生活の中の女性たち>
続いての3章は生活の中の女性たちを描いた作品のコーナーで、主に明治以後の市井の女性をモデルにしているようでした。
37 伊東深水 「春」 ★こちらで観られます
2人の着物の女性が寄り添うようにして右の女性が楽しそうに左の女性に耳打ちしている様子が描かれています。2人ともモダンな雰囲気の柄と色の着物を着ていて、くっきりとした線で描かれているせいか締まった感じがします。右の女性は目を閉じているように見えて、近くでじっくり観るとまつげの下に薄っすらと瞳が描かれていて驚きました。
この辺には安井曾太郎や清方の版画などもありました。清方の作品にハート型を使ったものもあったのは面白かったです。
<第4章 上村松園と美人画>
最後は上村松園の作品を集めたコーナーで、私はこのコーナーが一番楽しめました。
参考記事:
上村松園展 (東京国立近代美術館)
上村松園 素描、下絵と本画 (川村記念美術館)
57 上村松園 「詠哥」
簪をして、花模様の赤い着物に薄緑の衣の女性が描かれた作品です。筆と紙を持ち歌を詠んでいるようですが、左を向いて誰かと話しているようにも見えます。赤い帯には細かい金の刺繍が施されているなど、雅やかな雰囲気がありました。
61 上村松園 「庭の雪」
水色の着物を着た女性が袖に手を入れて寒そうなポーズをしていて、その右には雪が3~4ほど舞っています。この女性は雪を観ているのかな? 解説によると女性の襟にピンクの布がかけられているのは江戸時代後期に上方で流行った「油取り」というものだそうです。また、髪型も「お染髷」という江戸後期~明治頃に流行ったものだそうです。この作品自体は昭和23年に描かれていますが、しっかりと時代考証をしている様子もわかる作品のようでした。
この近くには松園が描いた作品と髪型についての考証が描かれた解説ボードがありました。よくここまで描いたものだと驚かされます。
53 上村松園 「春芳」 ★こちらで観られます
髪を「元禄勝山」という形に結った武家の女性を描いた作品です。袖を口元に寄せて、右下にある梅の枝を見ているようです。着物の色の取り合わせも美しく、凛とした雰囲気がありました。
58 上村松園 「娘」
左手で針を持ち、右手で糸を通そうとしている江戸時代の町娘を描いた作品です。じっと糸を観る表情は真剣で、可愛らしくも緊張した雰囲気がありました。松園はこうした一般女性もよく描いたそうです。
この辺には「牡丹雪」などもありました。ザ・ベスト・オブ・山種コレクションでも取り上げていたほどの作品です。
参考記事:ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [前期] 江戸絵画から近代日本画へ (山種美術館)
続いては第二会場です。こちらも小部屋にところ狭しと松園の作品が並んでいました。
50 上村松園 「夕べ」
団扇を持った着物の女性が、簾を開けて出てくる様子を描いた作品です。すらっとした立ち姿で、上目遣いなのが色っぽく見えます。簾越しに透けた着物の表現も見事で、清涼感のある作品でした。
ここには「新蛍」「蛍」もあり、蚊帳や簾に透ける表現の3枚が並んでいました。
47 上村松園 「桜可里」
扇子を持って綿帽子をかぶった雪輪模様の着物の女性と、花の付いた桜の枝を持っている少女を描いた作品です。この雪輪紋も江戸の実例に学んでいたものだそうで、時代考証もしっかり行なっている様子が伺えます。この作品は何度か観ていますが、楽しげで好みの作品です。
ということで、タイトルの割には清方と深水は少なかったように思いますが、松園に関しては良い作品を観られたと思います。松園のコレクションを一気に観たい方には良い機会かもしれません。
参照記事:★この記事を参照している記事

【展覧名】
和のよそおい -松園・清方・深水-
【公式サイト】
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
【会場】山種美術館 ★この美術館の記事 ☆周辺のお店
【最寄】JR・東京メトロ 恵比寿駅
【会期】2012年2月11日(土・祝)~3月25日(日)
※営業時間・休館日・地図・巡回などは公式サイトでご確認下さい。
【鑑賞所要時間(私のペースです)】
1時間00分程度
【混み具合・混雑状況(土曜日15時頃です)】
混雑_1_2_3_④_5_快適
【作品充実度】
不足_1_2_3_④_5_充実
【理解しやすさ】
難解_1_2_3_④_5_明解
【総合満足度】
不満_1_2_3_④_5_満足
【感想】
結構お客さんはいましたが、混んでいるというほどでもなく自分のペースでゆっくり観ることができました。
さて、今回の展覧会は「和のよそおい」というタイトルの通り、主に着物を着た女性を描いた作品が並ぶ展示となっていました。特に上村松園が多めで、後は近代の日本画家の作品といった感じです。詳しくはいつも通り気に入った作品を通してご紹介しようと思います。
<第1章 歴史を彩った人々>まずは歴史上の人物、物語の主人公、江戸庶民などを描いた作品が並ぶコーナーでした。
3 鏑木清方 「伽羅」 ★こちらで観られます
伽羅を髪に炊きこむための蒔絵の枕と、上半身のみ起き上がっている山吹色の和服の女性を描いた作品です。身をくねらせたポーズが色っぽく、薄い水色で菖蒲の模様の打掛?がかけられているのが上品な印象でした。
参考記事:
清方/Kiyokata ノスタルジア (サントリー美術館)
清方/Kiyokata ノスタルジア 2回目(サントリー美術館)
11 森村宜永 「夕顔」
源氏物語の夕顔の帖を描いた掛け軸です。左下に光源氏の牛車の後部と思われるものが描かれ、右上には夕顔を扇子の上に乗せて家の中から出てくる童女(夕顔の君)が描かれています。おたふくのような顔で当時の美人風かな。青く細かい文様の薄い衣をまとっていて、右の御簾越しに袴が見えている表現が見事でした。掛け軸上部には金箔・銀箔が散らされ雅な雰囲気があります。
10 小早川清 「美人詠歌図」
蒔絵の燭台のもと、筆を持って歌を詠むオレンジ色に貝のような模様の着物を着た女性が描かれています。その上の白い着物には扇が散らされていて優美な雰囲気があります。服が織り成す曲線も美しく好みです。解説によると、この画家は清方の弟子だそうで、確かに師匠に通じるものを感じました。
この辺には菱田春草の作品などもありました。
5 荻生天泉・吉村忠夫・松岡映丘 「伊勢物語」
これは合作の巻物作品で、場面ごとに描いている人が違います。特に好みなのは松岡映丘の「河内越」のシーンで、これは夫の身を案じる妻が歌を詠むのを夫がこっそり見て、浮気心をなくすという内容のようです。そう言われると竹垣に隠れている夫がちょっと後悔したような顔に見えるかな。平坦で明るく柔らかい色合いでした。
参考記事:生誕130年 松岡映丘-日本の雅-やまと絵復興のトップランナー (練馬区立美術館)
この辺には鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿などの浮世絵なども並んでいました。
7 池田輝方 「夕立」
これはだいぶ前にご紹介しましたが、六曲一双の屏風です。右隻は額堂(絵馬を収めるお堂)の中で雨宿りしている江戸の庶民たちが描かれています。着物の裾を絞っている女性、髪を直す女性、柱に手をおいて外をぼーっと見ている若い男、傘を持った男女など、突然の雨で一時避難といった感じです。左隻は大きな門と壁が描かれ、その上に緑のイチョウ、門の下(画面の左下辺り)には2人の男女が雨宿りしていました。色合いと端正な顔立ちをした人々のせいか、全体的に理想化されたような雰囲気があるように思います。どこか懐かしさも感じました。
参考記事:没後60年記念上村松園/美人画の粋(すい) (山種美術館)
13 北沢映月 「想(樋口一葉)」
原稿用紙の乗った机の前に座り、こちらをじっとみている着物姿の樋口一葉を描いた作品です。その周りは暗い夜に雪が降っているような感じで、3人の人物が白い輪郭で描かれていました。これは樋口一葉の作中人物達で、花を持った『たけくらべ』の美登利(右)、杯を持つ『にごりえ』のお力(中央)、人力車?に乗る『十三夜』のお関(左)だそうです。雪も樋口一葉が想いを寄せた人とのエピソードに関係しているそうで、幻想的かつ樋口一葉の作品や人となりをよく表している作品のようでした。
<第2章 舞妓の美>
続いては舞妓を描いた作品が並んだコーナーでした。
21 小倉遊亀 「舞う(舞妓)」「舞う(芸者)」
金地を背景に、対になって向きあうように(1枚に1人ずつ)2人の舞妓が描かれた作品です。右の女性は黒い着物で、手を上げて舞っています。左の女性は扇子を持って舞っていて、赤い帯に紫の服を着物を着ていました。2人とも煌びやかな刺繍がされて絢爛な雰囲気があり、表情は微笑んでいるように見えて楽しげに思えました。
参考記事:日本美術院の画家たち (山種美術館)
この辺は橋本明治や片岡球子などの作品も並んでいました。
24 伊東深水 「雪中美人」
赤い帯に黄色い着物の女性が傘を差して振り返る様子を描いた作品です。背景には雪の積もった紅梅も描かれていますが、それ以上に女性の着物の桜の文様が華やかで明るく目を惹きました。女性も色っぽくて、気品があります。
参考記事:伊東深水-時代の目撃者 (平塚市美術館)
<第3章 生活の中の女性たち>
続いての3章は生活の中の女性たちを描いた作品のコーナーで、主に明治以後の市井の女性をモデルにしているようでした。
37 伊東深水 「春」 ★こちらで観られます
2人の着物の女性が寄り添うようにして右の女性が楽しそうに左の女性に耳打ちしている様子が描かれています。2人ともモダンな雰囲気の柄と色の着物を着ていて、くっきりとした線で描かれているせいか締まった感じがします。右の女性は目を閉じているように見えて、近くでじっくり観るとまつげの下に薄っすらと瞳が描かれていて驚きました。
この辺には安井曾太郎や清方の版画などもありました。清方の作品にハート型を使ったものもあったのは面白かったです。
<第4章 上村松園と美人画>
最後は上村松園の作品を集めたコーナーで、私はこのコーナーが一番楽しめました。
参考記事:
上村松園展 (東京国立近代美術館)
上村松園 素描、下絵と本画 (川村記念美術館)
57 上村松園 「詠哥」
簪をして、花模様の赤い着物に薄緑の衣の女性が描かれた作品です。筆と紙を持ち歌を詠んでいるようですが、左を向いて誰かと話しているようにも見えます。赤い帯には細かい金の刺繍が施されているなど、雅やかな雰囲気がありました。
61 上村松園 「庭の雪」
水色の着物を着た女性が袖に手を入れて寒そうなポーズをしていて、その右には雪が3~4ほど舞っています。この女性は雪を観ているのかな? 解説によると女性の襟にピンクの布がかけられているのは江戸時代後期に上方で流行った「油取り」というものだそうです。また、髪型も「お染髷」という江戸後期~明治頃に流行ったものだそうです。この作品自体は昭和23年に描かれていますが、しっかりと時代考証をしている様子もわかる作品のようでした。
この近くには松園が描いた作品と髪型についての考証が描かれた解説ボードがありました。よくここまで描いたものだと驚かされます。
53 上村松園 「春芳」 ★こちらで観られます
髪を「元禄勝山」という形に結った武家の女性を描いた作品です。袖を口元に寄せて、右下にある梅の枝を見ているようです。着物の色の取り合わせも美しく、凛とした雰囲気がありました。
58 上村松園 「娘」
左手で針を持ち、右手で糸を通そうとしている江戸時代の町娘を描いた作品です。じっと糸を観る表情は真剣で、可愛らしくも緊張した雰囲気がありました。松園はこうした一般女性もよく描いたそうです。
この辺には「牡丹雪」などもありました。ザ・ベスト・オブ・山種コレクションでも取り上げていたほどの作品です。
参考記事:ザ・ベスト・オブ・山種コレクション [前期] 江戸絵画から近代日本画へ (山種美術館)
続いては第二会場です。こちらも小部屋にところ狭しと松園の作品が並んでいました。
50 上村松園 「夕べ」
団扇を持った着物の女性が、簾を開けて出てくる様子を描いた作品です。すらっとした立ち姿で、上目遣いなのが色っぽく見えます。簾越しに透けた着物の表現も見事で、清涼感のある作品でした。
ここには「新蛍」「蛍」もあり、蚊帳や簾に透ける表現の3枚が並んでいました。
47 上村松園 「桜可里」
扇子を持って綿帽子をかぶった雪輪模様の着物の女性と、花の付いた桜の枝を持っている少女を描いた作品です。この雪輪紋も江戸の実例に学んでいたものだそうで、時代考証もしっかり行なっている様子が伺えます。この作品は何度か観ていますが、楽しげで好みの作品です。
ということで、タイトルの割には清方と深水は少なかったように思いますが、松園に関しては良い作品を観られたと思います。松園のコレクションを一気に観たい方には良い機会かもしれません。
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Comment
こんにちは
思わずコメントしてしまいました。。
先日の金沢駅のもてなしドーム。これ設計した人が大学に非常勤講師で来ていて、自分そのひとの講義を半年間受けたんですよ。
あのドームのトラス(骨組み)の部分は確か・・アルミを使っていて、通常の鉄よりも綺麗に仕上がっているみたいです。
それ自慢してたの思い出しましたww
省エネ的にも優れているみたいですよ。
先日の金沢駅のもてなしドーム。これ設計した人が大学に非常勤講師で来ていて、自分そのひとの講義を半年間受けたんですよ。
あのドームのトラス(骨組み)の部分は確か・・アルミを使っていて、通常の鉄よりも綺麗に仕上がっているみたいです。
それ自慢してたの思い出しましたww
省エネ的にも優れているみたいですよ。
Re: こんにちは
>学生SYさん
コメント頂きありがとうございます^^
あれを設計された方の講義を受けていらっしゃったとは凄い経験ですね。
内部のドームの骨組みは見た目も綺麗だし雪の重みにも耐えられるというのは大変でしょうね。
強度の面でもアルミのほうが良いのかな?
駅を出た瞬間のすげえ!という感じはあの骨組みの迫力によるものかなとw
コメント頂きありがとうございます^^
あれを設計された方の講義を受けていらっしゃったとは凄い経験ですね。
内部のドームの骨組みは見た目も綺麗だし雪の重みにも耐えられるというのは大変でしょうね。
強度の面でもアルミのほうが良いのかな?
駅を出た瞬間のすげえ!という感じはあの骨組みの迫力によるものかなとw
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多分、年に70~100回くらい美術館に行ってると思うのでブログにしました。写真も趣味なのでアップしていきます。
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